心綺楼一輪とは、同人サークル「黄昏フロンティア」製作の弾幕アクションゲーム「東方Project」の第13.5作目・弾幕アクション第4弾「東方心綺楼 ~ Hopeless Masquerade.」にて、新コスチュームで登場した雲居一輪である。
<概要
雲居一輪は東方星蓮船3面ボスとして初登場。が、その役どころは作品に名前を冠するような目立つ立ち位置ではなかったため、他キャラクターに埋もれがちであった。ダブルスポイラーにも出演したが、そのポジションは変わらずじまい。
しかし東方求聞口授にて驚くべき事実が発覚する。その説明によるとなんと一輪は元人間の妖怪であるという。
本編ゲームの自機キャラクターは人間が多数を占めており、一輪にも自機として登場する日が来るのでは、とにわかに期待が高まった。
ただ、元人間には東方神霊廟に登場した物部布都がおり、更に彼女は歴代自機キャラクター、十六夜咲夜、魂魄妖夢、東風谷早苗などと同じく5面ボスであった。そのため自機枠としては布都が有力であると見られており、一輪にその枠が回ってくると考える人は少数派であった。
しかし、更に時を経て発表された東方心綺楼のOPには一輪の相棒、雲山の姿が見え、間もなく発表された体験版では主人公格の霊夢、魔理沙と一緒に一輪&雲山がまさかのプレイアブルキャラクター抜擢という驚きの展開となる。
前述の要素のためか人気投票ではなかなか振るわなかった一輪であるが、ここにきて意外なクローズアップを受け、更に新コスチュームを引っ提げての登場は多くの東方ファンに衝撃を与えた。
心綺楼での一輪は、袈裟を纏うことにより、より尼らしい見た目となった。絵師のalphes氏による立ち絵が睫毛びっしびしでロリロリしく可愛らしい。戦闘モーションは相棒雲山との物理的戦闘スタイルによりものすごく派手で見栄えがよく、更に勝利した際非常に低確率であるが頭巾を脱ぎ、今まで謎だった髪型を拝むことができるモーションがある。
頭巾をかぶった状態でも髪の露出がかなり増えたがカラーリングが若干変わっている。星蓮船の立ち絵では若干紫がかった様なうすい青色だったが、心綺楼では水色のような色になった。全体的に星蓮船の時よりも色彩が鮮やかになっている。心綺楼はドット絵が一新され細かくなっているのでいるので、全体像がかなり詳しく見られるのもうれしいところ。頭巾を取ったドット絵ではウェーブのかかったセミロングであるようだ。よく見ると鎖骨が見える。ひょー
<製品版での活躍
満を持して頒布された製品版ストーリーは、
聖白蓮のいない間、命蓮寺を守るべく留守番していたが、そこに魔理沙が殴り込んでくる。戦闘後、魔理沙の「おまえのとこの住職にやられた」との発言から何が起きているのかが気になりだし、それを確かめるために寺を出る。幻想郷の各地を回るうち、聖の助けになるために自分のできる範囲で布教活動を始めようとする…
というのが大まかなあらすじである。
生真面目で機転の良い性格は星蓮船の時から変わらないものの、対戦時の掛け合いなどでは「在家でも仏教始められるよん」「はーい出家にごあんなーい」「なんで負けるねん」「地上も都会じゃないわよぜーんぜん」など、結構ノリの良い、軽い台詞を喋る。可愛い。
一方で河城にとりとの対戦前には布教を断られて「力で説き伏せるしかないか!」と発言したり、秦こころとの対戦前には「私と最強の称号を賭けて闘え!こんな感じでいいわ」とアドバイスするなど、熱血気味な側面も見せている。もっと熱くなれよ! なお、こころストーリーでは前述の一輪のアドバイスが彼女のその後にちょっぴり影響を与えている。
設定面では聖白蓮のことを「姐さん」から「聖様」と呼ぶようになっていること、妖怪の身であるために里にはあまり立ち入らないよう指示されていること、能楽が好きであること、地底は屈辱の地と思っていること、またそこに封印されていた頃に村紗水蜜と共に古明地こいしにその存在を認知されていたことなどの事実も判明した。
なお、会話では「見越入道のおじさん(こいし)」「がんこ親父さん(霊夢)」「そちらの若造(マミゾウ)」など、何かと雲山に対しての言及が多いことから、幻想郷の住民にも雲山の存在は目立つ存在として映るようだ。
心綺楼で掘り下げられた一輪と雲山。彼女たちの今後の活躍に期待しよう。
<関連動画
<ドッターのこだわりがうかがえますね
<関連静画
冷遇\イッチリーン/時代
→ ニコニコ静画タグ検索「雲居一輪」(本当はもっと目立ってるよ!ホントだよ!)
華麗なる時代
<関連コミュニティ
<関連項目
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