こうふく 幸 福 |
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KŌFUKU | ||
なかさつない NAKASATSUNAI |
(北海道帯広市) | たいしょう TAISHŌ |
幸福駅(こうふくえき)とは、北海道帯広市幸福町にあった、日本国有鉄道広尾線の駅である。
概要
幸福駅 | |
---|---|
こうふく - Kōfuku | |
基本情報 | |
所在地 | 北海道帯広市幸福町東1線 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 広尾線 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 | 13人/日 (1981年度) |
開業年月日 | 1956年11月1日 |
廃止年月日 | 1987年2月2日 |
駅テンプレート |
所在地は北海道帯広市の南部にある幸福町である。事業者は日本国有鉄道で、路線は広尾線。
駅の構造は1面1線の地上駅で棒線駅という典型的な地方交通線の単独駅である。無人駅だが、待合室として木造の駅舎を構えている。また、売店による簡易委託駅であったことから、完全な無人状態ではない。
幸福駅が有名になった最大の理由はその駅名である。「幸福駅」という「幸福」の付く駅名が縁起であるとして話題となった。従前から一部ではこの駅の名が知られていたが、1973年のNHKの紀行番組においてこの駅の紹介がされ、広く知れ渡ることとなった。この駅の駅名標が撮影スポットとなった他、同じ広尾線にある愛国駅から当駅への切符が「愛国(愛の国)から幸福へ」という語呂合わせで縁起物の切符としてお土産になるなどの効果があった。切符についてはグッズ化もされた。また、当駅を題材とした楽曲も作成されている。
そんな幸福駅の人気も、経営の苦しかった広尾線を救うには至らず、1987年の広尾線廃止と同時に鉄道駅としての役目を終えた。その後は帯広市により交通公園として整備され、駅舎などが現役時の状態のまま残された他、キハ22が静態保存されている。
この縁起の良い駅名のパイオニアと言われる幸福駅はその後に開業した駅のネーミングの際の参考となった。駅名のみで観光客の集客が見込める為、第三セクターや地方路線等においては注目された。実際に採用された例としてくま川鉄道や南阿蘇鉄道がある。
駅名の由来
駅名は当駅の所在する幸福町から取られたものであるが、このハッピーな地名が生まれるまでにはやや複雑な経緯を辿っている。
元々このあたりは「サツナイ(アイヌ語で乾いた川の意)」と呼ばれていた。すぐそばを流れる札内川の特徴を表したものであり、幕別町札内や中札内村などと同語源である。ここに福井県からの入植者が移り住み、幸震という字があてられた(地震を意味する古語「ない(なゐ)」から「震」の字を宛てた)。
しかし、幸震と書いてサツナイと読むのは難読だということで、後に漢字はそのままで読みが「こうしん」に改められた。更に、入植者の故郷にちなんだ「福」の字を加えようということになり、現在の幸福(こうふく)という地名になった。
隣接駅
広尾線
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
大正駅 | 幸福駅 | 中札内駅 |
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関連項目
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- なし
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