「廉頗」(れん・ぱ ? ~ ?)とは、中国の戦国時代の趙の将軍であり、「老いて益々盛ん」な老将軍の代表格の一人である。
藺相如との「刎頚の交わり/刎頚の友」の逸話で知られる人物でもあり、「信平君」とも呼ばれる。
概要
紀元前283年に秦軍を破って昔陽を奪い、紀元前282年には斉軍を破って陽晋を陥落させる功績をあげ、趙の恵文王より上卿に任ぜられてその勇名を馳せる事となった趙の将軍だが、それまでの生涯については史書には一切記録が残っておらず、宮城谷昌光の小説において、燕の楽毅が5カ国連合軍を率いて斉軍を破った際にその指揮下にいたと言うのはフィクションである。
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紀元前279年に、秦の軍が趙に攻め入り、趙は2万人もの戦死者を出して敗れた。その後、秦の昭襄王は、趙の恵文王に対して和睦の会合を求められ、会合の地が秦の領内の黽池であった事から死の危険を感じた恵文王は、会合の地へと出向く事を避けていた。
廉頗は、秦の昭襄王が楚から趙に送られた国宝「和氏の璧」を十五の城と交換しようと持ちかけて来た際に、宦官の舎人という低い身分ながらその使者となって約束がウソである事を看破し、「和氏の璧」も自身に無事に趙に戻るという奇跡を成し遂げて趙の国政に参加することになった「藺相如」と相談し、恵文王を説得して藺相如と共に会合の地へと向かわせた。
恵文王が二度と帰還できないかもしれない地へと出発する日、恵文王の見送りに現れた廉頗は、恵文王に対して
此度の道程を計りますと、帰国まで往復で三十日あれば充分です。
もし三十日経って帰還なされぬようでしたら、大王は秦に捕らわれるか殺されたかと判断して太子を新王に立て、秦の野望を打ち砕きたいと考えております。', \ ー---____/ ∨ \
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と言った。王が不在となり権力闘争が発生して国力が低下する危機を回避しようとする策ではあったものの、死地に旅立つ者に対してあまりに縁起の悪い話であったが、趙の歴代国王の中でも聞き分けの良さに定評のある恵文王は、廉頗の真意を汲んで、30日経っても帰還しない時は、太子を王にするという廉頗の方針を実行する事を許可した。
藺相如は会合の地にて機転を利かし、昭襄王や秦の家臣達が恵文王を配下のごとく扱って秦よりも趙を格下にしようとするのを全て防いだ為、恵文王は無事に趙に帰還する事が出来た為である。
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この功績により藺相如は上卿に任じられ、廉頗より上の位となってしまった。無論、武勇をもって昇進してきたであろう廉頗にとって、決死のものではあれ秦と趙の間をたった2回往復しただけで、藺相如が自分より上の位になったことは甚だ不満で、
わしは攻城野戦にて功があった。
しかし藺相如は口舌の労だけでわしより上の位にいる。
わしは恥ずかしくて藺相如の風下に立つ事など出来ない。
今度、藺相如と会ったらきっと辱めてくれよう。>=‐ < \ jヾ }≧=‐
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と公言するようになってしまった。
廉頗の不満を耳にした藺相如は、廉頗と会わないように参朝する際も時間をずらしたり、同じ時になりそうなら病と称して欠席し、外出中に廉頗の車を遠くに見た際は、自らの車を隠して廉頗が通り過ぎるのを待つなど、廉頗と接触するのを避けた。
君(藺相如)と廉頗将軍は同列であり、隠れる必要などありません
私は秦王は恐れていないし、廉頗将軍を本気で怖がっているわけでもない。
今、秦が趙を攻撃してこないのは、私と廉頗将軍がいるからである。
もし私と廉頗将軍が争うようなことになれば、どちらも無傷ではいられず、秦の利にしかならない。
私が隠れるのは、いらぬ争いをうまぬよう国家を第一とし、私情を二の次にしているからだ。', ', / /: : . : : :}
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と、秦につけいる隙を与えない為に私情よりも国家を優先して、あえて自らが屈辱を受けているのだと言う真意を伝えた。
この話を伝え来た廉頗は、私情により藺相如を非難し侮辱した自身を大いに恥じた。
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zえ辷:::ノーニ二7 ¨|__{{:::::(: :)o(( _Y 込¨)
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鄙賤の者である私は、貴方の寛容がこうまでだとは知らなかった。
貴方が受けた屈辱の数々に比べればとても足りるものではないが、せめてこの鞭で好きなだけ打っていただきたい。x≦ . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . ヽ
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相如殿の為ならこの首刎ねられても悔いは無い。ヾ. . . : : :Y ⌒ヽ: : :._ ', ∨彡
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と誓い、藺相如もまた、
私も将軍の為なら喜んでこの首刎ねられましょう。/ ヽ . : : :>ー< . : : ' /
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と誓い、二人は趙の国と両輪となって趙の国を盛りたて、趙奢を加えた3人で趙の守護神となり、同盟破りの常習犯であった秦との同盟を8年も持続させた。
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}  ̄`ヽ.
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藺相如と廉頗の仲は、相手の為に首を刎ねられても惜しくない友情を現す「刎頚の交わり」「刎頚の友」の語源となった。
廉頗は軍事のトップとして斉軍と戦って破り、紀元前278年には、魏軍を破って幾を陥落させ、紀元前275年には、魏の防陵と安陽を攻撃して房子を手に入れて同地に城を築いて趙に帰還する戦果をあげた。
恵文王が死んで考成王が趙の王となると、廉頗も藺相如も老年の域に達し、藺相如は病に伏せる状態であったが、廉頗は老いて益々盛んな状況だった。
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紀元前260年。魏から秦へと送られるはずだった上党郡が、編入を良しとしなかった事から趙に編入される事になり、怒った秦は王齕(王コツ)を将軍に任命して軍を派遣し、廉頗は長平の地で秦軍に対抗した。秦軍の猛攻に5人の副将を次々と倒された廉頗は、塁壁を築いて籠城し、秦軍の挑発にのらずに塁壁に篭り続けて秦軍を持久戦に持ち込み、秦軍の兵糧切れか外交的和解を待った。
老獪な廉頗の作戦に進軍をとめられた秦軍は、宰相の「范雎」の策により、
秦が恐れているのは趙奢の子の趙括が軍を指揮する事である。
廉頗は与し易く、いずれ降伏するだろう。
という偽情報を千金を巻いて趙の国内に宣伝させ、秦の流言を耳にした孝成王は、
趙括は、兵書を学んだに過ぎず、実戦経験が乏しく前線で臨機応変に対応する事は出来ません。∨ __ 、_ ヽγ /
ヽ{、`: .ー-- 台___,/ /
/:ヽ}\: : : : ./>\ ーx=く
/ :iレミ"\// : : . ヽ ヽ:.ヘ
/==|/ _ノヘヾ廴: : /7: .、}ハ
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. ,′. : :l | x==ニ´ c`ニ==x : .ヾ}
{ . :i: :l lとつ/l/l ‘ /l/l/lとつ刈!
. :∧ l | rv=====vォ | ! 从
∨ 〉圦 U {////////,} 从: :ハ≧=-
ー=彡ァ: {{\ レ((´ `))ノUイ: :/ : .\
/ . : {{_rミ辷ニニニニ彡 厶ィ =x‐-≧
/-‐ _ァz二才}  ̄ ̄ {`x __\‐- ヽ
γ\\::::::ハ }:::::::::::::/ 7ヽ o
c ! ヽヽ::::ハニ=--=ニ':::::::::, ' / i
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と病身を押して参朝した藺相如の言や、趙括の母から趙奢が息子を将軍にしてはいけないと言っていた事をきかされながらも、趙括を将軍にする事を強行し、廉頗は更迭された。
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廉頗の陣法を兵法書通りに変更した趙括は、秦の白い悪魔「白起」の手により釣り出されて自国内で敵に包囲される状況となり、結果、趙括は戦死し、降伏した趙の兵40万人は白起により生き埋めにされてしまった。大敗北を喫しながらもなんとか滅亡を免れた趙だったが、藺相如は病死し、すでに趙奢も亡くなっていたため、残るは廉頗一人となった。
しかし、まだまだ趙は廉頗を必要としていた。
紀元前252年。大敗北による趙の国力低下を確認した燕の「栗腹」が燕王に進言して軍を起こして趙を攻めたが、舐められる様なかたちで侵攻された廉頗は、趙軍を率いて栗腹の軍勢と相対し、燕軍を倒して栗腹を戦死させた。紀元前251年には、栗腹を戦死させた勢いそのままに燕の国に攻め込み、国都であった薊を包囲し、燕から5つの城を割譲させる戦功をあげ、廉頗は尉文の地に封じられて信平君と呼ばれるようになり、趙の宰相となった。
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レ´ .,j / / l / X ヽ
/__,r'´/ / / l / / ヽ ヽ、 \
´ーf ハ/ /レ'-、 レ' /ィ'爪抔ト、}/⌒;ーr---'
|/ / /ィ'爪芥ト 弋):リ' | l / /
! ./ ./∧ヾ弋):リ ¨¨´ l// /
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紀元前248年には、燕の攻撃をうけた魏の援軍として延陵鈞を従えて参戦し、燕を追い払う事に成功し、紀元前245年には、魏の繁陽を攻略した。廉頗はそのまま魏を攻め続けるつもりだったが、魏との戦いの最中に孝成王が亡くなって悼襄王が王となり、楽毅の親戚筋の「楽乗」が廉頗に代わって魏攻めの将軍に任命される事になった。
i ヽ ` 、 l:.:.:.:l\( \:.:.:.:.:.:.:.ヽ ,、 '" . i (がく乗)
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特に失態らしきものが無いのに楽乗と交替させられることに怒った廉頗は、楽乗の軍を攻撃して敗走させて自らは魏へと亡命した。
しかし、廉頗は魏では信用されなかったため用いられず、逆に秦の攻撃に苦しむ趙の悼襄王が、ふたたび廉頗を趙に迎えたいと思うようになり、廉頗に使者を送って現状を調べさせた。
使者を前にした廉頗は、一斗の米を平らげ、十斤の肉を食らい、鎧を着て馬に跨り、老いて益々盛んな事を示した。
/^^´k ((⌒__
} ソ^´`ヽ ゞ≧ 7
| |'^〈 斗、≧<v≦¨7
| |Vr∨迄 )ヽ彡}⌒ヾ
| 圦r==ヘ が
| | ヽ⌒ノ_/ヽ
| `  ̄ ̄ ̄ ⌒ヽー― --- 、
ゝ=-‐―‐t―‐- 、 }______ !
| , | ! |
‘、 ノ :. | |
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/ } }三≧辷--― ヘ 「ュ巛}
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/ / ∨`} |三三三二三三三\
,. _(ヘ. / / ∨_!三二ニ辷三三三二ニ} ̄}
ミヽ ` ー-" ./ `弌三三二ニリ /、
`¨込__ j / `弌三彡 / \
`ヽ. / `ー一 \
ゝ., ノ
しかし使者はすでに廉頗の仇敵であった郭開から大金をつかまされていた。
_.. --一-‐- 、、
_ '":::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ゙ 、 (郭KAI)
ノ::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 、
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ノ::/::/::::::::/:::::::::: /::::::::::: /::::::::::::::::::::! _,,,,,
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ノ: 'ン、:::| レ'´ |  ̄´ |:::/ /::::::::::::::::::::-‐'''´,-.___
ヽ! '、 _ソ /:::::::::::_::-'''´ ,ノ / _____`‐-、
`、. ,-´-、. ,/′ /::::::::..‐" .l 〈 ソ __,, ヽ
\ 、二`ノ .,ィf‐-‐-ー 、_r' ..-、/ .l .〈 / .}
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| ニ ニ ニ二|_,,....「ノ::::::::::::::::_r::.:::::::::/ ̄_`ー-、 .l V´ __ |
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Y、:::::::::::''":::::-''´:::::::::::_::::-‐" ノ .\ \ \ ,/ヽ {´ l
_..-'、`‐::;;_:::::::::::::;;;;;;.-‐'\ ! .\ \ ゙,' / 〉-ミ_ __ィ7
/ ,/^''ー::、;:___::::‐'l .l′ \ 入 \ \ /\/: : : l: : l: :/
帰国した使者は悼襄王に対して
廉将軍は老いて益々盛んでありましたがが、私と対座している間に三度も便をもらしました。
とウソの報告を行い、廉頗は二度と趙の地を踏むことは無くなった。
_.. --一-‐- 、、
_ '":::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ 、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ゙ 、
ノ::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 、
/::::::::/:::::::::/::::::: /:::::::::::::/:::::::::::ヽ <使者GJ!
ノ::/::/::::::::/:::::::::: /::::::::::: /::::::::::::::::::::!
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|:::::::|::: :′/ /:::::::.. / \:::::::|:::::.!
|:::::::|::ノ| /─/ ::::::// ,.-─--.i:::::/::::::|
l⌒ヽ. V |' ,=/:::./l!/ ===、|::/::/ヽl
! .i::::::| レ'´ | |:::/
/ ./^ヽ! '、 _ソ
/⌒ト/ ゙`、. _´__ , ,/′
r-='´ ヽ \ ,rf‐-‐-ー 、_r-..-、
| _∠ ノ | _..‐'''' ゙!` : .. _....‐´/::::::::::::::_..-:::::::ヽ_
} ⌒´ `Vi| ニ ニ ニ二|_,,....「ノ::::::::::::::::_r::.:::::::::/ ̄_`ー-、
〉 -‐ぐ―‐‐''""´:::::..‐′:::::::_..-‐'":::::::/ r'丶 \
ヽ  ̄ / : :::::::::::::::_..''’::::..-‐''´:::::::::::::_..‐ /\ \ \
ハ /|/、.:::::::::::''":::::-''´:::::::::::_....-‐" ノ .\ \ \
7 |  ̄ , /l、`‐..,,_:::::::::::::;;;;;;.-‐'\ ! .\ \ \
/¨l| 、 /ノ ゙/^''ー..、;:___....‐'l .l′ \ 入 \ \ \
l lト-ゝ==- '´丁! / / .| .| \ ヽ \ \ \
\l| /
その後、楚に招かれた廉頗であったが、特に功を上げることもなく、三代の王に仕えた趙の歴戦の猛将は寿春の地にて没した。
楚に滞在している間、廉頗は、
趙の兵を用いたいものだ。
/| _ 、
__ i゙:::::/´:::::/ __,)ヽ. 〈\ _ /〉
\:::::ヽ:::-.、::\:ヽ ' <´、ソフ />X,< ヽ
,/:::_:/:/!:、:::\::ヽ:\ iミ//゙ノ )リゝ.リ<_/ヽ!| | 僕はレンぱ 君はリンしょうじょ
l´:{l|:/:/ |! ヽ、:ヽ:::|` 乂.[リ゚ ー゚ノ! ハリ゚ヮ ゚|C从 趙の国守る 刎頚の友
.!/瓜イ = =l`l:`l し' ∇iつと8(~~~(x)8つ 国を守る その為ならば
ソヘ.{、'' ワ''ノ!ノヽ! . |_/ノL| /^^^ヽ^\ 僕は鬼にだってなってやる
/}`ス/ ̄ ̄ ̄ ̄/ . ヒ!ヒ{ /~~~i~~~ゝ~~ヽ
.(_:::::つ/ FMV / カタカタ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/
と常々言っていた。
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