平野レミ単語

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ヒラノレミ

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平野レミとは、シャンソン歌手・料理愛好家である。

概要

フランス文学者の平野威馬雄の長女として生まれる。父の影響もありフランス語でシャンソンを歌うようになり、高校中退後はプロのもとでシャンソンを学んだ。卒業後はレコード歌手となるが、シャンソンの仕事があまりないことに疑問を持ち、1972年の「かもねぎ音頭」からレコードでの活動は中断することとなった（その後、1988年・2006年にCDを出している）。

シャンソン歌手としての活動の傍ら、1970年代にはラジオ番組にも出演した。当時から奇妙な発言が多く、生放送で番組スポンサーの缶詰について、「ねえ久米さん、この缶詰にベトコン（ベトナム戦争のゲリラ兵）の肉が入っているってホント～？」と発言し、共演者の久米宏がマイクで頭を叩いたというエピソードがある。のちに夫となる和田誠が平野レミの紹介を久米に頼んだ時も、「あの人は絶対やめたほうがいいです」と久米は断っていた。

結婚してから夫と子供のために毎日料理を作るようになった。その後、料理のレシピの仕事が舞い込み、普段通りの料理のやり方を雑誌で紹介したところ、好評となりテレビの仕事も入るようになった。

テレビ初放送ではトマトを手で潰したことで、「下品だ」という苦情が入ったものの、新聞の批評で「ユニークで面白い」と書かれたこともきっかけとなり、以降も料理愛好家として活動している。

料理

現在は、NHKの「きょうの料理」や「あさイチ」に加え、祝日に放送されることが多い冠特番番組「平野レミの早わざレシピ！」などで料理愛好家として活躍している。「まるごとブロッコリーのたらこソース」等の、料理を垂直方向に盛り付けて直立させるおっ立てなどの奇抜な料理法で特に有名になった。特に「まるごとブロッコリー」はカプセルトイになったり、エイプリルフールネタでトミカになったりするなど知名度が高い。

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なお、普通の見た目の料理を作ることの方が圧倒的に多く^（参考）、常時おっ立てているわけではない。番組内で食べた出演者のリアクションを見る限り、味は大変良いようである。

「トマトを手で潰す」「ボウルの底でニンニクを叩き潰す」「春巻きの皮を巻かずに春巻きを作る」など、手間を省いた豪快な調理法も多くみられる。蒸す・煮る・焼く・茹でる調理法が全て可能な深底のフライパンである「レミパン」も考案している。

調理法や盛り付け方が稀にぶっ飛ぶことがあるだけであり、「料理が苦手な人でもできるように、調理の手間を省いてかつ美味しい料理を作る」「多くの人が捨てるような部分でも美味しく食べられるようにする」など、料理に対しては真摯に向き合っている。奇抜な見た目の料理も、「料理は自由でいい」という理念の結果でもある。

ブロッコリーが倒れて「放送事故」と言われてからかわれましたが、立とうが倒れようが味は変わりません。本当に簡単で美味しいので、是非つくってみてください。

―平野レミ

また、料理中の早口トークも多く行っており、「○○って言っちゃいけないんでしょ？」等と発言することで、NHKでは言ってはいけない商品名をさらっと言ってしまうこともある。

発言集

みんなも外見磨きより中身磨きに時間かけた方がいいわよ。料理にしても人にしても、外見でだませる人に大した奴いないんだから(Twitter)
どんなに時間とお金をかけてでも、美味しい料理を追求するのが、いい「シェフ」。なんとか時間とお金をかけないで、美味しい料理を作るのが、いい「シュフ」(Twitter)
わたし夢中で喋ると股がどんどん広がっちゃうから、明日出る徹子の部屋はこうしてテープ貼って収録したの(Twitter、両膝にテープを貼った写真とともに)
ホワイトソースってダマになりやすいでしょ？でもこれなら絶対大丈夫よ！ホタテの貝柱を入れちゃうの！そしたらダマがあっても、ソースのダマだか貝柱だか分かんなくなっちゃうのよ！騙すの！ダマだけに！（番組収録中、参考）
たまねぎは人格が変わるぐらいね、よく炒めて（番組収録中、参考）
このチン汁がすごくおいしいのね（番組収録中、レンジでチンしたときに出た肉汁を指して。参考）
コーヒーで炊いたご飯と、コーヒーの味噌汁はどうかしら？カフェインで脳が活性化するわよ。一度も試したことはないけどね。（公式HPの質問箱、目覚めの良い朝ごはんとして）