強欲な壺とは、遊戯王OCGに登場する魔法カードのひとつである。
概要
名前 | 強欲な壺 |
種類 | 通常魔法 |
テキスト | ①自分はデッキから2枚ドローする。 |
見たとおり、シンプルに手札を増やす事が出来る。
それだけでは強さがわかりにくいが、MTGやデュエルマスターズのようなマナコストの概念がなく、サーチカードを使わなければ好きなカードを手札に持ってこられない遊戯王OCGにおいては、たった1枚のドローがとてつもない重みを持っている。実際、アニメでも危機的状況からたった一枚のドローで逆転するシーンを何度も見たことがあるだろう。
そのため、なんのコストもなく手札を1枚増やせるこのカードは非常に便利であると言える。もしその場では使えないカードを引いたとしても、デッキが2枚減っているので、後々狙ったカードを引きやすくなるメリットもある。 昨今では1枚で強力なモンスターを召喚したり、状況を一変させることができるカードが増加しているため、更にその便利さは高まっている。
その強さから「強欲な壺が入っていないデッキはデッキではない。」とまで言わしめた魔法カード。いつしか「デッキに入っていることが有利」から「デッキに入っていないことが不利」となった。
発売から1年弱で制限カードになってからも必須カードとして多くのプレイヤーを支え続けてきたが、他のカードの使用を促すため2006年3月の制限改訂からは禁止カードに指定されており2014年4月現在でも一回も復帰していない。このカードの調整版である貪欲な壺ですら制限カードになっている。そして、掌を返したプレイヤー達からは何があっても帰ってこないカードと言われている。
ちなみに、初期のカードには「自分のデッキからカードを2枚引く。引いた後で強欲な壺を破壊する。」と書かれていた。ゲーム初期は永続魔法や速攻魔法と言った分類が無かったため、特に書いてなければ魔法・罠カードはフィールドに残り続けるというルールだったからである。実際アニメでも使った後は大体破壊されている。架空デュエルではこれを踏まえ強欲な壺が使用後破壊される等の演出がなされていることもある。
実は原作で使われたのは闇遊戯がオシリスの天空竜の攻撃力を上げるための1回限りである。原作では天よりの宝札という上位互換と言うべきカードやらもっとぶっ壊れたカードがいくらでもあったのだ。
これに対しアニメ版では乃亜編あたりからほぼ全てのデュエリストが使用するようになり、禁止になるまでは遊戯王GXでも多くのデュエリストに使われた。禁止カードになってからは代用カードを使うようになり全く登場しなくなった。
ちなみにゲーム版では初代タッグフォースで主人公と一人のデュエリストを除く全員が初期でこのカードを投入しており、更に全員専用台詞を喋る。初期の禁止・制限カードリストも強欲な壺が制限で留まった最後の改訂である2005年9月のものが使用されている。
強欲な壺関連のカード
以下、遊戯王カードwikiより。ご覧の通りこのカードの調整版は多岐に渡り出ている。
ちなみに下に書いてある強欲な壺の精霊・壺盗み・壺魔神はこのカードの禁止化によりその存在価値は無に等しい。
- 貪欲な壺
通常魔法。(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。 - 無欲な壺
通常魔法。自分または相手の墓地に存在するカードを合計2枚選択し、持ち主のデッキに戻す。
このカードは発動後、墓地へ送らずにゲームから除外する。「無欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。 - 謙虚な壺
通常魔法。自分の手札のカードを2枚デッキに戻す。その後デッキをシャッフルする。 - 強欲で謙虚な壺
通常魔法。「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加え、その後残りのカードをデッキに戻す。 - 紅蓮魔竜の壺
通常魔法。自分フィールド上に「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動する場合、次の相手ターン終了時まで自分はモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。 - 貪欲で無欲な壺
通常魔法。メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。 選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。その後、デッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。 - 金満な壺
通常魔法。「金満な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はP召喚以外の特殊召喚ができない。
(1):自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスター及び自分の墓地のPモンスターを合計3体選び、デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。 - 金満で謙虚な壺
通常魔法。 「金満で謙虚な壺」と名の付くカードは1ターンに1枚しか発動できず、
発動ターン、自分はカード効果によるドロー出来ない。
(1):自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。
除外した枚数だけ、自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚選んで手札に加え、残りは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。 - 強欲な壺の精霊
効果モンスター/ 星1/光属性/天使族/攻 100/守 100
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する時に「強欲な壺」を発動した場合、「強欲な壺」を発動したプレイヤーはカードをもう1枚ドローする事ができる。 - 大欲な壺
速攻魔法。「大欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる。
そのモンスター3体を持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。 - 強欲で金満な壺
通常魔法。
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの 裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。
除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。 - 強欲な瓶
通常罠。(1):自分はデッキから1枚ドローする。 - 貪欲な瓶
通常罠。「貪欲な瓶」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動できる。
そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。 - 壺盗み
速攻魔法。「強欲な壺」発動時に発動する事ができる。
「強欲な壺」の効果を無効にし、自分はデッキからカードを1枚ドローする。 - 壺魔神
効果モンスター/ 星3/地属性/岩石族/攻1200/守1300
手札から「強欲な壺」1枚を墓地へ送る。自分のデッキからカードを3枚ドローする。 - 強欲な壺の精霊
効果モンスター/ 星1/光属性/天使族/攻 100/守 100
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する時に「強欲な壺」を発動した場合、「強欲な壺」を発動したプレイヤーはカードをもう1枚ドローする事ができる。 - 強欲なウツボ
通常魔法。自分の手札から水属性モンスター2体をデッキに戻し、自分のデッキからカードを3枚ドローする。 - 強欲なカケラ
永続魔法。自分のドローフェイズ時に通常のドローをする度に、このカードに強欲カウンターを1つ置く。
強欲カウンターが2つ以上乗っているこのカードを墓地へ送る事で、自分のデッキからカードを2枚ドローする。 - 強欲な贈り物
通常罠。相手はデッキからカードを2枚ドローする。 - マサキ(ポケモンカード)(サポート)
自分の山札からカードを2枚引く。サポートの名のつくカードは1ターンに一度しか使用できない。
関連動画
関連商品
関連項目
- 11
- 0pt