概要
鬼怒川にほぼ平行して南北に走る非電化路線。水海道駅~取手駅間は複線化されており、ラッシュ時には毎時10本近くの列車が走るなど通勤列車としての役割も担っている。
水海道以南は列車の本数も多く電化したほうが良さそうに見えるが、これは石岡市柿岡に地磁気観測所があり、直流電化では地磁気観測に影響を与える可能性があるためである。影響を与えない方式で電化を目指したものの費用との兼ね合いで断念。そのため全国でも珍しい「複線非電化」の区間を持つ路線となった。ちなみに常磐線取手以北やつくばエクスプレス守谷以北が交流電化なのも同じ事情が絡んでいる。
2015年9月10日に茨城県・栃木県を襲った集中豪雨のために常総市内の鬼怒川が破堤し、線路設備等に多大な悪影響を及ぼしたため、当分の間運転を見合わせることとなった。同年11月16日には全線で通常運行に戻った。
駅一覧
駅名 | 快 速 |
○駅周辺施設・■乗り換え路線 |
---|---|---|
取手駅 | ● | ■JR東日本 常磐線、常磐線各駅停車 ○ボックスヒル 取手店 |
西取手駅 | ● | ○キヤノン 取手事業所 |
寺原駅 | ● | ○取手市役所 |
新取手駅 | ● | ○マスダ 新取手店、ジェーソン 新取手店 |
ゆめみ野駅 | ● | ○ |
稲戸井駅 | ● | ○グリーンスポーツセンター、取手医師会病院 |
戸頭駅 | ● | ○マスダ 戸頭店 |
南守谷駅 | ● | ○西友楽市 守谷 |
守谷駅 | ● | ■首都圏新都市鉄道 つくばエクスプレス ○イオンタウン 守谷 |
新守谷駅 | | | ○サンテラス守谷(アピタ入居) |
小絹駅 | | | |
水海道駅 | ● | |
北水海道駅 | | | |
中妻駅 | | | |
三妻駅 | | | |
南石下駅 | | | |
石下駅 | ● | |
玉村駅 | | | |
宗道駅 | | | |
下妻駅 | ● | ○イオン下妻SC(バス乗り換えの必要有り) |
大宝駅 | | | |
騰波ノ江駅 | | | |
黒子駅 | | | |
大田郷駅 | | | |
下館駅 | ● | ■JR東日本 水戸線、真岡鐵道 真岡鐵道線 |
使用車両
- キハ300系列
-
外観の通り、旧国鉄キハ30・35の払い下げ車両。
常総線のかつての主力車であった。 - キハ310形
- 旧国鉄キハ16・17形をベースに関鉄オリジナルの3ドア20m車体を載せた車両。登場時は竜ヶ崎線のキハ532号車に似た前面であったが、現在は後述のキハ0形とほぼ同じ前面になっている。
ワンマン運転対応化改造を行った際、車内化粧板の総取替え・LED式情報装置の搭載・ドアチャイム追加などの関鉄お得意の魔改造が行われた。 - キハ0形
- 旧国鉄キハ20形の部品と、こちらも関鉄オリジナルの3ドア20m車体を組み合わせた車両。
前面はキハ310形とは違い、某大手私鉄の8000系に近い印象のものとなっている(現在では310形も同じ前面に改造された)。
こちらも310形同様、ワンマン運転対応化と同時に魔改造を受けた車両。 - キハ2100系列
-
それまでボロ・・・ゲフンゲフン旧型車や譲渡車ばかりだった常総線に突如現れた、久しぶりの新製車両。
標準規格とはいえ旧来の関鉄のイメージを一新した近代的な車体や新型エンジンによる走行性能の向上は、常総線の新時代を予感させた。
詳細は「関東鉄道キハ2100形」の項目にて。
関連動画
関連項目
- 4
- 0pt