幸せスパイラルとは、
1の概要
ずーっと、ずーっとくりかえして。ほら、幸せスパイラル」
誰かが誰かに親切をして幸せにする。そうしたらその人がまた別の人を助け幸せにする。そしてまた別の人へ優しい気持ちが巡っていく。その輪が廻ることによってみんなが幸せになれるという理屈。ことわざの「情けは人のためならず」と同じ意味。
ふわふわした性格の小毬の性格をよく表しているこの理論であるが、実は結構合理的な考え方でもあったりする。ビジネスの格言にgive and takeならぬgive and given(与えるから与えられる)というものがある。利他の精神は倫理的なだけでなく実利的でもある。
2の概要
漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』の第10話で、同話で初登場したキャラクター「廣井きくり」が、同作の主人公「後藤ひとり」に対して紹介した理論。
きくり「じゃ~~~ん 私のマイベース スーパーウルトラ酒呑童子EX かっこいいでしょ」
ひとり「あっカッコいいですね…」
きくり「昨日のライブも大活躍だったんだよ! 打ち上げで飲みすぎて朝起きたら全然知らないここに来てたんだけど」きくり「ここはどこ…? 私はだれ…?」
ひとり「そっそんなになるまでお酒飲んじゃだめですよ…」きくり「お酒飲んだら将来の不安とか全部忘れられるからさ~…つい」
(※背景に「『年金問題 地方の過疎化 貧困格差‥etc』といった不安要素に悩まされているきくり」と、「お酒を飲んで不安を忘れ笑顔になっているきくり」が描かれている)
きくり「私はこれを幸せスパイラルって呼んでるんだけど」
ひとり(悲しい幸せだ…)
要するに幸せスパイラルとはアルコール依存症のことである。
現実には健康に悪影響が出るだけでなく、自身の健康や家族・友人などの心に深刻な傷を負わせるおそれがあるので決して真似をしてはいけない。
アニメ版
漫画を原作としたアニメ版では、このエピソードは「#6 八景」(第6話)で描かれた。
ひとり「お…お酒好きなんですね」
きくり「うん!だってお酒飲んだら全部忘れられるからさ~…つい」
ひとり「全部?」
きくり「ほら、将来の不安とか?」イメージ中のきくり「年金問題 地方の過疎化 貧困格差!」
(などと頭を抱えて悩んでいたが、パック酒「おにころ」が飛んできて手に収まると「アハハ」と緩んだ顔で笑いだす。そしてその背景には「幸せのスパイラル」の図解が現れる。)
きくり「私はこれを、幸せスパイラルって呼んでるんだぁ。真似していいよ」
ひとり「あ、いや…」(悲しい幸せだ…)きくり「あ~、まだピンとこないかぁ まぁひとりちゃんも大人になったらわかるよ~」
ひとり「い、いや~…」(大人になってもわかりたくない)
台詞では漫画原作と同じく「幸せスパイラル」呼称のままだが、図解では「幸せのスパイラル」と、「の」が入った表記となっていた。その内容は以下のようなもの。
図 幸せのスパイラル
┌┐
|酒のことしか考えられなくなります
|↓
繰|「酒が切れた 酒がもうない」 イライラ イライラ
り|↓
返|「早く酒を」「つらい」
し|↓
|体に耐性ができて次第に使用量が増えていきます 「もっと もっと」
|↓
|一時的に欲求は満たされます
└┘
…そう、「薬物依存の悪循環」のパロディである。しかも元ネタと違い導入部分が無い。
この図解により、既にスパイラル(循環)状態になっていることがわかりやすくなっていた。
関連動画
関連静画
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関連項目
- 神北小毬
- 幸せ
- さらば諭吉
- 他人の不幸でメシがうまい(対義語)
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