平沢進(ひらさわすすむ サトワン暦8839年4月1.5日~)は、ステルス・メジャーであり[1]、音楽家であり、音楽プロデューサーであり、CGアーティストであり、なで肩でもある年齢不詳の[2]68歳である。
愛称は「師匠」「ヒラサワ」「おっさん」など。有限会社ケイオスユニオン所属。
概要
1954年、東京にて出現が確認される。小学4年生の頃からギターを始め、翌年には「年上の人達とバンドを組んでいた」などの話もある。
高校を卒業し、専門学校へ進学後の1970年代前半からは、プログレッシブ・ロックバンド「マンドレイク」のボーカル・ギターとして活動していたが、どんどんと硬直化するプログレというジャンルに嫌気が差し、テクノポップに路線を変更。1979年にはマンドレイクを発展解消して「P-MODEL」を結成、メジャーデビューを果たす。直後にはプラスチックスやヒカシューらとともに、70年代後半から80年代に社会現象とまでなったテクノポップブームを巻き起こした。彼らはテクノ御三家/三大テクノと呼ばれ、数多くのテレビ出演も果たした。
しかし、人気の高まりの中にあったこの当時の平沢が最も生活的に困窮していたが、当時の平沢は既に「有名人」で顔も公に割れていたため、表立ったアルバイトを行うことすら出来なかった。結果的に水面下で働くことが可能なシンセサイザー講師の職業に就き、この時に出来たコネがきっかけでCM音楽の制作などを始めるようになったが[3]、このCM音楽制作において「多種多様な音楽を作る」経験をする。これが後のソロ活動に繋がるとは本人もよもや思わなかったであろう。
1988年「凍結」という形でP-MODELは活動を一旦休止し、その翌年には初のソロ作品『時空の水』を発売。P-MODELの音楽とは全く違う、いわば「テクノからの脱却」を見せた。その後2作のアルバムを発表した後、1991年からはP-MODELの活動が「解凍」。2000年に「培養」宣言を出すまで並行して活動を続けて、一時期はソロとP-MODELで年2枚のアルバム制作、P-MODELのツアーと自身のソロライブを行うというフル活動を行っていた。
インタラクティブ・ライブ
1994年からは、自身のライブ公演において「インタラクティブ・ライブ(INTERACTIVE LIVE)」を開始。主に新作アルバムのライブはこの形式で行われる。
これは客席にいるオーディエンスの反応(歓声、拍手など)や、インターネットからの「在宅オーディエンス」の参加(1998年に開始)によって、ストーリー仕立てになっているライブの結末が変わるというもので、正しい方向へ導かれないとバッドエンドやゲームオーバーが待っていることも。
なお、2000年開催の「INTERACTIVE LIVE SHOW 2000 『賢者のプロペラ』」は、「デジタルコンテンツグランプリ2001」において経済産業大臣賞とエンターテイメント部門最優秀賞を獲得している。
音楽の著作権・権利
日本音楽著作権協会(JASRAC)やレコード会社、それに付随する出版会社の「権利管理」「版権関係におけるトラブル処理への(JASRACの)未介入」などに疑問を持ち、“自分の好きな出版会社と自由に契約したい”と一回ゴネた経験を持つ[4]。なお、平沢はP-MODEL時代の曲において、音楽出版会社とのトラブルから100曲ほどの著作権料が支払われなくなるというトラブルも抱えている[5]。
1999年にはMP3という圧縮音源の出現によって、プロのミュージシャンとして初のインターネットでの音楽配信を始めた。現在もファンに向けて既存曲の別アレンジ版を有料配信したり、アルバムのリードトラックを無料配信したりするなど、配信を活用しているとも言えよう。
Talboと平沢進
東海楽器製造が生産・販売を行うオールアルミ製ギター「Talbo(タルボ)」の最初期からのユーザーとして知られる。その未来的な風貌と「売れないかもしれない」という思考から使い出したという、まさにツンデレひねくれ者の平沢らしいエピソードもある。
平沢所有の初代Talboは90年代半ばまで使われた。しかし、平沢の予測通り売れ行きが芳しくなかった上、東海楽器が経営危機(海外メーカーのコピーモデルを製作していたところ、そのうちの1社であるフェンダーから訴訟を受け敗訴、モデルの販売停止に追い込まれ会社更生法を出した)に陥ったことで生産・補修を終了していたことから、徐々にステージでの使用をフェードアウト。同時期からフェルナンデスに作ってもらった「PHOTON」というTalboモデルの木製ギターを使用するようになった(現在はサブギター)。
なお、この初代Talboであるが、2011年にリペアを受けて「TALBO-ASTRO」として生まれ変わった(参考リンク:Twitpic / hirasawa)。ボディはそれまでのシルバーからゴールドへ生まれ変わったほか、各所に変更が施されている。
2004年開催の「核P-MODEL 1st LIVE 『トーキョー・ビストロン』」から、現在に至るまで使っている2代目Talboには「ICE-9」という名前が付けられ、同名のアルバムもリリースされた。なお、ICE-9は池部楽器店が主導する「TALBO Secret FACTORY」によって作られ(「TALBO-ASTRO」のリペアも担当)、平沢の意向で仕様がオープンになっているため、ICE-9と同スペックのTalboをオーダーすることも可能である。
ちなみに、現在Talboユーザーといえば代表に挙がるのはHISASHI(GLAY)だろうが、彼は平沢に影響を受けてTalboを使い始めたギタリスト・Hackai、また平沢とも親交があったボーカル・ケラらを擁する有頂天に影響を受けTalboユーザーになったんだ。だからHISASHIは平沢一派おや、誰か来たようだ。
今敏と平沢進
アニメ監督・今敏は平沢のファンとして有名であり、自身の作品『千年女優』(2002年)、『妄想代理人』(2003年・WOWOW)、『パプリカ』(2006年)の主題歌や劇伴制作の際に平沢を起用している。その熱狂ぶりは頻繁に平沢のライブへ足を運ぶほどのもので、度々ファンからの目撃情報が出ることもあった。
ファンになったきっかけは、今をこの業界に誘い入れた北久保弘之からP-MODELのアルバム『SCUBA』を聞かされたことである[6]。その後、今の高校時代からの友人で音楽ライター/雑誌編集者の高橋かしこから平沢を紹介され、知り合う。後に別ルートから仕事で共演し、以降は公私共に親しい関係であった。
2010年8月24日に今が逝去した際には、出棺時の音楽として平沢の楽曲「ロタティオン (Lotus-2)」が使用されている[7]。
タイと平沢進
タイ王国との関わりが非常に強いことで知られる。元々1994年頃にプーケットへ「ファンクラブ旅行の下見」で訪れた程度であったが、文化やタイ国民の人間性に強い興味を持ち(現在は「タイショック」などと呼ばれている)、その後の作風にも大きく影響を与えた。現在も国外逃亡と称して度々タイを訪れている他、楽曲の制作も行っている。勿論タイ語も使える。
また、タイの性別適合手術を行った男性(性同一性障害の克服のため。いわゆるニューハーフ)に興味を示し、私的に交流を行っている。当初平沢は“彼女”らを表す際、“彼女”らが自らを指すため使っていた「カトゥーイ(kathoey)」と呼称していたが、タイでは侮蔑の意味も含む単語となることを知って以降、“第二の女性”を意味する「サオプラッペーッソーン(saopraphetson)」を平沢なりに略した「SP-2」を用いるようになった[8]。2008年にはSP-2と平沢の交流記や平沢が撮影したSP-2の写真を纏めた書籍も出版されている。
核P-MODEL
2004年から平沢が行っているプロジェクト(不定期)。P-MODELとは全く異なるものと定義され、公式サイトの説明(リンク切れ)には
不可思議な物質(あるいは生物?)「アシュオン」にまつわる 大規模な人体実験として活動を続けたP-MODELは、その20年にも及ぶ実験レポートを既出「太陽系亞種音」の中に公開し、静かに「培養期」へと突入した。
2004年のある日、P-MODELの再編成を待たずして異変は起こった。
同じく「生物説」に基づき培養器の中で観察されていた「アシュオン」の、核とも呼べる中心部に突如生じた能動的活動パターン。執拗に繰り返されるパターンに「意志」を見たヒラサワは、 その活動そのものを「核P-MODEL」と命名し、一人パターンの翻訳に没頭した。
とあるが、要するに平沢が一人でP-MODELをやりたかっただけ……ではなく、P-MODELとしての活動を予定していたものの、メンバーの招聘に失敗したことで平沢が個人で行うことになった、というのが正しい。
現在までにアルバム3枚(うち平沢との共作名義1枚)、シングル2枚、DVDを発売したほか、2004年には東京・全労済ホール スペース・ゼロで、2014年にはサポートにPEVO星からPEVO1号を迎え赤坂BLITZと、平沢とのジョイント名義でエプソン品川アクアスタジアムでライブを行っている。
主な作品
スタジオアルバム | シングル | その他のアルバム | 映像作品 |
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- 時空の水
- (1989年9月1日、ポリドール)
- サイエンスの幽霊
- (1990年5月25日、ポリドール)
- Virtual Rabbit
- (1991年5月25日、ポリドール)
- AURORA
- (1994年2月25日、ポリドール)
- Sim City
- (1995年8月2日、ポリドール)
- SIREN
- (1996年8月1日、日本コロムビア)
- 救済の技法
- (1998年8月21日、日本コロムビア)
- 賢者のプロペラ
- (2000年10月6日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- BLUE LIMBO
- (2003年2月13日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- 白虎野
- (2006年2月2日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- 点呼する惑星
- (2009年2月18日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- 現象の花の秘密
- (2012年11月23日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- ホログラムを登る男
- (2015年11月18日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- BEACON
- (2021年7月28日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
スタジオアルバム | シングル | その他のアルバム | 映像作品 |
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- 世界タービン / ソーラ・レイ
- (1990年5月25日、ポリドール)
- バンディリア旅行団 / ハルディン・ホテル
- (1991年6月25日、ポリドール)
- 魂のふる里 / フィッシュ・ソング
- (1992年4月10日、ポリドール)
- サイレン *Siren*/ 電光浴 (default version)
- (1996年8月1日、日本コロムビア)
- BERSERK -Forces-
- (1997年11月1日、日本コロムビア)
- アンチ・ビストロン (Mecano Version) (核P-MODEL)
- (2005年6月30日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- Big Brother - 可逆的分離態様 (核P-MODEL)
- (2008年4月3日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- Tetragrammaton (Susumu Hirasawa+InhVmaN)
- (2008年6月25日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
- Aria
- (2012年2月4日、TESLAKITE/ケイオスユニオン)
スタジオアルバム | シングル | その他のアルバム | 映像作品 |
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- SCUBA (P-MODEL)
- (1984年10月10日、宝島社) - コンセプトアルバム
- error CD
- (1990年10月25日、ポリドール) - ライブアルバム
- DETONATORオーガン 1
- (1991年7月25日、ポリドール) - サウンドトラック
- DETONATORオーガン 2
- (1991年10月25日、ポリドール) - サウンドトラック
- DETONATORオーガン 3
- (1992年3月25日、ポリドール) - サウンドトラック
- 魂のふる里
- (1992年5月2日、ポリドール) - ベストアルバム
- グローリー戦記
- (1993年1月25日、ポリドール) - サウンドトラック
- SCUBA RECYCLE (P-MODEL)
- (1995年11月30日、DIW/SYUN/ディスクユニオン) - リアレンジアルバム
- 剣風伝奇ベルセルク オリジナルサウンドトラック
- (1997年11月6日、バップ) - サウンドトラック
- ロストレジェンド ~失われた伝説の大陸~ オリジナルサウンドトラック
- (1999年4月25日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - サウンドトラック
- ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章 オリジナルゲームサウンドトラック
- (1999年12月15日、マリン・エンタテインメント) - サウンドトラック
- SOLAR RAY
- (2001年10月11日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - リアレンジアルバム
- 千年女優 オリジナルサウンドトラック
- (2002年9月6日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - サウンドトラック
- SWITCHED-ON LOTUS
- (2004年1月10日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - リアレンジアルバム
- 妄想代理人 オリジナルサウンドトラック
- (2004年5月12日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - サウンドトラック
- ビストロン (核P-MODEL)
- (2004年10月7日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - スタジオアルバム
- ICE-9
- (2005年8月30日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ギターアルバム
- 「パプリカ」オリジナルサウンドトラック
- (2006年11月23日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - サウンドトラック
- 映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界
- (2007年6月7日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ベストアルバム
- PHONON2550 LIVE
- (2008年4月23日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブアルバム
- 突弦変異
- (2010年6月23日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - リアレンジアルバム
- 変弦自在
- (2010年11月10日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - リアレンジアルバム
- гипноза (Gipnoza) (核P-MODEL)
- (2013年11月6日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - スタジオアルバム
- LIVEの方法2『導入のマジック』 (平沢進・核P-MODEL)
- (2014年5月21日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブアルバム
- Ash Crow - 平沢進 ベルセルク サウンドトラック集
- (2016年9月14日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - サウンドトラック
- 第6フォルマント
- (2017年12月21日、TESLAKITE/ケイオスユニオン。TESLAKITE ONLINE SHOP限定販売) - 朗読と音楽を組み合わせたミニアルバム
- 回=回 (核P-MODEL)
- (2018年9月5日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - スタジオアルバム
- RUBEDO/ALBEDO(平沢進+会人)
- (2023年2月3日、Bandcampでリリース。デジタル配信限定) - FUJI ROCKアレンジのスタジオ音源集
- 植物電子の本
- (2024年9月17日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ギターアルバム
スタジオアルバム | シングル | その他のアルバム | 映像作品 |
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- error
- (VHS 1990年9月21日、ポリドール) - ライブビデオ
- making of tokyo paranesian
- (VHS 1994年10月、HIRASAWA BYPASS) - ライブ映像+メイキング
- 平沢三幕三時間 HIRASAWA error ENGINE 上/下
- (VHS 1994年11月、HIRASAWA BYPASS) - ライブビデオ
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- (VHS 1995年12月、HIRASAWA BYPASS) - ライブビデオ
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- INTERACTIVE LIVE SHOW 2000 賢者のプロペラ Version1.4
- (VHS/DVD 2001年5月15日(通販)/2001年10月11日(店頭)、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- LIVE SOLAR RAY Hirasawa Energy Works_Solar Live
- (VHS/DVD 2002年9月24日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- Interactive Live Show 2003 LIMBO-54
- (DVD 2003年11月26日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- INTERACTIVE LIVE SHOW 1995 SIM CITY
- (DVD 2003年11月26日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- LIVE VISTORON (核P-MODEL)
- (DVD 2005年4月1日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- GREEN NERVE PRESENTS 反射の集いは氷の9 ICE-9 LIVE&TALK EVENT
- (DVD 2006年9月26日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- INTERACTIVE LIVE SHOW 2006 「LIVE 白虎野」
- (DVD 2007年10月31日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- GREEN NERVE PRESENTS P-0
- (DVD 2008年8月18日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - 記録映像集
- PHONON2550 VISION
- (DVD 2008年10月30日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- PHONON2551 VISION
- (DVD 2009年9月15日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- INTERACTIVE LIVE SHOW 2009 「LIVE 点呼する惑星」
- (DVD 2010年2月15日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- PHONON2553 VISION
- (DVD 2011年5月30日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- 東京異次弦空洞
- (DVD 2011年11月30日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- PHONON2555 VISION
- (DVD 2013年8月19日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- ノモノスとイミューム
- (DVD 2015年1月28日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- パラレル・コザック (核P-MODEL)
- (DVD 2015年6月3日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- HYBRID PHONON (平沢進 × 核P-MODEL)
- (DVD 2017年4月11日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- WORLD CELL 2015
- (DVD 2019年7月11日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- 第9曼荼羅
- (DVD 2021年3月、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
- LIVE回=回
- (DVD 2022年10月24日、TESLAKITE/ケイオスユニオン) - ライブビデオ
20世紀+BOX HALDYN DOME
「時空の水」から「救済の技法」までのアルバム+シングルCDの別バージョン、初のCD化となる「カムイミンタラ」からのサントラ曲集、「旬」「不幸のプロジェクト」「グローバル・トロッターズ」などレア楽曲や発掘音源まで全192曲16枚のCDに収録。 オールカラー100ページの書き下ろしブックレットも付いてお値段なんと31,500円!
テスカライト・オンラインショップでのみ販売されている。少量限定生産なのでいつ無くなるかは不明。
タイトルが“20世紀”となっていながら、20世紀以降の音源もあるけど気にしないように。
平沢進ソロデビュー25周年企画
ユニバーサルミュージックからポリドール在籍時のソロ・ワークスを総括する新規編成の2枚組ベスト盤である『Archetype | 1989-1995 Polydor years of Hirasawa』が2014/9/24に発売。
同時に「ポリドール・イヤーズ ソロ・ワークス リイシュー企画」としてポリドール在籍時のソロアルバムをリマスタリングして発売(他にポリドール在籍時のサウンドトラックやライブアルバムも販売)。
- 時空の水
- 解説:高橋かしこ(ファッシネイション)
- サウンド解説:國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン)
- サイエンスの幽霊
- 解説:神尾明朗
- サウンド解説:國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン)
- ヴァーチュアル・ラビット
- 解説:中野泰博(Shop Mecano)
- サウンド解説:國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン)
- 当時FC会報でしか発表されていない、平沢進による「ヴァーチャル・ラビット物語補足」も併録
- オーロラ
- 解説:高橋かしこ(ファッシネイション)
- Sim City
- 解説:生井秀樹(写真家)
- Symphonic Code
- 解説:田中雄二(映像プロデューサー)(新規解説を寄稿)
- error CD+DVD Live at 渋谷公会堂 1990.07.11.
- 音源としても長らく廃盤、映像もVHSで発売されたままだったものをDVD化。映像パートもリマスタリングされ、音質は向上している。
ライヴ機材解説:國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン)
その他
ニコニコ動画での平沢進
一般的にファンの間では「師匠」という愛称で呼ばれているが、ニコニコでも「師匠」「おっさん」と呼ばれ大いに遊ばれて親しまれている。また、平沢の音楽は数多くの動画のBGMや、VOCALOIDが歌うカバー曲として使われ、日々新たなファンを生み出している。
削除対応
削除動画の権利者表記は「有限会社ケイオスユニオン」。自身の楽曲のうち7割近く(スタジオテイクのみで換算)がニコニコ動画上にアップされているが、平沢本人が半ばこのようなアップを黙認していたという側面もあることから[9]、権利者による削除はほとんど行われていない。現在までに削除対象となったのは、有料コンテンツ(自身のサイトで配信されている映像)である「平沢進の亜種音TV」が主。
動画詳細 | 対象物 |
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【平沢進】CMギョーカイの裏話 | - |
パプリカ OST 平沢進-「Paprika Original Soundtrack」 | - |
平沢進はいかに寛大か | 準日常、他 |
平沢進 東京異次弦空洞 「Solid Air 」 | Solid air |
ただし、平沢進の関連動画のうち、以下のものについては2021年9月に「やめてくれ」としている。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
- 平沢進 Susumu Hirasawa (P-MODEL) Official site
- 公式サイト。正式な情報発信が行われるほか、平沢進が今まで関わった作品の情報や、楽曲の無料・有料配信ページもあるので覗いてみよう。
この項目の内容ははすべて終わりました。「えー」じゃない。とっとと帰りなさい。
では、解散。
脚注
- *Twitter / Susumu Hirasawa: 44,751人もフォロアーが居て「マイナー」表明に同意されないのなら、私は「ステルス・メジャー」を標榜する。
- *Twitter / Susumu Hirasawa: あのな、だいぶ前から「年齢不詳」ということでコントロールしてるんだからな。
- *凝集する過去 還弦主義8760時間 introduction 平沢ソロのできるまで
- *「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言
- *MP3音楽配信を開始した「P-MODEL」の平沢進氏に聞く
- *Twitter / 佐倉 大 (北久保弘之): @hirasawa. 初めまして、平沢さん。北久保弘之と言います。今 敏さんをアニメ業界に引っ張りこんだのも、P-MODELのスクーバを聴かせたのも北久保です。俺もアニメの監督を演っててしかも今さんと俺は同い年でした。平沢さんの心中、お察しします。又一人貴重な人材が旅立ちました。
- *Twitter / Susumu Hirasawa: 本日も告別式ではずっとヒラサワ曲が流れ、出棺は「ロタティオン」だったそうだ。偉大な今さんの人生のフィナーレに私ごときの音楽が役に立てて光栄の極みである。正座。合掌。今さん、恐縮です。
- *NO ROOM - Phantom Notes 「カトゥーイ」禁止令
- *ソロデビュー20周年記念・平沢進ロングインタビュー【後編】 平沢進が語る、音楽の新しいスタンダード
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