概要
1985年に京都造形芸術大学を卒業、翌年に東映動画(現東映アニメーション)へ入社。佐藤順一の後継として『美少女戦士セーラームーン』シリーズのシリーズディレクターを務める。
1996年に東映動画を退社。
その年にクリエイター集団「ビーパパス」を設立し、1997年に『少女革命ウテナ』を監督として発表する。
『少女革命ウテナ』はその耽美かつシュールな演出から話題を呼び、1999年には『アキハバラ電脳組』と同時上映で劇場版も発表される人気作品となった。
しかしその後はアニメ制作の現場から離れ、2001年から文化庁派遣芸術家在外研修員として国費による1年間のアメリカ・ロサンゼルスへの派遣、小説の執筆などを行っていた。
2011年に『輪るピングドラム』で12年ぶりに監督を務め、2015年に『ユリ熊嵐』の監督を務めることになった。
2022年3月31日に改名を発表。「ボンソワール幾原」という活動名を名乗る事となった。同時に、シンガーソングライターの「ボンジュール鈴木」および歌手・声優の「帝子」と共に音楽ユニット「帝子ボンボン」として活動することも発表した。
エピソード
- 「セル画の枚数・作画の力に頼らずに面白い物を作る」をポリシーとして演出を行っている。
- 『ウテナ』でシリーズ構成を務めた脚本家、榎戸洋司は高校時代からの友人。幾原の紹介でプロの脚本家としての一本立ちした人物である。
- 庵野秀明は幾原の演出に惚れ込んだ人物の一人。『新世紀エヴァンゲリオン』以降、演出に演劇的な要素を取り込んだのも幾原の影響だと言われている。『エヴァ』の登場キャラクターである渚カヲルのモデルの一人は幾原だという説がある。
- また、東映動画時代の後輩に当たる五十嵐卓哉、細田守などともつながりが深い。
- twitterでの本人の発言により徳島ではなく、大阪出身と判明。徳島に実家はあるが、住んだことは無いとのこと。
主な作品
- 美少女戦士セーラームーンR(シリーズディレクター(第60話以降))
- 劇場版 美少女戦士セーラームーンR(監督)
- 美少女戦士セーラームーンS(シリーズディレクター)
- 美少女戦士セーラームーンSuperS(シリーズディレクター)
- 少女革命ウテナ(原案、監督)
- 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(原案、監督)
- のだめカンタービレ(OP絵コンテ・演出)
- 青い花(OP絵コンテ・演出、絵コンテ[1])
- 輪るピングドラム(原案、監督、シリーズ構成、音響監督、OP絵コンテ・演出)
- BROTHERS CONFLICT(ED絵コンテ・演出)
- ユリ熊嵐(監督)
- ノルン+ノネット(OP絵コンテ)
- さらざんまい(監督)
関連動画
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関連項目
外部リンク
脚注
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「概要」に「ボンソワール幾原」への改名について追記しました。「関連動画」から視聴不能のものを2つ除去。