忍魂とは、株式会社大都技研から2009年1月に発売された5号機のパチスロ機である。
概要
BIG BONUS、REGULAR BONUS、月光の刻(ART)で出玉を増やしていくタイプの機種である。
状態は低確・高確・超高確の3種類。天井機能も搭載されているが、ほぼ1セットで終了。設定は1・3・5・6の4段階設定だが、設定3はこの機種では偶数設定扱いされる。
有効ラインは上下無効の中段・斜め×2の3ライン。1Kあたりの回転数は全設定共通で31.5G前後。
BIG・REGからは殆どARTには当選せず、高確からのチャンス目からARTに突入させるのがメイン。特に奇数設定は低確からのART突入は殆ど期待が持てない。高確状態(夕方背景)へはボーナス後からしか突入しない。レア小役で高確に上がる等は無い。例え低確からARTに当選したとしても高確からの当選に比べてセット数の振分が非常に悪い。
当時としてはART中にレア小役でゲーム数が上乗せされていくシステムは新鮮で、多くのファンに愛された…のは暫く経ってからで、発売当初の予定では出荷台数限定だった事もあり、導入されているホールはあまり無かった。後に増産されて沢山のホールで打てるようになったが、大都技研もそれ程の評価を受けるとは思って無かったと思われる。
ボーナス
BIGの獲得枚数は約220枚、REGの獲得枚数は約100枚。ART機としてはREGの獲得枚数が多い。
どちらのボーナス共に薄い確率でART抽選を行なっている。純ハズレ成立時(BIG中は1/1130、REG中は1/762で毎ゲーム抽選)、BIG中のチャンス目入賞時(当選率約5.2%)など。
ただ、忍魂のボーナス後は必ず高確へ移行する(BIG後は最低50G、REG後は最低10G保障)。この高確が忍魂のキモであるために枚数の多い高確移行役として捉えられる事も多い。
チャンス目でボーナスに当選した時にボーナス+ARTが確定する場合もある。この時は「最終奥義」演出に発展し、成功すればボーナス+ARTが確定する。最終奥義演出の出現確率自体が1/10000以下であり、その内の1/3で成功なのでそうそうお目にかかれるものでは無い。
BIG終了時に出る事がある「よしぱす」の色や数字によってある程度設定を推測出来る。または確定する場合もある。
月光の刻(ART)
基本的には通常時にチャンス目を引くことにより突入するART。本機種が高い評価を受けることになったのはこのARTのシステムにある。
- チェリー成立時は33.3%で10G~300G
- スイカ成立時は12.5%で50G~300G
- 3択1枚役成立時は100%で30G~300G
- 共通レア9枚役成立時(メダル払い出し終了後に必ずフリーズする)は100%で100G~300G
- ボーナス成立時は100%で10G~300G
通常時は3択1枚役と同じチャンス目扱いの3択チャンス9枚役はART中は上乗せ抽選はされない。鳳玉アタック演出を伴えばチェリーでの上乗せ期待度は50%に、スイカでの上乗せ期待度は33.3%にアップする。また、背景の月が赤い状態(月紅の刻)はチェリー・スイカでも100%の確率で上乗せをする。
ARTのセット数は最大で6セット。突入時には既に振分は決められており、継続率では無い。ART中は通常は疾風が走っているが、残りセット数があり(残りセットが多い程良い)、なおかつ現時点の残りゲーム数が少ない状態の場合(大体50G以下)はド派手な「ギーン!」の音と共に楓が登場する事がある。その時は楓専用の曲も流れて次回継続確定。忍魂をやっていて最も嬉しい瞬間である。但し次回確定は楓が登場したセットのみで、次セットも引き続き楓でも次回確定では無い。
ART終了後は引き戻し抽選が行われ、当選した場合のセット数振分は高確テーブルが参照される。当選率は以下の通り。
周期RT
本作は通常時は通常32G+RTが繰り返される周期RTシステム。
基本的にはチャンス目でARTに当選していても必ず通常32G目まで引っ張られ、何かしらの演出で成功(勝利)した後、次ゲームからARTが発動する。通常32Gの終了間際でチャンス目を引いた場合で、かつARTに当選していた時は次周期まで持ち越される事がある。
RT中は昇格リプレイ(ボーナス図柄・リプレイ・リプレイ)を入賞させることにより、チャンスRTに突入させることが出来る。チャンスRT中は3択ベルこぼしをするまではリプレイor小役が基本的には揃い続ける(内部的にはARTと同じ状態)。また、昇格リプレイの1/2で超高確に移行するので、もしチャンスRT中にチャンス目が来ればかなり期待できる。背景が夜ならば超高確なのでART確定、夜じゃ無くても超高確の可能性はある。
チャンスRT中に3択ベルをこぼすとRTに転落、昇格リプレイが揃えばチャンスRTに再突入、昇格リプレイが揃う前に転落リプレイ(リプレイ・リプレイ・ベル)成立で通常に転落する。
ボーナス終了後に関しては、ストックがある場合は最初のベルこぼしで必ずARTが発動する。もし最初のベルこぼし目でARTが発動しなかった場合は当選していなかったと言うことである。
ちなみにART中は最も嬉しい小役である共通レア9枚役(1/2979)は通常時に成立してもART抽選は行われないが、チャンスRT中に成立するとART中と同じくフリーズする。
状態
低確・高確・超高確の3種類。背景は昼・夕方・夜の3種類。状態によってチャンス目を引いた時のART期待度は異なる。
状態と背景はほぼシンクロしており、低確=昼、高確=夕方である。少なくとも夕方の時は高確以上であり、夜の時は超高確である。夕方背景はボーナス後限定なので、昼になった場合は次のボーナス終了後までは夕方になることは無い。
RT中に昇格リプレイで超高確に移行した時は1/2で背景が夜になる。
この機種は例え設定6でも、ボーナス後の高確中にチャンス目を引けなければ話にならない。もし高確or超高確中にチャンス目を引いた場合はボーナスと重複していないことを祈るべし。
登場キャラクター
関連動画
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PV
関連項目
外部リンク
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