幻想少女大戦永とは、サークル「さんぼん堂」による東方二次創作ゲームである。
「幻想少女大戦永」の動画を投稿、または生放送される方は公式サイトのガイドラインを熟読の上、遵守してください! ※「幻想少女大戦永」 完成版 最新バージョンはver.1.2.0です。 |
概要
幻想少女大戦シリーズの3作目であり東方projectのキャラクターたちが戦うシミュレーションゲームである。4部作の第3作であり前作は「幻想少女大戦紅」「幻想少女大戦妖」。また次回作として「幻想少女大戦夢」の体験版が発表されている。
2013年第10回博麗神社例大祭 スペース「A-29a」にて『幻想少女大戦永』の体験版が頒布され、完成版は2014年コミックマーケット86スペース「シ-45a」にて頒布された。
2014年9月27日よりショップ委託開始。
当初はCD-ROMで頒布する予定であったが、マスターアップ後に容量を超えるデータ量となっていたことが明らかになった。そのため、コミックマーケット86では容量に合わせて内容を削ったCD-ROMが頒布(同日にオーバー分をまとめたパッチを公開)され、ショップでは容量を踏まえてDVD-ROMが委託されている。
2014年コミックマーケット87スペース「ネ-25b」にて『幻想少女大戦永』のサウンドトラックを頒布する予定。
2015年1月末に各書店にて委託開始予定。
詳細はさんぼん堂のサイト、下記のPVを参照のこと。
シリーズを通しての概要は『幻想少女大戦』の項を参照のこと。
ストーリー
―幻想郷―
それは東の国の辺境の地に古くから存在している。
人間と妖怪が住み、その歴史を脈々と紡ぐ、小さな隠れ里。
外とは隔離されたその楽園でも、
平和を脅かす事件は起きる。
それに立ち向かうのは、博麗神社の巫女、博麗霊夢と
普通の魔法使い、霧雨魔理沙が率いる人妖の集団である。
日の光を遮り、幻想郷を染めた紅い霧。
霊山の妖怪と手を組み、力を得た三儀の風。
四季に逆らい、地上を死の色に閉ざした春の雪。
霊夢たちは弾幕戦を通して語り、戦い、
新たな仲間を増やしながら、異変を解決に導いて行くのである。
そして第一一九季春―
仲間の思いに応え、地底に封じられた飛宝を復活させた一行は
それぞれの日常に帰っていった。
―晩夏。異変の予感は、遙か彼方より訪れた。
体験版では「永」と銘打ったタイトルから、『東方永夜抄』のエピソードを匂わせる要素こそあったものの、具体的なストーリーにはほとんど触れられていなかったため、今後の展開がどうなるか注目されていた。
完成版で公開された「永」のストーリーは、『東方永夜抄』『東方儚月抄』『東方地霊殿』のエピソードがメインとなっており
これらの作品に加えて他の作品のエピソードも入り混じっており、並行して展開していく。
また、登場するキャラクターについても原作STGや書籍などの設定を取り入れるだけでなく、前作までのクロスオーバー、if要素から独自に展開された関係などが含まれており、オリジナルの設定が多く盛り込まれている。
主要登場キャラクター
前作までの登場キャラクターはほぼ全員が登場しているだけでなく、「永」で新規に登場するキャラクターも多いため本記事では紹介を省略する。ぜひ自分の手でプレイして確認してほしい。
「妖」からの引き継ぎ
前作「幻想少女大戦妖」のセーブデータを引き継いでプレイすることができる。
※ただし周回プレイしたセーブデータは周回プレイ時に注意されたように引き継ぐことができない。
総ターン数、ユニットのレベル、獲得した点、ユニット強化、PP、WP、嫁レベルは引き継がれる。習得した特殊技能については内容が改められたため、PPに還元される。引き継ぎでしか入手できない装備アイテムもある。
システムデータの引き継ぎについてはいつでも行えるようになった。
また、前作のセーブデータが無くとも最初からプレイすることが出来る。
「永」独自のシステム
嫁システム
「永」の嫁システムは前作「妖」と同様にお気に入りユニットに割り振ることで嫁レベル分強化段階が引き上げられるというもの。ただし、「永」ではパワーの上限が上がらないので注意。
また、前作「妖」と異なり今回は嫁レベルがリセットされない(前作で還元されたのはあくまで仕様の大幅な変更のため)のでそちらにも注意。
編成システム
編成システムとは、ユニットを前衛・後衛の二人一組にして戦えるシステムである。従来通り単体で戦うことも可能。
本家STGでもあったタッグを幻想少女大戦風に実現したものであり、スパロボで言うところの小隊制に近い。
ペア編成はインターミッションで組むことができる。ペアの組み合わせによってユニットの名前が特定のものに変わる。例として、霊夢と紫のペア名は「幻想の結界組」と『東方永夜抄』でおなじみのペア名に、魔理沙とにとりのペア名は「盟友の絆」とオリジナルのものになる。その他にもネタのようなペア名もあり、非常に豊富な一方でプレイヤーが自由に命名することもできる。
戦闘中は基本的に前衛のユニットを操作し、「交代」のコマンドやショートカットキーで前衛と後衛を入れ替えることができる。後衛のユニットは前衛の攻撃・反撃時に特定の武器で同時に攻撃する「支援攻撃」をすることができるほか、「援護防御」の特殊技能を習得していると前衛の援護防御に入ることができる。援護防御に入った後に反撃で「支援攻撃」をすることも可能。ただし後衛から他のユニットに援護防御することはできない。
また、一部の精神コマンドはペアのユニットにも付与することができる。敵を撃破した時は後衛にも経験値・PPが入るため低レベルのキャラ育成にも向いている。
編成システムの実装に伴い、出撃制度も「妖」のコスト制から出撃枠+コスト制の複合タイプに変わった。
出撃メニュー
これまではユニットの強化や装備アイテムの付け替えなどはインターミッションでしかできなかったが、最近のスパロボでおなじみの出撃メニューが実装されたことにより、インターミッション後に合流・加入したユニットを強化したり出撃ユニットの見直しができるようになったりした。
その他
その他の変更・追加点として、
- 弾幕の特殊効果が確認しやすくUIが変更された。
- 最初からキャラごとのBGMの変更・BGMの優先度を変えることが可能になった。
- ユニットのステータス強化が特殊技能の強化から分離、技能枠とは別に管理されるようになった。
- 母艦として「聖輦船」が登場し、ユニットの搭載や出撃が可能になった。
などが確認されている。
関連動画
関連商品
関連項目
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