干し芋(干しイモ、ほしいも)とは、蒸したサツマイモを干した食品である。乾燥いもとも。
概要
市販品ではタマユタカ(玉豊;見た目の特徴としては皮が白い)など干し芋に向く品種を使っている場合が多い。イモを蒸し皮をむいた後に平切りにし、日光と冬の乾燥した寒風に何日もさらして干して完成する。寒風にさらすことで芋のデンプンが糖に変わるため甘くなるという。
完成品はそのままでも食べられるが、少し焼くと甘みが増す。白い粉が吹いていることもあるが干し芋の糖分が出たものなので問題なく食べられる。よっぽど悪い保管方法で白カビが生えた場合は別だが。
生産は茨城県(特に東海村、ひたちなか市など)が圧倒的に多い。これは火山灰土である関東ローム層のためサツマイモの生産が盛んで、さらに冬に晴天が多くそこへ乾燥した寒風が吹くという気候が干し芋作りに向いているためと言われる。もっとも最近は安価な中国産も見られるようになっている。
ネットショッピング世界的大手amazonの日本語版利用者にとっては、贈答品として様々な種類のこれを所望する人が多い食品としてよく知られている。このことは希望する製品をまとめて表示し、直接購入して送付してもらうことが可能な特設ページが実装されていることからも明らかである。ページタイトルにもそう書いてあるんだから間違いない。しかし、近年ではこれを悪用し、全くジャンルの違う商品を一覧内に貼る人も多い。正しい使い方はアンサイクロペディアなどを参照。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 1
- 0pt