志筑仁美とは、テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物である。
概要
鹿目まどか、美樹さやかと親友で、仲良し三人組のはずだった・・・
容姿端麗で典型的なお嬢様キャラでクラス委員。かなりの稽古を掛け持ちしており、非常に忙しい。語尾に『ですのよ~』または『ますのよ~』などと付ける。ドラマCDによれば、さやかやほむらの為に勉強会を開く提案をするなど、かなり面倒見の良い面も見られる。
まどかやさやかとは異なり、劇中で魔法少女にならない普通の女の子である。
逆に言えば、「とことん奇跡には頼らず自分の力だけで物事を解決しよう」とする、心の強さをもった少女とも言える。
その生まれもあって同じお嬢様に囲まれて、裏表のある言葉にさらされて育ったことで、そんな内面の強さを得た一方で、自力で解決しようとするあまり、とことん内に抱え込んで、ついには魔女に引き寄せられるといった欠点も有している。
第7話において取った行動や言動等で「行動や言動が一方的」だなんだと言われる事もあるが、それに関しては、さやかを初め、魔法少女達全員についても同じ事が言える上、そもそも彼女たちはまだ中学生に過ぎない事を思えば、視野の狭さ等は仕方ないと言えなくもない。実際、劇場版・叛逆の物語では、恋に悩む年相応の少女らしい一面を見せた。
第2話では、まどかとさやかがテレパシーで喋っている時に、変な妄想をしたことから、残念なキャラ扱いされることもある。第4話では魔女に狙われ、危うく集団自殺するところだったが、まどかとさやかの活躍で未遂に終わった。自殺を止めようと駆け寄ったまどかを仁美が制する場面が、仁美がまどかに腹パンしているように見えると一部でネタにされている。
ちなみに習い事の内容に護身術も含まれるため、魔法少女でもないのに結構高い戦闘力を有しており、強さとしては以下の様になる。
未契約ほむら<エイミー(猫)<メガほむ=未契約まどか<未契約さやか<魔法少女さやか(変身前)<仁美
(参考資料 まどかマギカポータブル ※但し、仁美の護身術が披露されるのは内容がフリーダム過ぎると評判な「番外編」であるため、シリアス展開において上の不等式が成り立つかは未知数)
第7話において、実は以前から上条恭介の事を気にかけており、恭介が退院した直後に美樹さやかに相談し、「私は上条恭介君の事が好きです。」と打ち明けた。恭介とは幼馴染であるさやかは戸惑い、自分は何も出来ないと悲観する。 実はさやかを後押しするために発破をかけていただけなのでは?といった考察もあったが、アニメージュで「上条君は仁美のほうにいった」と明言された。 第10話において、美樹さやかが魔女化したOktavia von Seckendorffの使い魔・Klarissaが登場する。その外見は仁美とよく似ているが、スタッフによれば「関連は無い」とのことである。 第12話において、世界再編後の上条恭介のコンサートで登場し、舞台袖から恭介を見守る。物理的な距離ではなく、心理的な距離感を表現する演出から、舞台袖で見守る仁美が、舞台中央の恭介の傍に寄り添うような距離感で描かれている。実際の遠近をあえて無視した構図と、恭介を見守る緊迫とした表情が一部でネタにされたようだ。
以下、各作品のネタバレ注意
ふとしたことでまどかたちと共に暗闇の体育倉庫に閉じ込められてしまう。キュゥべえの操作ミスでキュゥべえの声を聞いてしまうが、腹話術であるとさやかとまどかによって誤魔化される。一緒に閉じ込められた杏子とは初対面であると思われるが、特に会話はなかった。
↓5話、7話のオーディオコメンタリーネタバレ
基本的に声優陣はさやかの立場に同情的なので、仁美に対する感情は少々複雑なものがあるらしい。ただ、一方で仁美の芯の強さは認めているようだ。
基本的にアニメと同様の立ち位置にあり、さやかの魔女化に深く関わる。オリジナルのバレンタインイベントではさやかが上条恭介に告白しようとした瞬間に告白を阻止してしまうなど、どうやら間の悪さもアニメと同様らしい。カードとしては出現率が高いが、その性能には特筆すべきところはないようだ。
まどかルートにおいては、まどかに序盤から恋の相談を持ちかけ、まどかの応援を受ける。 但し、相手が誰か話す勇気は今はないので猶予を下さいと最終的にまどかに保留状態のまま、アニメ通りの宣戦布告を行う。 尚、さやかに対して決して無神経だったわけではなく、告白によってさやかを傷つけてしまう可能性については重く受け止めていたようだ。さやかルートにおいては、さやかの軌跡は本編と異なるものの、仁美自身の行動はアニメと特に変化無く、さやかに宣戦布告し、上条に告白し結ばれる。さやかが魔女化しないルートは魔女に恭介共々襲われ、気絶している所を裏でさやかと杏子に救われ、さやかの声を聞いた気がするという認識はあるもの、何も知らないまま終わる。やっぱり2人は付き合っているのだろうと思ったさやかは杏子と共にそのまま立ち去る。2人が去った後、「この痛みは夢じゃない」「正義のヒーローが助けてくれた」と言う恭介に対して、仁美は「そんな子どものようなことを上条くんは信じてらっしゃるんですね。転んで、どこかにぶつけたんじゃありませんの」と現実的な反応をする。また、さやかが魔女化するルートでは同じく魔女からの救出時に魔法少女としてのさやかを二人に目撃される。 魔法少女として未熟なさやかは満身創痍になりながらも、無事救出成功する。しかし、普通の人間が無事でいられるはずがない怪我を、あまりにも不自然な速度で治癒させてゆくさやかを目の当たりにして、上条は化物がさやかに化けているのだと誤解し、仁美は目の前のさやかは偽物であると誤解してしまう。状況を考えれば、二人の反応は至極自然なものではあるのだが、ソウルジェムを濁らせていたさやかはこの二人の言葉が止めとなり、絶望し、魔女化してしまう。
杏子ルートにおいては、アニメと同様にさやかがショックで学校を休んでいた所、仁美自身がさやかのマンションに訪れ、間が悪くも宣戦布告を行うこととなってしまう。
ほむらルートにおいては、さやか未契約で上条と結ばれるルートにおいて、本編で影も形もなかったアメリカに神の手と呼ばれる医師を紹介し、現代医学で不可能な筈の上条の手が治る可能性を示唆する(あくまで可能性)。この展開については本編の展開を茶番にされたという意見もあり、賛否両論である。
番外編においては、ほむらにあおられた結果、さやかが送った決闘状を受け決闘をすることに。ほむらの予想通り、お嬢様の習い事の中に格闘技(護身術)も含まれていたため、すでにさやかは魔法少女としての契約を結び、基礎身体能力が強化されていたにも関わらず(ただし、変身して仁美に挑むことはなかった)、終始さやかを圧倒するといった、いくら番外編とはいえ謎の強さを見せる。結果としてさやかの思いに打たれて敗北を宣言したのであったが、その際ほむらに慰められたことから、ほむらに好意を抱くようになり、それ以後は交友を深めようと度々ほむらに声を掛けてくるようになる。
恋人として恭介と付き合っているが、スケジュールの都合がつかないことに苛立ちを募らせるなど、年相応の少女の一面を見せた。その負の感情と魔女の影響が重なって「ナイトメア」が誕生してしまい、魔法少女たちはその浄化を行うことになる。そんな仁美の様子を、かつて恋敵でもあった友人は、苦笑い交じりに気遣っている。なお、苛立ちから物に八つ当たりする様子は「枕に昇竜拳」などとネタにされている。次は竜巻旋風脚を期待する。
二次創作での扱い
NTR・泥棒猫といった黒まどかに匹敵する腹黒キャラにされている。この他にも、自分も魔法少女に飛び入り参加してさやかの鬱をクラッシュしたり、まどかに腹パンしたり、実はさやかに気があったといったような様々な二次創作が作られている。
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