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心肺停止とは、危篤状態の一種であり、心臓と呼吸が停止した状態である。
概要
CPA(Cardiopulmonary arrest)とも呼ばれる。医師や歯科医師による死亡診断が下されていない遺体のことをこういうこともある。我が国においては死亡診断は医師のみ(歯科疾患を原因とする場合に限り歯科医師も)が行える行為であり、交通事故や殺傷事件などの被害者や自然災害などの被災者で医師が死亡診断を下していない遺体に対する表現として使われる。もっとも、死斑などが出ているときや死後硬直が始まっている場合など、もはや搬送する意味のない状況の時は救急隊の判断で死亡判定が下されることもある。
血流が途絶しているので、数分のうちに蘇生処置をしなければ脳に重大な障害もしくは回復不可能な障害が起こる状態であり、この状態に陥った者に関しては迅速に、それも大至急で胸骨圧迫や人工呼吸、AEDなどの除細動器による電気的除細動といった心肺蘇生を施す必要がある。発見者がこれを行えば救える命もある。万が一にもこれをよんでいる諸兄らがこの状態の人を発見した場合、兎にも角にも蘇生処置を施してほしい。
関連リンク
- http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000013.html(KOMPAS)
- http://www.kmu.ac.jp/takii/visit/search/sikkansyousai/d33-004.html(関西医科大学総合医療センター)
関連項目
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