概要
芸備線、三江線、呉線、福塩線、美祢線などの超A級ローカル線で行われている。この行事の目的は、作業員の巡回による保守点検を廃止した区間などで運転士が目視による安全確認を行いながら列車を運行するため、列車の速度を時速25km/h程度に制限し、保守点検にかかる費用をケチることである。主に地盤が弱かったり、かつて落石や雪崩があった場所で指定してあり、維持費の削減・安全の確保・景観もゆっくり楽しめるとあって大好評(?)である。
徐行制限を行う区間や時期は路線によって異なるが、時刻表を見ればある程度推測できる。具体的には、駅間距離が一定程度以上あって、駅や信号所で対向列車の待ち合わせが無いにも関わらず、表定速度が概ね30km/h以下に設定されているような区間は、途中で長い徐行区間が存在することが想定される。逆にそれなりの表定速度を出している路線は徐行区間がほとんど存在しないことが伺える(例えば美祢線は2020年現在、ごく短い徐行区間が2カ所しかないことから全線46kmを普通列車が最速62~63分で走っており、一般的な路線の普通列車と比べても遜色がない)。
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関連項目
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