微生物とは、肉眼で見ることができない、または肉眼で細かいところまで観察できない生物の総称である。
概要
ウイルス、細菌、菌類、微細藻類、原生動物などの、とても小さいため目視することはできないが、身の回りにたくさん存在している生物の総称。
地球上のありとあらゆるところに生息しているが、特に土壌での密度が高く、いわゆる肥えた土には1gあたり数億個の細菌が生息しているとされる。腐った食べ物や動物の腸内での密度はより高い。
運動能力を持つ微生物もいるが、仮に持っていても移動距離は限られているので、その場の微小な環境に適応して生きている。
人類は微生物の存在を明確に意識する遥か前から微生物と生活しており、微生物がもたらす感染症と戦い、微生物がもたらす発酵の恵みを賞味してきた。
生態系の中では主に分解者の立場にあるが、微生物の中には光合成や化学合成などを行って生産者の立場を取っているものもいる。
気温が高めで湿気の多い日本は微生物の宝庫であり、発酵食品や有用物質の生産などで昔から微生物を上手く利用してきた。
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