概要
微分音を使用する作曲者たちの多くは、音痴やピッチの連続変化のことではなく、12音にない狙った音程を鳴らすことと考えているようだ。またA=440Hz以外の調律は、音程の話ではなく基準の違いであるため、微分音とは言わない。
関連動画
24平均律
初めて聞くと結構きもいかも?
19平均律
マイルドな曲調にできる
31平均律
7平均律・14平均律
ボーレンピアース
詳しくはボーレンピアースを参照。
DAWでの作曲方法
※MIDI1.0では、ピッチベンドを使用するのは、微分音和音に対応できないため、使用しない方が望ましい(重要)
微分音作曲で使用するDAWはReaperがおすすめされている。
使用する音の数が多い場合には、音をわずかに上げ下げする作業をMIDIのノートチャンネルで行うほうが扱いやすい。
Reaperでは、複数トラックにピッチのわずかに異なる音が出る同じ音色のプラグインをセットしておき、空のトラックからMIDIチャンネルごとに別々のトラックに音が出力されるようルーティングしておく。
空のトラックでMIDIを打ち込むことで、それぞれのプラグインから音が出るので、MIDIを打ち込んだからトラックとすべてのプラグイントラックをエフェクタにまとめ、バストラックでエフェクトをかける。
ReaperではMIDIのノートチャンネル変更のキーボードショートカットを設定しておいた方が作業速度が上がる。
VSTプラグインの調律
チューニング非対応のプラグインは、entonal studioを使う手もあるが、動作が不安定である。
XenharmonicWikiのチューニング対応プラグインのリストに、チューニング対応のプラグイン一覧が掲載されており、非12平均律はおもにこれらのプラグインを使用した作曲を行う。
調律ファイル対応のものが多く、音階データのsclファイル、鍵盤全体の調律データのkbmやtunファイルなどがあり、プラグインによって対応状況が異なるため、上記のリストでの確認が必要である。
調律データの作成
Sevish氏が公開しているScale Workshopといウェブアプリを使用する。
1.New -> Equal Temperamentからオクターブ(1/2)の分割とし、任意の数でいったんテーブルを作成する。
2.扱いやすくするため、鍵盤モデルを参考にModify -> Subsetから飛ばす値を入力し、間引く。
3.Exportから、必要な形式に従って出力する。
ずらし分の計算(n平均律)
セントでずらす場合は、1200をnで割った数値を入力してプラグインの基準ピッチを変更する。
ヘルツでずらす場合は、周波数に2^(1/n)を掛け算することで、1ステップずつずらす。
関連リンク
関連項目
- 1
- 0pt