概要
JR西日本中国統括本部管轄の車両所で工場機能を有する後藤地区と車両基地機能のある米子地区(米子駅構内)及び特急電車をメインとする出雲支所、気動車の鳥取支所と岡山気動車支所からなる総合車両所。
但し、最初から機能を一体化している網干総合車両所や博多総合車両所とは違い既存組織を統合した関係上、一箇所に集中している訳ではなく機能をいくつかの場所に分散する形となっている。
山陰地区では非電化区間が多くディーゼル車の比率が高い事もあって金沢など他支社のディーゼル車両の検査も受け持つ他、智頭急行の車両やJR東海の285系3000番台などの検査も受け持っている。
後藤総合車両所の名称は米子地区の鉄道の開業などに尽力した米子の豪商・後藤快五郎にちなんだもの。十河信二総裁時代に当時の「後藤工場」を「米子工場」への改名提案が出されていたが、由来を知った十河信二により取り下げされている。
後藤地区の工場は境線列車から見る事も可能である(境港駅に向かう列車の場合は富士見町駅~後藤駅間で進行方向右手)。
なお、後藤総合車両所では一畑電車の7000系などの車両を製造する事もある。
※余談だが、後藤総合車両所所属のディーゼル車両は国鉄色を以前よりローカル色として使用していた車両が多かった為、末期色化が発表されて以降もJR車や別塗装車を除くと塗装にあまり変化はない。
所属車両(2023年4月時点)
電車・気動車
出雲 | 米子 | 浜田 | 鳥取 | 岡山 |
381系(62) | キハ187系(18) | キハ120形(13) | キハ187系(8) | キハ40系(41) |
285系(21/14※1) | キハ40系(42) | キハ47形(18) | キハ120形(16) | |
145系(1) | キハ121系(9) | HOT7000系(34※2) | ||
キハ120形(8) | キハ126系(20) | |||
キヤ143形(3) |
※1:285系3000番台14両はJR東海から管理受託
※2:HOT7000系は智頭急行から管理受託
機関車・客車・貨車
米子 |
12系客車(2) |
DD51(2) |
DE10(3) |
ホキ800形(6) |
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関連項目
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