概要
1992年にビデオシステムの『ソニックウィングス』チームが独立し、「彩アート京都」として設立。
1993年に処女作である『戦国エース』でデビュー。後の1995年に彩京と社名変更にいたる。
シューティングゲームがメインであったが、脱衣麻雀ゲーム『ホットギミック』や末期にはパチンコやパチスロの機器開発をも製作している。格闘ゲームも制作しており、その作品の一つ『堕落天使』にはコアなファンがいる。
2002年にクロスノーツに吸収合併。以降は同社のブランド名として名を残していたが、2009年には同社も活動停止。
2017年には彩京の元プログラマーである原神敬幸が設立したゼロディブから、Nintendo Switch向けに過去作が復刻配信された。
その後、2019年にジャレコの版権を所有するシティコネクションがゼロディブを子会社し、彩京のIPを活用した展開も視野に入れると発表している。
代表作
シューティングゲームの特徴
彩京の有名シリーズは大体画面を見ただけで「これは彩京シューだ!」と分かるものが多い。スコアのフォントやPやボムアイテムのグラフィックがほとんど変化しないからである。細かい性質などはかなり違うのだが、見た目では敵弾の軌道や弾幕もそれっぽく見えてしまうのも彩京らしい。
戦国エースからガンバードまでは、ソニックウイングス同様にショットに弾数制限(ある程度連射するとショットレベルが一段階下がる)がある。またそれ以降のシリーズを通して、敵機に激突するとパワーダウンするというシステムを採用している。戦国エースは被弾扱いになるので注意が必要(戦国エースは他にも2周目に撃ち返し弾が無いなど処女作ということもありやや例外的な面がある)
基本、1周7〜8面で各ステージのプレイ時間は1分~2分ほどとなっている。例外もあるがほとんど2周END制で、2周目に条件が無く1周目のリザルト画面終了と同時に8〜9面が始まる。また、2周目には、超極悪高難易度と恐れられる彩京特製の「ランダム打ち返し」が雑魚に付加される。2周目でランクの上限が引き上げられ、高速弾である白弾(青や紫だったりする事もある)の割合が増し、いよいよ人間の限界を挑ませようとする。基本、作成者は99%はクリアできないように作っているとのこと
しかし、いつもプレイヤーから「彩京は同じシューティングばかり作っているのか!もう飽き飽きだ!!」などという声が聞こえる事もある。実は、それらのプレイヤーが全くの無知であり、実際には彩京は
- 「格闘ゲームとRPGを融合させた世界観を持つ、横スクロール型STG」である“ソルディバイド”
- 「大統領が自機で、固定画面STGでかつ、敵を全滅させるためのシステムが“撃つ・敵をキャッチ・敵をリリース”するという後の室伏ゲーを彷彿」させる“スペースボンバー”
- 「複数の敵をマーキング状態にして、一斉にロケットを射出!3D横スクロール型STG」である“パイロットキッズ”
- 「全方位に自機を方向転換させることが可能な、強制全方位スクロール型STG」である“ゼロガンナー2”
など超絶個性的なゲームを作っていたのである。もちろん、現在遊んでも新鮮味のある良質なゲームである……が、移植されていないものに関してはレアゲーとなってしまっているのが現状である
こうしてみると、1998~2001年の間というのは弾幕シューティングが登場した後の時期であり、彩京のストライカーズ1945IIと怒首領蜂が張りあっていた。それを考えると、注目を浴びる事の出来なかった時代を先取りしすぎたゲームだったのかもしれない。速すぎたんだ……彩京弾のように
彩京弾
同社の特徴的な弾はしばしば彩京弾と呼称される。
一見すると弾速で回避不能な弾幕でも、軌道が固定なため毎回安定して避けられるものが多い。
最も難しいのが、一見簡単そうに見えてとんでもなく回避が難しいもの。弾速が通常弾程度なものが多いが、固定弾と自機狙い弾の混合である場合がほとんどである。これらはシューティングとしての弾の性質を見切るセンスも、若干覚える必要がある
練習して抜けられるようになると非常に気持ちがいい上に、他の人が避けられないのに自分は避けられるという優越感に浸ることも出来る素敵仕様である。
安置に居座って、ジュースを飲んだりタバコを吸うのは昔からシューティングの伝統である。近年はツイッターに「安置なう」と書き込む事が多いようなので、是非……といっても書き込む時間も高速でなければいけないのがやはり彩京
アイン
同社のゲームのキャラクターは必要以上に濃いキャラクターが多い。中でも一大カテゴリを築いているのが「ホモキャラ」であり、「戦国エース」で登場したアインはその代表格である。戦国シリーズやガンバードでは2人プレイ用のストーリ進行があり、男キャラと組むとアッー!なことになっていたりする。「おっしゃあ!御坊ッ!俺はもう辛抱堪らん!!」
妹、アスカがいる。出撃理由は大体妹である。EDで「罰として火あぶりの刑」がお約束。
アインが登場する作品
なお、STRIKERS1945において、1周エンド時のリザルトで全ての項目(クリアタイム・撃墜率・金塊回収数)で金勲章を獲得するとパイロットがあられもない姿を晒すのだが、アインも例外ではない。わざと金塊を1個逃せば公開処刑を免れることができる。
関連動画
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関連項目
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