平成イヌ物語バウとは、テリー山本の漫画『バウ』を原作とするテレビアニメである。
概要
自由奔放で傍若無人な犬のバウを主人公としたコメディーアニメである。
テレビ朝日系で1993年10月14日から1994年9月22日まで放送され、計40話制作された。
長らくDVD化はされていなかったが、2014年5月に全話を収録したDVD-BOXが発売された。
1994年には「東映アニメスペシャル」のうちの一本として、「GS美神」「らんま1/2」と劇場で同時上映が行われた。こちらは2015年5月現在、ソフト化はされていない。
あらすじ
売れない漫画家倉元の住むアパートの玄関にバウが現れた。倉元は当初バウを追い払うものの何度もやってくるバウに愛着を感じ餌を与えるなどして居候させていた。
そんなある日、バウを散歩させていたところ犬神大五郎と出会い、彼が襲われたところをバウが助けて気に入られる。 その後、大五郎の娘さやかの通う学校に侵入した際に、さやかに気に入られ犬神家で飼われることになるが・・・。
主な登場人物
- バウ- CV:園部啓一
本作の主人公でブルテリア犬の雄犬。大五郎からは駄犬と呼ばれている。顔芸が得意であり、多彩な表情と鳴き声でその時の感情を表現する。
- 犬神さやか- CV:本多知恵子
小学校3年生の女の子で犬神家の裏の支配者。大五郎をはじめとする犬神家の人々は彼女に逆らうことができない。「バウバウ」と鳴くことからバウと名付けた名付け親。
- 犬神大五郎- CV:青森伸
いわゆるあの筋の方で組長。非常に強面であり豪快な人物だが優しい一面もある。大の犬好きであるがバウが嫌いである。バウ以外にもシェーンとブーマーの2匹の犬を飼っている。
- 近藤三郎(サブ)- CV:荒川太郎
白のスーツに黒のYシャツとサングラス、そしてタラコ唇の強面の男で大五郎の子弟である。
しかし、そうした姿と裏腹にドジっ子でありパシリである。
- おばあちゃん- CV:京田尚子
大五郎の母。非常に礼儀作法に厳しく、バウをはじめとする犬神家の人物に規則正しい生活習慣を身に付けさせようとする。大五郎も煙たがる偉大なるばあさんである。さやかに次ぐ支配者。
- ナレーション- CV:堀内賢雄
状況説明をするだけでなく、状況に合わせた解説を加える。時には登場人物に対してツッコミを入れたり、動物の生態について説明したり客観的な意見を述べるなどこのアニメに欠かせない存在である。
- 倉元- CV:飛田展男
売れない漫画家でバウの最初の飼い主である。フリーターで暇人そしてバウとは腐れ縁。
主題歌
- オープニングテーマ
「大キライ!」
作詞:渡瀬マキ、作曲:川添智久、編曲:LINDBERG、須貝幸生、神長弘一、歌:LINDBERG
- エンディングテーマ
「二人きりで行こうよ」
作詞:渡瀬マキ、作曲:小柳昌法、編曲:LINDBERG、須貝幸生、神長弘一、歌:LINDBERG
「年がらノー天気」(第31話~)
作詞:AIKO、作曲:北村雅彦、編曲:加藤みちあき、歌:バウ、エド山口
関連動画
関連項目
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