志倉千代丸とは、経営者、ゲームクリエイター、作詞家、作曲家である。
主に作詞作曲を中心とした音楽プロデュースを行っている。
2023年1月現在はゲーム制作会社株式会社CHIYOMARU STADIO代表取締役社長、株式会社MAGES.エグゼクティブプロデューサーを務める。
概要
株式会社ヒューマンの作曲家として『ファイヤープロレスリング』や『爆走デコトラ伝説』で名を上げる。退社後、音楽プロデューサーとしてNOVAうさぎの歌や主にKIDなどのノベルゲームの主題歌を提供。2005年、株式会社5pb.(現:株式会社MAGES.)の立ち上げに参加、同社の代表取締役社長に就任した。
5pb.がAG-ONEと合併しMAGES.に社名変更した後にも代表取締役社長に就任。MAGES.の株主の変動後ドワンゴの完全子会社となり、ドワンゴがKADOKAWAと経営統合する際にKADOKAWAグループ入りした際にも社長から会長職の変動はあったものの代表職の取締役に留まる。角川ドワンゴ学園の制服(標準服)デザインを行ったというエピソードもある。
科学アドベンチャーシリーズを制作するためのスタジオとして株式会社『CHIYOMARU STADIO』を設立。
2019年7月にKADOKAWAからMAGES.とCHIYOMARU STADIOについてMBOを行い全株式を取得・独立し代表取締役社長に就任した。2020年4月にコロプラにMAGES.の全株式を売却しコロプラの完全子会社となるが志倉は代表取締役会長に異動する。
2023年1月、任期満了に伴い、MAGES.の代表職、取締役職、会長職から退任し、エグゼクティブプロデューサーに就任。
楽曲の特徴
ゲームやアニメの主題歌を作詞作曲する時は、常にタイアップ作品のイメージを重視しており、作品のストーリー・テーマを盛り込んだ楽曲を提供している。それに関して、インタビューで語った事をまとめると『主題歌は作品の入り口、加えて全てを終えてから聞きなおすと新しい入り口になる』事を意識しているという。反面、アニメなどによく見られる安易なタイアップに関しては否定的である。
一方、提供された楽曲自体は個性的なものが多い。作曲面では、本人がテトリスに例えたようにサビを盛り上げるためにメロを長くしたり、サビ自体を2段構えにするなどの工夫が見られる。作詞面では、1人称がほとんど見られないのが特徴的である。
人物
5pb.の人間としてはニトロプラスとのコラボレーションである科学ADVシリーズ『CHAOS;HEAD』『STEINS;GATE』の企画原案として初期プロットを作成している。
いくつかのラジオ番組のレギュラーだった他、KIDのゲームの中の人になったり、テーマカフェをプロデュースしたりと実に色々な事をやっている。
中でも特筆すべきは、PS2用の乙女ゲー「硝子の森」 において、主役の一人「樋口湊」役の声優を担当し、OPとEDを作詞作曲し、自ら歌ったことであろう(編曲は志倉ではない)。
Twitterやmixiもやっており、仕事の合間をすり抜けてつぶやいたり、さりげなく作品や企画を宣伝したりと実に巧みに使用している。ちなみに、何かと話題になるアリカ副社長三原一郎氏とのTwitter上でのやり取りはお互いに好き放題言い合ってよく分からない状況になる事もある。
そして、彼を語る上で欠かせないのがその容姿。2010年現在、満40歳とは思えないその若々しい姿に「荒木飛呂彦のように石仮面を被った」と一部で囁かれている。
主な作品
関連項目
外部リンク
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