概要
法律系国家資格(士業)の一つで、主に特許関係について取り扱う。
法律系の職業の一つだが、大学の理系学部(工学部、理学部など)の出身者が多いのが特徴である。また、理系の国家資格としては医師免許や技術士、一級建築士、電験一種などと並び最高クラスとも言われている。
弁理士試験
弁理士になるために合格する必要がある国家試験。ただし、既に弁護士の資格を持っている人はこれを受けなくても弁理士になれる。
受験資格は特に無く、どんな学歴の人でも受験できるが、実際には高卒や中卒の人が弁理士試験に合格するのはきわめて難しい。(もっと言えば、理系の大卒でも合格するのは決して簡単ではない)
短答式試験、論述式試験、口述試験の3段階があり、3つとも合格しなければならない。
短答式試験は多肢選択式で、特許に関する法律の問題が出題される。
論述式試験は特許に関する法律の問題が必修で、選択科目は「応用力学」「物理学」「化学」「生物学」「情報工学」「民法」の6つの中から一つ選択して解答する。ただし、選択科目については後述する一部の国家資格を持っている人は免除される。
口述試験では特許に関する法律について口頭で説明しなければならない。
科目免除制度
短答式試験と論述式試験の必須問題は2年間だけ有効な科目合格制度がある。そのため有効期限が切れる前に口述試験に合格すれば良い。
選択科目の免除制度
論述式試験の選択問題については、特定の国家資格を持っている人は免除される特典がある。以下に対象となる主な国家資格の例を示す。
- 修士号(理系または法学)
- 技術士
- 一級建築士
- 情報処理技術者試験の一部の区分…高度情報処理技術者試験、応用情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士
- 電気主任技術者(電験)…第一種(電験一種)と第二種(電験二種)のみ
- 電気通信主任技術者
- 薬剤師免許
- 行政書士
- 司法書士
- 司法試験合格者
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 危険物取扱者
- 登録販売者
- 会計士
- 保育士
- 弁護士
- 電気工事士
- 宅建
- 衛生管理者
- 美容師
- 検定試験
- 調理師
- 自動車整備士
- 税理士
- 社会保険労務士
- 難関資格
- IT資格
- 行政書士
- 技術士
- キャリアコンサルタント
- 公的資格
- 土地家屋調査士
- 社会福祉士
- 司法書士
- 測量士
- 建築士
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