弱者男性とは、貧困、性的、障害に苦しめられている男性達である。
概要
弱者男性の問題点はその境遇にも関わらず救いの手が差し伸べられる事が少ない事にある。その原因には自己責任論や男性は強くて当たり前、男性は加害者側だから自業自得などの固定観念が関わっている。
例えば統計上、労災による死亡は男性が圧倒的に多く、自殺も男性の方が遥かに多い。ホームレスの大半は男性である。暴力加害者は男性が多いが被害者は男女差があまりない。それにも関わらず女性の被害ばかり目立つのは、男性が被害を積極的に訴えない(その前に死ぬ)こと、女性が被害をよく訴えること、男性の訴えはほぼ無視される一方で女性の訴えを積極的に聞き入れること、女性を救うシステムは多数あるが男性を積極的に救うシステムに乏しいこと、女性の暴力は敵を精神的に追い詰めるものが多く怪我に繋がりにくいので被害者が共感されにくいこと、男性は弱者女性に協力的になるが女性は弱者男性に極めて非協力的であること、など人間の本能および社会の態勢がそのようになっているためである。データからは弱者男性の自業自得と単純に切り捨てるには無理がある。
男性がパワハラと過労でバンバン死んでいく状況が見過ごされてきたのに、ある一人の若い女性がパワハラ自殺をした途端にパワハラ反対の風潮に一気になったことを覚えているだろう。パワハラが問題視されるようになったこと自体は良いことなのだが、どれだけ男性が死んでもそのきっかけにはならなかった。人間はそのように認知してしまう生き物であり、よく訓練された人が統計を見て冷静に判断をしようとしても自然とバイアスがかかってしまうくらい強力なものである。
弱者男性はさらに弱者の男性にマウントをとったり、ミゾジニー(女性蔑視)、誹謗中傷に走る場合があり、ますます他人からの理解が得られにくい状況に拍車を掛けている。
またフェミニストやジェンダーフリーを掲げる者の大半も弱者男性を敵視しており、同じ人間と見なしていない雰囲気さえある。更にポリコレでも男性というだけで強者のカテゴリに分類されるためあまり話題にあげられない。長い道のりになるが、人々の意識の改善が必要である。
関連項目
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