幽霊屋敷(ゆうれいやしき)とは、以下の意味を持つ言葉である。
この記事では1を解説する。
概要
お化け・幽霊が出没すると言われる建物。または、心霊現象によく遭遇すると言われる場所。
幽霊屋敷であるので狭義には心霊現象のある家屋・住宅を表すが、病院や学校、ビルなどの建物全般に対しても広義の意味で使われる。こうした幽霊屋敷は心霊スポットの名でも呼ばれ、心霊現象のファンや怖いもの見たさの人々を惹き付けている。
もっとも屋敷といっても、建物に住人がいて生活も営まれている場合もあるので、人が住んでいるいないに関係なくこれらの名称で呼ばれる模様である。
または、とある要因から工事が中断され完成途中のままのビルだったり、或いは工事中に工事作業員及び関係者が事故で死亡した後完成を迎えた建物にも同様の呼称が用いられる事がある。
当然ながら客受けや評判は芳しくない事が殆どで、これが原因となって無人となりやがて幽霊ビルなどといった風評・噂が立つに至る。同様に賃貸住宅用のビルである場合は、好条件が揃っているのにも関わらず家賃が破格の値段で住まわせてもらえるケースも少なくない。(しかし、管理人の甘言に導かれいざ住み始めると・・・)
日本の場合は悪い噂が立つことを恐れて基本的には幽霊や怪奇現象にまつわる風評を隠蔽しようとする傾向が強いものの、イギリスの場合だと逆に幽霊がいることをしきりに宣伝する傾向にあるようだ。というのも、イギリス人は他国人以上にあまり幽霊を怖がるというような文化がなく、むしろ積極的に幽霊を見たいと思っている人が多いらしい。そのため、時には自分の家に幽霊が出る事を自慢しあう事すらあるという。
若しくは、日本とは逆に幽霊が出ると言われる物件や住宅は通常のそれ以上に高値で取引されるのだとか。
世界的にはイギリスが特に幽霊屋敷が多いことで有名。中でも特に有名な幽霊屋敷といえばイギリスのロンドン塔やボーリー司教館などがある。アメリカならばウィンチェスター・ミステリーハウスやホワイトハウスなどであろうか。
ちなみにディズニーランドで有名なホーンテッドマンション(haunted mansion)とは本来、幽霊が住まうと言われる建物を指す英語圏での名称である。「ホーンテッドハウス」と呼ばれる事もある。
(尚、「ホーンテッド」という単語は『幽霊が出る・出没する』事を示す)
国内だろうと海外だろうと、それなりに名の知れた心霊スポットともなると肝試しや怖いもの見たさで訪れる地元住民・ホラー愛好家も少なくないが、くれぐれも過信は禁物である。
幽霊に取り憑かれたり死傷事故など不幸な目に遭うまでとは行かなくとも、大体の幽霊屋敷は個人の所有物(所有地)である事が多い為に、そのような場所であれば法律上は不法侵入が成り立つので、研究にしろ面白半分にしろ赴くのなら自己責任でお願いする。
ホラーものの映画やゲームなどでもお馴染みの題材であり、映画「呪怨」ゲーム「零シリーズ」などはニコニコ内でもよく知られている。
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