『幻想戦隊セイレンジャーR』(げんそうせんたいセイレンジャーリターンズ)は、第百二十五季霜月の一日から第百二十六季神無月の八日までテレビ東方系列で毎週金曜17:30 - 17:55に全48話が放送された、守矢神社制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされていますが、以下の内容は全部妄想の産物であり嘘っぱちであり冗談であり、本家東方Projectや東方非想天則のネタバレは一切含みませんので、お子様でも安心して読むことが出来ます。というかこの記事自体、本家東方Projectや東方非想天則の二次創作のような気がします。原作の雰囲気を尊重される方や特定のキャラクターのイメージが損なわれることを嫌がる方は、見ないであげてください。それでもおkな方だけゆっくりみていってね!!!
あらすじ
妖怪軍団による幻想郷侵略から2年。妖怪と人間達の間には協定が結ばれ、幻想郷は人間と妖怪が手を取り合って過ごす理想郷となっていた。しかし、ある日を境に妖怪・人間を問わず、謎の失踪事件が発生しはじめる。失踪した者達の中には、かつて幻想郷を守るため妖怪達と戦った人間の戦士、セイレンジャーのメンバーも含まれていた。
そんなある日。セイレンジャーの中で一人残った早苗の前に失踪したはずの霊夢が現れ、突然早苗へと攻撃を仕掛る。時同じくして、幻想郷の至る所で失踪したはずの人間や妖怪達が、親しかったはずの仲間達を襲っていた。
この未曾有の大事件を前に早苗は、再び平和を守る戦士を探すべく幻想郷を巡る。そして、かつて敵同士だった妖怪と人間が手を取り合い、新たなセイレンジャーが誕生した。
果たして連続失踪事件の真実とは!?事件の影で暗躍する謎の悪霊と未確認飛行物体の正体とは!?
概要
前作に当たる幻想戦隊セイレンジャーとその劇場版が、幻想郷の内外で高い反響を呼んだ(特にニコニコ動画により佐賀県を除く日本全国に配信されたことが大きい)ため、人気の振るわなかった後番組「秋姉妹の小さい秋見つけた!」を打ち切って第百二十五季の霜月から放送が開始された。
本作では、前作において終始カエル役を務めるになった洩矢諏訪子の要望をきっかけに、非想天則騒動が切っ掛けの企画でありながらそれに関わった妖怪の扱いが悪いとされ早苗を除くメンバーが総入れ替えとなる。入れ替えで抜ける形になった四人のメンバーは全員敵組織の幹部役となり、ストーリーはまさに新旧セイレンジャーのぶつかり合いとなった。
この斬新なストーリーに対して、総監督を務めた八雲紫は「とても良いアイディアでしょう?こんな話を思いつくなんて流石私ね」と語っていたが、後日白玉楼提供の人気番組「幽々子の突撃となりの晩御飯!」収録中に、八雲家のDVDラックに外の世界のとあるロボットアニメ全巻が並んでいる姿が捉えられており、紫氏に詳しいスタッフは「どうせまた何かに影響されただけなんでしょ?」と語っている。
本作では主役の五人がレッド・ブルー・イエロー・グリーン・ブラックとの標準的なカラー構成になったとはいえ、主役は相変わらず早苗のグリーンである。また引き続き制作総監督を務めた八雲紫によると、「『レッドは主役』『ブルーは知的』『ブラックはミステリアス』という常識を壊すのにも丁度良かったわ」と述べている。ようやくイエローが加わった点については八雲紫のリサーチが行き届いたという話もあるが、単に彼女のきまぐれであるという説も強い。
なお、新シリーズに伴い衣装も変更された。マスクは取り払われ、代わりに非想天則の頭文字「H」をイメージさせる上着とベルトのデザインが採用される。露出の多いデザインであるが、常識に囚われない早苗は元よりチルノと空と諏訪子は然程気にすることなく、唯一戸惑っていた美鈴も撮影を続けるにつれこの衣装に慣れ親しみ、むしろ気に入ってしまうという様子を見せた。
キャスティングとスタッフ
戦隊メンバーは、非想天則騒動で大きく関わった人妖が採用される。空の場合はそれを調査しに来た早苗とチルノに出くわしたことが買われ、夢を見ていた美鈴のネタ提供も採用の一因となった。チルノが最終的に遭遇したのはアリスであるが、当時の騒動を見た紫の「あなたは敵幹部の方が映える」の一言で戦隊メンバー採用はならなかった。
前作で藤原シルバー役を務めた藤原妹紅には、本作でも引き続き同役で六人目のメンバーとしての出演が前々から依頼されていたが、登場する直前になり急遽謎の降板となり、変わって蓬莱山輝夜が演ずる「蓬莱ゴールド」が六人目のメンバーとして参戦することになった。この疑惑の降板劇に対し、監督の八雲紫は「最初から決まっていたことで、妹紅の所に連絡が行ってしまったのはスタッフのミス」と話しているが、業界の裏事情に詳しいK氏は「とある所からの政治的圧力の影響だろう」と語っており、この騒動に対して最後まで反発していた。
スタッフは、前作に引き続き総監督、脚本担当に八雲紫が就任。しかし第二話放映の時点で冬眠に入ってしまったため、一五話までの間は前作同様紫の式である八雲藍の他、稗田阿求、上白沢慧音らが交代で脚本と監督を務めた。
制作スタッフが概ね前作を引き継いだ形となったが、全ての機材をKPブランドが提供していた前作とは違い、本作では香霖堂からも機材の一部が提供されていた。扱い方がよくわからない道具が多く含まれており、撮影スタッフを困惑させていたが「突然爆発したり、無駄に核動力を使っている道具よりはマシ」と好意的に介錯するスタッフも多かったという。
なお、前作同様当作品の収益は全て幻想郷の恵まれない子供・妖怪・妖精・幽霊・毛玉達の保護と、寺子屋の運営資金に当てられていた。しかし、その収益の多くは撮影終了後の宴会費用に当てられていたため、収益の量に対して実際に寄付に当てられた金額はそれほど多くなかったという。これに対し、寺子屋を経営する上白沢慧音は「レギュラーでもないくせに毎回宴会に参加していた二匹の鬼が諸悪の根源だ。一晩の宴会で二匹で40ガロンは飲むんだぞ?信じられるか?」と呆れ顔で語っていた。
評価
相変わらず強力な裏番組の数々に押されがちであったが、前作の評判からか平均4.3と伸び、映像ソフトの売上も相変わらず善戦しているという。本作ではベータとレーザーディスクに加え、外の世界向けにブルーレイディスクでの販売がなされる予定だったが、何かの手違いでレッドレイで大量生産されてしまい、不良在庫に行き場に頭を抱えるスタッフの姿が文々。新聞の三面を飾っていた。
主な登場人物
幻想戦隊セイレンジャー
- 東風谷 早苗(こちや さなえ) / カミカゼグリーン
- 前作に続いて新生セイレンジャーのリーダーを務める。前作ではどこか少し軸のずれた印象を覚えることが多かった早苗だが、本作のメンバーの中においては残念なことに一番の常識人である。
- 「奇跡を起こす程度の能力」を持ち、前作同様巨大ロボ「グレートヤサカイザー」出撃の際に湖を割る重要な役割を持つ。だが、それ以上に二年前の戦いを戦い抜いた知識が大きな武器となっており、メンバーに的確な指示を出す良きリーダー役となっていた。(しかし、その指示を聞くのはメイリンだけである)
- 劇中では第一話から敵役に回った博霊霊夢に「この世界に腋巫女は二人もいらないわ」としつこく命を狙われている。
- 必殺技は秘術「グレイソーマタージ」
- 紅 美鈴(ほん めいりん) / チャイナレッド
- 前作で紅魔軍団の一員を務めた妖怪。前作での戦いの後は、セイレンジャーのメンバーであった十六夜咲夜と同棲生活を行っていたが、籍を入れる直前に咲夜が失踪。愛する咲夜を取り戻すため、セイレンジャーとして戦うことを決意する。
- 「気を使う程度の能力」を持ち、主に近接戦を得意としている。遠距離戦闘もある程度はこなすことが出来、さらには味方の回復までこなすというオールラウンダーであり、非常識なメンバーが多い新生セイレンジャーの中で、早苗の優秀なサポート役となっていた。
- 第十話でようやく愛しの咲夜と再会するが、咲夜はメイリンのことを覚えておらず、以後辛い戦いを強いられることとなる。
- 必殺技は彩符「彩光乱舞」
- 霊烏路 空(れいうじ うつほ) / ニュークリアブラック
- 前作で地霊軍団の一員を務めた妖怪。地霊軍団の仲間達が次々と記憶を失わされ敵に回る中、最初から物覚えが悪かったお空には何ら影響が出なかった。結局お空一人が残る結果となり、失踪した仲間達を探すためセイレンジャーに加わる。
- 「核融合を操る程度の能力」を持ち、メンバーの中でも飛びぬけた威力の攻撃を放つことが出来る。しかし、お空の頭では乱戦の中では敵味方の識別が出来ないため、通常戦闘ではまるで役に立たない能力である。一方、巨大ロボ「グレートヤサカイザー」での戦闘時には、自ら核融合炉となり、非想天則を上回るスーパーパワーを発揮する。
- 劇中では、究極魔法の完成を目指す霧雨魔理沙にその能力を狙われているが、本人は何のことだかよく理解しておらず、魔理沙のことも「よく遊んでくれる良い人」と思っている節がある。
- 必殺技は核熱「ニュークリアフュージョン」
- チルノ / マルキューブルー
- 前作では五大妖怪の超ウルトラ必殺スペシャルさいきょーチルノ⑨としてセイレンジャーを苦しめた。劇中では失踪事件も何のそので暢気に湖で暮らしていたが、諏訪子と大喧嘩の末、早苗に実力を買われセイレンジャーとして戦うことになった。
- 「冷気を操る程度の能力」を持ち、空気中の水蒸気を氷らせたツララで遠距離攻撃を仕掛ける。しかし、正面の安地は相変わらずであり、正面に立ちにやにやと笑いながらチルノをバカにする敵妖怪に対し「なんで当たらないのさー!」とアイシクルフォールを出し続ける彼女の姿はセイレンジャーの癒しである。
- 劇中では、敵に回った黒幕レティを終始追いかけるが、いつもあと一歩の所で魂魄妖夢に遮られる。
- 必殺技は氷符「アイシクルフォール」
- 洩矢 諏訪子(もりや すわこ) / ケロケロイエロー
- 前作では終始カエルの姿であった諏訪子だが、敵に回った神奈子との戦闘の中で力を取り戻し、人間の姿に戻ることが出来た。だが、神奈子の呪いでZUN帽ピョン太くんが体と融合させられてしまい、彼女の心の中ではピョン太くんが日々精神を乗っ取ろうとする。ピョン太くんと厳しい戦いが発生している。
- 「坤を創造する程度の能力」という非常に強力な能力を持つが、ピョン太くんを制御下に置くために常に相当量の力を使用しているため、全力で能力を使うことは出来ない。ひとたび全力で能力を使えば、ピョン太くんに精神を乗っ取られ暴走してしまうのである。
- 劇中では、敵に回った神奈子と戦いを繰り返すが、神奈子の植物の蔓による触手攻撃を回避することが出来ず、常に視聴者に対してサービスシーンを提供するハメになる。
- 26話「奪われた研究所! 激震オンバシラ!」では軍神・神奈子に徹底的に追いつめられる事により、ピョン太くんの恐るべき生存本能と諏訪子の坤を創造する程度の能力が暴走しシンクロ率が400%超を超え真の力を解き放った「ケロたん」に暗黒進化、神奈子も全く敵わないほどの強大な力で神奈子を追いつめ、しめ縄を引きちぎり、切り札のオンバシラまでもあっさり破壊した後に暴走し、戦意を喪失した神奈子やその場にいたセイレンジャー達も捕食しそうとしたが、セイレンジャー達の優しい呼びかけにより意思を取り戻し、元の姿に戻ることが出来た。
- その時の諏訪子の姿は人の形を失い、白くて長細く手足が付いたTNTNをイメージさせる禍々しい姿だったので変身後の姿は一部モザイクをかけられたが、かえって際どくなってしまったのは言うまでもない。
- ケロたんはこの1話でしか登場しなかったのとその禍々しい姿にも関わらず、一部のファンの間からカルト的な人気を誇り、その人気ぶりからフィギア化もされた。ファンの間ではこれを神棚に祭って毎日拝むと、ケロたんのように息子がご立派になると言う都市伝説も流行だし、ファンでは無い者も次々買い出したので飛ぶように売れた。
- 必殺技は祟符「ミシャグジさま」
- ※ケロたん時のみ祟符「タタリ生唾」 魅符「タタリ艶電」を使用
周囲の人々
- 蓬莱ゴールド
- セイレンジャーのピンチに駆けつける謎の戦士。属性の違う二種類の弾丸を放つ二挺拳銃「ドラゴンガン」「スワローガン」と、遠距離攻撃を無力化する「サラマンダーシールド」と近接攻撃を無力化する「ダイアモンドシールド」、そして必殺の一撃を放つ「蓬莱の玉の枝」の、計五つの武器を使い分け、攻守において無敵を誇る。
- 普段は迷いの竹林の奥深くに住んでいるとされているが、その正体は謎である。また、実は普段の戦闘では全力を出していないと言われており、全力で戦う際には誰も見たことがないと言われる金色の必殺武器を扱うという。
- なお、武器を使う際にいちいちその武器にまつわる自慢話を行うのが特徴であり、その際に流れるBGM(「姫様が宝物を自慢する時に流れる曲)は一部でカルト的な人気を誇る。
- 必殺技は神宝「蓬莱の玉の枝-夢色の郷-」
妖怪軍団
三賢者
- クィーン・ザ・パープル
- 一連の事件の主犯にして、新生妖怪軍団の首領。前作では姿から能力に至るまで全てが謎に包まれていたが、第一話で「境界を操る程度の能力」を持っていることが明かされた。幻想郷の住民の記憶の境界と理性の境界を操り、全ての人妖を自らの意のままに操り、再び幻想郷を支配しようと企んでいる。
- 魅魔・フォビドゥンレイス
- 映画に登場した「並行世界の幻想郷」を支配する悪霊。映画のラストで並行世界の幻想郷の中に封印されたため、劇中ではスキマを通した向こう側の世界から指示を送ってる。また、このスキマから自身直轄の古代妖怪達を送り出すことが出来る。
- 聖☆お姉さん
- 三賢者最後の一人。放送当初はその正体が不明とされ、シルエットすら登場しなかった。本人は超が付くほどの善人なのだがつい最近まで魔界に封印されていたため世事に疎く、クイーンザパープルが付いた「セイレンジャーは妖怪を虐める悪の軍団」という嘘に騙されてセイレンジャーと敵対している
紅魔軍団
- レミリア=S・フルカリスマ
- 前作同様、外の世界の少女「れみりゃ」に宿っているが、本作の中ではれみりゃの顔を見せることはなく、終始圧倒的なカリスマを見せ付けている。普段は魔術同盟と並行世界の幻想郷に科学技術により改造された紅魔館、飛行要塞「浮夜城レッド」の中に居を構える。
- サクヤ・オブ・ナイツ
- レミリアによって新たな力を授けられた十六夜咲夜。カリスマ溢れるレミリアに忠誠を誓った誇り高き騎士。過去の記憶は全て失っており、今の彼女にとってはレミリアと過ごした日々だけが全てである。
霊雪連盟
- 黒幕レティ
- 前作で事実上氷精軍団を指揮していた妖怪。妖怪桜を満開させ、前作で封印されたハラペーコ・幽々子を解き放とうとしている。彼女にとって幽々子の復活自体は実際の所どうでもいい問題だが、幽々子復活の際に発生するエネルギーを使い、幻想郷に氷河期をもたらそうと企んでいる。
- 愛剣は氷の妖気をまとった魔剣Mr.ガリガリで、邪魔者を美しくも冷酷に斬り捨てる。
- 魂魄抜刀斎
- 記憶の境界と理性の境界を操られた結果、精神が崩壊してしまった魂魄妖夢。妖怪を斬りすぎたことにより意思を持つに至ってしまった魔剣楼観剣・白楼剣に操られており、日々血に餓えている。
- 精神がダメなぐわいに崩壊しているので辻斬り以外の仕事は「働きたくないでござる!!!」「絶対に働きたくないでござる!!!」と激しく主張して辻斬り以外あまり仕事をしなくなったらしい。
魔術同盟
- 霧雨魔理沙
- 霧雨魔理沙その人であり、旧セイレンジャーの中で、唯一自らの意思で敵側に回っている。その目的は自身の知的好奇心を満たすことであり、本作ではパチュリーと共に、究極魔法の完成を目指し、無限の動力源となりえる霊烏路空の体を狙っている。
- アリス・イン・ワンダーランド
- 前作ではただの一妖怪に過ぎなかったが、本作では魅魔の住む並行世界の幻想郷の力を受け、前作における五大妖怪クラスの力を得るに至った。魔理沙とパチュリーが目指す究極魔法の研究のサポートをすると同時に、自らの夢である自律人形の完成を目指し、日夜研究に励んでいる。
地霊神軍
- ジドポル・サトリン
- 前作でのパートナー、バックベアードを失ったことにより温厚な性格が激変し、世界からロリコン達を撲滅するために、ロリコン達の原動力となるロリその物を撲滅しようと企んでおり、軍神・神奈子とともに洩矢諏訪子の命を狙っている。
- 軍神・神奈子
- 前作の守谷研究所の所長。記憶の奥底に眠る古の記憶が目覚め、打倒洩矢諏訪子に命を賭けている。
- 26話「奪われた研究所! 激震オンバシラ!」では諏訪子を倒すためにセイレンジャーの前に現れ、その圧倒的な力で次々とセイレンジャーを倒していき最後に残った諏訪子を徹底的に追いつめるも、ケロたんに暗黒進化した諏訪子に自慢の特注締め縄を無惨に引きちぎられた精神的ショックと、切り札のオンバシラもケロたんに粉々にされた事により、戦意を完全に消失して、暴走したケロたんにセイレンジャー共々捕食されそうになるが、セイレンジャーにその窮地を救われたことによりセイレンジャーと和解し諏訪子を倒すという考えを改める。
- ケロたんが神奈子の前で「グワッハッハッハー!ワシのご立派なミシャグジで貴様の粗末なオンバシラをエクスパンデッドしてくれるわ」と言い放ち神奈子のオンバシラ粉々に砕いたシーンはファンの間ではセイレンジャーR屈指の名シーンとされる。
その他
- 手乗り萃香
- 前作でセイレンジャーに破れ、力の大半を失ってしまったのんべぇ萃香。手のひらサイズになってもなお、ミッシングパワーにより妖怪を巨大化する能力は失われておらず、本作でも前作同様の役割を果たす。
- 鬼巫女霊夢
- 魅魔の呪力が宿った鬼の能面を被らせれた博麗霊夢。「金が欲しい」という獲得欲と、「世界に腋巫女は一人で良い」という顕示欲に突き動かされている。
装備・技
共通装備・必殺技
戦隊モノといえばメンバー共通の武器や、共同で出す必殺技があるものだが、やはり本作でもそのような常識に囚われた通例はないらしい。また本作ではメンバーの半数近くが変身アイテムを所有しておらず前作以上に常識に囚われない構成となっている。
個人武器
- 大幣ブレード・二式
- 柄の先端に大量の紙垂をつけた早苗専用の武具。前作からの変更点として仕込み刀が神木で作られた木刀となっている。設定上は早苗の霊力を有効活用するために変えたとされているが実際は前作における相次ぐ回収騒ぎを警戒したスポンサーの要望である。また紙垂が破れた時の為のスペアが同梱されたが、和紙なので結局すぐに敗れてしまい大して役に立たなかった。
- 紅龍棍
- 紅美鈴が使用する三節棍。無手を基本とする彼女は当初武器の使用に消極的だったが、玩具メーカーからの要望により仕方なく採用した。しかし使ってみると案外気に入ったらしく劇中ではノリノリで振り回している。子供向け玩具化の際にはリアリティを追求し樫を使用した本格的なものとなったが、扱いが難しいためまともに扱える子供はほとんどおらず返品が相次いだ。開発担当者(紅魔館門番兼任)は「みんな功夫が足りないなぁ」とぼやいていたとか。
- 制御棒&燃料棒
- 空が様々な攻撃を仕掛ける際に使用する武器。前作の反省から特に凝ったギミックは付いておらず耐久性と外観の再現度を重視したデザインとなっている。しかし購入した子供がごっこ遊びの際に相手の頭を殴りつけて怪我をさせる事件が続出。結局回収となり後日柔らかい素材に変更した物が再販された。
- エクスイカバー
- スイカを模したチルノの身長ほどの大きさを誇る巨大な剣。劇中では幾度も魂魄妖夢との剣戟が繰り広げられた。武器の中では最も玩具化希望の声が高かったがそのままでは余りにも大きすぎるため大幅縮小して販売された。また菓子メーカーとのタイアップで「氷菓エクスイカバー」が発売されたがどう見てもただのスイカバーにしか見えないという声も。
- アイアンリング
- 諏訪子が用いる鉄製のフラフープ。遠くに投げても不思議な力で跳ね返って手元に戻ってくる。諏訪子は主に投げつけたり振り回したりして攻撃する。商品化されたものの重すぎる上に単なるフラフープであるために発売当初は全く売れなかったが、とある雑誌でアイアンリングを利用したダイエットが取り上げられたために一転して女性を中心に飛ぶように売れた。ちなみに某妖怪が買っていたとの噂だが真偽のほどは不明である。
変身アイテムと変身シーン
- 神・三竦ブレスレット
- 東風谷早苗がカミカゼグリーンへと変身する際に使用するブレスレッド。「神奈子様は私達の敵ですので」という早苗の発言によってヘビの部分が切り取られ、カエルだけとなっている。
- この変更に対し美鈴が「もはや三竦みでもなんでもないじゃないですか」と突っ込んだが、ケロちゃんから「こまけぇこたぁいいんだよ!!」と力強く反論されている。
- 龍星
- 紅美鈴がチャイナレッドへと変身する際に使用する星飾り。普段は帽子に付いているが変身時は手に取り高く掲げて虹色の竜巻を発生させる。尚この変身中に一瞬だけ竜巻に切れ目が生じるとの噂が立ち、一時は店からベータビデオデッキが消えるという事態になった。しかしその噂は後日虚偽であるということが分かり、何時間もの間巻き戻しと停止をやり続けた紳士たちを絶望の淵へ叩き込んだ。とある情報によるとこの噂が流れる前に香霖堂から某妖怪へ資金流出があったということだが、噂の出所についてその某妖怪は「噂なんてどこからでも沸いてくるものですわ。それこそちょっとしたスキマからでも」とコメントしている。
- 星烏マント
- 霊烏路空がニュークリアブラックへと変身する際に使用するマント。変身時はこれで自身を包み込み、画面いっぱいに黒い羽根が散る演出と共に大きな卵が現れ、その中から変身完了したニュークリアブラックが出てくる。当初の変身シーン案では胸に「八咫烏の目」のバッジを着けた後に変身ポーズをとらせる予定だったのだが、お空が変身ポーズの手順を覚え切れなかったためボツに。結局の所、お空のやる事は実質「マントに隠れるだけ」という現在の形態に落ち着く事となった。
- この様な経緯があったためか、変身には全く関係の無くなっている「八咫烏の目」ではあるが、ニュークリアブラックのなりきり変身セットにはマントの他に「八咫烏の目バッジ」が付いている。実際、八咫烏の目はニュークリアブラックの意匠としてかなり目立つ物なので、変身セットに入っていてもおかしくは無い。のではあるが、変身セットの中でブラックの物だけ値段設定が高目であり、「先走ってバッジの生産を始めたものの、設定変更により無駄となってしまった物をどうにかしようとした結果こうなったのでは」というのがファンの間では定説である。
- メガ⑨眼鏡
- チルノがマルキューブルーへと変身する際に使用する眼鏡。変身時はこの眼鏡をかける事により、顔上半分、顔全体、首周りから肩下へと順に変身していく。チョンマゲをカッターとして飛ばす宇宙人を参考にしたとの事だが、マルキューブルーの姿には眼鏡らしい物が意匠すら無いので、眼鏡がどこへ消えるのか不明。
- ZUN帽ピョン太くん
- 洩矢 諏訪子がケロケロイエローへと変身する際に使用する…というか諏訪子が常日ごろから被っている帽子、なのだが前述の通りその正体はZUN帽ピョン太くんである。変身とは制御下にあるピョン太くんの力を若干のみ解放している状態、という設定である。故にその変身シーンは「諏訪子が帽子に飲み込まれる様にして消え、変身した姿で帽子から吐き出される様に出てくる」ものであり、マジシャンの様だと言えば聞こえは良いが、子供たちには「人食い帽子だ」と怖がられることになってしまう。実際、イエローの変身グッズの売り上げは散々であった。更に、見た目は麦藁帽子に目玉をつけただけのものであるため、「麦藁帽子は人食い帽子だ」という説が子供たちの間でひろがり、普通の麦藁帽子の売り上げまでにまで被害が及ぶ事となる。
巨大ロボット
烈翔天則
- 5機の人型ロボットが合体して誕生するスーパーロボット。開発は岡崎夢美・北白河ちゆりの2名。外の世界のアニメのスーパーロボットを研究して開発されており、以前の非想天則には無かったロケットパンチ・ブレストファイヤー・必殺の剣など、スーパーロボットらしい武装が満載されている。
- 合体する5機の機体は「カミカゼ」(早苗機)「タイヅェン」(美鈴機)「アイシクル」(チルノ機)「ニュークリア」(空機)「スワッゴ」(諏訪子機)の5機。カミカゼにはカゼハフリブレードと特攻技が、タイヅェンにはモビルトレースシステムと高い機動性が、アイシクルには対象を急冷却して砕く剣エクスイカバーが、ニュークリアには戦術核が、スワッゴは対水中用装備と、バランス良くまとまっている。
- 合体の掛け声は「轟烈合体」で、「天の法則をも蹴散らす烈の力!」が決まり文句。その言葉通り、様々な常識に囚われない必殺武装で相手を圧倒する。(手が伸びて月面パンチを喰らわせるなど:16話)
烈翔天則 | |||||||||||
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HP | 7600 - 11400 | サイズ | 2L | 空 | A | 特殊能力 | |||||
EN | 135 - 270 | コスト | 2.5 | 陸 | A | カミカゼテリトリー | |||||
運動 | 70 - 105 | パ―ツ | 2 | 海 | B | ||||||
装甲 | 1200 - 1800 | 移動 | 空陸5 | 宇 | A | ||||||
タイプ | 武器名 | 属性 | 種類 | 気力 | 射程 | EN | 弾数 | 命中 | CT | 攻撃力 | 効果 |
格闘 | 格闘 | P | ― | ― | 1-2 | ― | ― | +20 | +20 | 2800-4400 | ― |
格闘 | ブーストナックル | P | PLA | ― | 2-5 | 5 | ― | ±0 | -10 | 3400-4700 | ― |
格闘 | アトミックブラスター | P | ALL | ― | 1-1 | 40 | ― | +10 | +10 | 3800-5100 | ― |
格闘 | サブタレイニアンノヴァ | P | ALL | 110 | 1-1 | 60 | ― | +20 | +10 | 4200-5500 | ― |
格闘 | 緋想剣・烈翔斬 | P | ― | 130 | 1-1 | 80 | ― | +20 | +20 | 5100-6400 | バ貫 |
永夜
- 月の天才、八意永琳作のスーパーロボット。前作でニトリ博士が開発し、優曇華院が奪取してきたファンネルを参考に、ターンXさながらのオールレンジ攻撃を繰り出す装備が備え付けられている。防御能力に特化された機体であり、ダイアモンド・サラマンダーの2枚のシールドを抜いてダメージを与えるのは困難を極める。飛行形態と人型形態「フルムーンファイター」の2形態に変形が可能。
- 機体の最大の特徴は、EIYAフィールド(Eternal・Include・Yielding・Abyss)なる特殊力場を展開できる点にあり、このフィールドの中ではすべての特殊能力が無効化される。これは、妹紅の再生能力(12話)や紫のスキマを開く力(24話)をも無効化することが出来る。このフィールドを展開し、オールレンジ攻撃を仕掛ける「蓬莱の珠の枝」がこの機体の必殺技である。
- また、ツール形態に変形し、烈翔天則やセイレンオーの武装として使用することも可能である。劇中ではハンマー形態(18話等)と弓形態(22話)に変形している。ツール形態に変形した際には、EIYAフィールドの影響により、烈翔天則が黄金色に輝く。(セイレンオーの武装となった際は銀色に輝いた:18話)(
烈翔天則 | |||||||||||
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HP | 5500 - 8250 | サイズ | S | 空 | A | 特殊能力 | |||||
EN | 135 - 270 | コスト | 0.5 | 陸 | A | EIYAフィールド 盾装備 変形 |
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運動 | 70 - 105 | パ―ツ | 2 | 海 | B | ||||||
装甲 | 1800 - 2700 | 移動 | 空9 | 宇 | S | ||||||
タイプ | 武器名 | 属性 | 種類 | 気力 | 射程 | EN | 弾数 | 命中 | CT | 攻撃力 | 効果 |
射撃 | 蓬莱の二丁拳銃 | P | PLA | ― | 1-5 | ― | 20 | +10 | ±0 | 3300-4600 | ― |
射撃 | 蓬莱の珠の枝 | ― | ― | 120 | 1-8 | 40 | ― | +30 | +30 | 4100-5400 | バ貫 |
セイレンオー
- 幻想郷に伝わる伝説の船「星蓮船」が変形・合体して誕生するスーパーロボット。星蓮船の艦橋部位は分離し人型ロボット「スターライト」となり、スターライトと星蓮船が星雲合体しセイレンオーとなる。メインパイロットは聖白蓮。(星蓮船時はムラサ船長)
- 主武装の大型魔導レーザー砲は、一撃で巨大化した静葉を葬りさる威力がある。(第7話)必殺の武装、飛鉢「フライングファンタスティカ」は右腕に備え付けられている円盤状の武器を射出する技。24話ではこの円盤を破壊されてしまっていたため、自らの機体を飛鉢とし、この必殺技を放った。
セイレンオー | |||||||||||
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HP | 10000 - 15000 | サイズ | LL | 空 | A | 特殊能力 | |||||
EN | 140 - 275 | コスト | 3 | 陸 | A | 変形 | |||||
運動 | 70 - 105 | パ―ツ | 1 | 海 | S | ||||||
装甲 | 1300 - 1950 | 移動 | 空9 | 宇 | S | ||||||
タイプ | 武器名 | 属性 | 種類 | 気力 | 射程 | EN | 弾数 | 命中 | CT | 攻撃力 | 効果 |
射撃 | 大型魔導レーザー砲 | ― | PLA | ― | 1-6 | 20 | ― | +10 | ±0 | 3500-4800 | ― |
格闘 | 格闘 | P | ― | ― | 1-3 | 5 | ― | +30 | +30 | 3800-5100 | ― |
射撃 | 飛鉢フライングファンタスティカ | ― | ― | 130 | 2-7 | 70 | ― | +20 | +10 | 5200-6500 | ― |
キャスト幻想戦隊セイレンジャーRレギュラー・準レギュラーカミカゼグリーン:東風谷早苗 蓬莱ゴールド:蓬莱山輝夜 スーツアクターカミカゼグリーン:東風谷早苗 グレートヤサカイザー:博麗霊夢 |
スタッフ幻想戦隊セイレンジャーRプロダクションマネージャー:八雲紫 |
主題歌・音楽展開
オープニングテーマ1 [#1~#25、#48]
『幻想戦隊セイレンジャーR』
作詞:ミスティア・ローレライ 作曲・編曲:プリズムリバー三姉妹 歌:ミスティア・ローレライ
※#1のみアバンからオープニング無しで本編が始まる為、エンディングテーマとして使用された。
オープニングテーマ2 [#26~#47]
『ぼくらの非想天則 フルスロットルver.』
作詞:ニコニコ動画 作曲・編曲:あきやまうに 歌:うp主合唱団
エンディングテーマ[#2~#48]
『紅の巫女さんありがとう』
作詞:博麗霊夢 作曲・編曲:プリズムリバー三姉妹 歌:ミスティア・ローレライと寺子屋少年少女合唱団
挿入歌
『姫様が宝物を自慢する時に流れる曲』
作詞・作曲・編曲:永遠亭のイナバのみなさん
放送リスト
※一部の話を録画してくれていた人がニコニコにUPしてくれているかもしれません。なお、複数の動画がうpされている場合、投稿日時の順に表示しています。
放送ネット局
映像ソフト化
ビデオ(ベータ・セル・レンタル共通)及びレーザーディスク及びレッドレイでそれぞれ全11巻がボーダー商事よりリリースされている。
コミカライズ
関連動画
お絵カキコ
関連コミュニティ
関連項目
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