彷魔が刻とは、1988年に東宝から発売されたファミコン用のアクションゲームである。
正式な名称は「ジーキル博士の彷魔が刻」。
概要
ロバート・ルイス・スティーブンソンの小説「ジーキル博士とハイド氏」を題材にしたアクションゲーム。
主人公のジーキル博士が婚約者が待つ教会へ向かうのだが、その前には幾多の妨害が待ち受ける。
具体的には子供がパチンコを撃ってきたり、通行人が博士を突き飛ばしてきたり、わんこやぬこがじゃれあってきたり、隣同士でケンカしている家の住人が投げたビンに当たったり、カラスがトグロを巻いたウンコを無数に落としてきたり、ジャイアン並の歌を歌う貴婦人、獲物をわざわざ博士の頭上に落ちるように打ち落とすハンター、何のためかは解らないが無数に転がってくる樽、そして見た目より超広範囲に爆発する爆弾を仕掛ける爆弾魔とか爆弾魔とか爆弾魔とか・・・
ヨハネスブルグ並の恐怖の街と化しているロンドンだが、ジーキル博士はこれらの妨害をジャンプなどで回避するしかない。
一応杖で攻撃は出来るが、蜂以外のキャラクターを攻撃すると逆にダメージを食らうという謎な仕様である。
体力のほかにMETERというゲージがあるが、これが左に振り切れるともう一つの人格であるハイド氏に変わる。
パンチやサイコウェーブ(上を押しながら攻撃)で化物を倒しているとそのうちジーキル博士に戻れる。
一つのエリアは画面端までに到達できればクリアとなり、最終的には教会にたどり着ければエンディングとなる。
しかしジーキル博士のままでクリアするか、ハイド氏で教会までたどり着きラスボスを倒してクリアするかでエンディングが変わるというまさかのマルチエンディングとなっている。
挫折したい人にお薦めの危険な街ロンドン
- ジーキルとハイドの二重人格なら大丈夫だろうと思っていたら爆弾魔20人に襲われた
- 自宅から徒歩1分の路上でジーキル博士が頭を抱えて倒れていた
- 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみるとジーキル博士が転がっていた
- 通行人がジーキル博士に突っ込んできた、というか突っ込んだ後から爆弾魔が突っ込んでくる
- ジーキル博士が子供に襲撃され、わんこも「ぬこも」全員襲ってきた
- 橋の左端から右端の間にカラスの糞に襲われた
- プレイヤーの1/3がクリア経験者。しかもエンディングまでが想像を絶するという都市伝説から「クリアしている者ほど危ない」
- 「そんな危険なわけがない」といって出て行ったジーキル博士が1分後ハイド氏になって戻ってきた
- 「すぐに逃げればやられるわけがない」と杖を手に出て行ったジーキル博士がとてつもない範囲の爆風に巻き込まれハイド氏になって戻ってきた
- 教会から半径200mは爆弾魔にあう確立が150%。一度襲われてまた現れる確率が50%の意味
- ロンドンにおける爆弾事件による被害者は一日平均120人、うち約120人がジーキル博士。
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関連項目
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