概要
物を盗んだりする人の事。こそこそ盗むより大胆に盗んだり、変装したりする人や、犯人が特定されてない人にこの単語が使われやすい。
世界で一番有名な怪盗はアルセーヌ・ルパン。日本では怪人二十面相なども有名。マンガ・アニメではルパン三世などが知名度が高いだろう。
漫画・アニメ等の怪盗
- 衣装はタキシードにシルクハットとマントが基本で、場合によっては目元だけを隠すマスクをつけ、ステッキを所持している。モノクルをつける場合もある。
- 怪盗が主人公の場合、物を盗む目的は大体が、悪人に奪われた大切な物を取り返すなどといった「自分以外の誰かのため」である事が殆どで、自分の生活費のために盗みに入る場合はまず無い。同様に盗む物は宝石や美術品の場合が殆どである為、現金を盗みにいく場合は悪どい手段で財産を築いた金持ちがいた時くらいで、その場合怪盗は義賊的な役割を担ったりもする。
- 一方、怪盗が悪役の場合でも、盗む目的は金銭ではないことが多い。盗みの動機が、怪盗自身の所有欲や嗜好の場合もある。
- 犯行を行う時は予め予告状を送るなどして、万全の警備体制を敷かせる。そしてその警備網をかいくぐったり、裏をかいて目的を達成する。
- 警察側に、怪盗を追い続けるライバル的人物が存在するケースも多い(名探偵、怪盗専属の刑事・捜査官など)。なおかつ、それが男女の組み合わせだった場合は、私生活で知り合い・クラスメイトである場合も・・・
- 暗闇(停電状態)の中でも、目的を達成するのに支障は無いらしい。
- 変装の技術はかなりのもので、変装した人物の知人や家族などにも見分けがつかないほど。
- 変装を見破られると、顔の左顎に手を掛けバリバリと変装マスクを取り去る(その際、マスクの跡が顔に残る事も無い)。変装用の服も一緒に脱ぎ去ると、その下からはタキシードや長いマントといったコスチュームが現われる。
- 取り囲まれても、ひとまずは煙幕(煙玉)さえあれば確実にその場からワープ(脱出)できる。
- マジックや催眠術のプロフェッショナルである場合も少なくない。特に後者の場合、相手と目を合わせただけでその相手を催眠状態にしてしまえるほどである。しかし直接の戦闘・殺傷行為は滅多に行わない。
- 予め気球を隠しておき、逃亡の際にはそれにぶら下がって逃げるのだが、大抵どう見ても人をぶら下げて飛べるサイズではない。そして、空をふわふわ漂っているだけで追跡を逃れられる。
- その気球を時折警察や追跡者が捉える事もあるが、この場合大体がダミー人形による偽者・おとりである。
- 怪盗が持つ危険な魅力によって、異性にモテることも多く、その場合「ハートを盗む」「心を盗む」などと言われることもある。
女怪盗について
怪盗の性別が女性の場合、上記に加えて色仕掛けやセクシーな衣装が要素として加わることがある。場合によってはボンテージ衣装がトレードマークになっていることもある。
もちろんこれらの性的な要素は相手の男性を油断させて盗みを成功させやすくするためのものであり、決して彼女たちが痴女と言うわけではない。メタ的な要素にまで言及してしまえば、これらのセクシーな要素はいわゆる「敵女」の系譜に連なるもので、男性の読者・視聴者に対するサービスである。70年代の『ルパン三世』の峰不二子やそれ以前から代々続いている伝統でもある。
作品によってはそのキャラクターの表の顔と怪盗と言う裏の顔とのギャップを楽しむための一環である。昼間の清楚な顔と夜の悪女な顔との対比はその落差があるほどにおもしろい。以下はその一例:『探偵オペラ ミルキィホームズ』よりアンリエット・ミステール(表)と怪盗アルセーヌ(裏)
また、怪盗は潜入の際に動きやすい格好としてぴっちり貼りつく全身タイツを選ぶことがあるが、これを女怪盗が来た場合、体のラインがばっちり見えてしまうセクシーな衣装に早変わりする。こちらも80年代のレオタード衣装で怪盗を行っていた『キャッツ・アイ』などから続く伝統である。
その一方で、掲載誌が女児向けの雑誌である場合や主人公が女怪盗である場合などでは、下記のキャラのようにこれらのセクシー要素はあまり注目されない。
左:『怪盗セイント・テール』 右:『神風怪盗ジャンヌ』
彼女たちを性的な目で見るものはいないだろう…いるはずがない(強弁)
著名な怪盗と出典一覧
大百科に記事があるものは太字。作品名は大百科に記事があり、なおかつ怪盗の活躍がメインとなるものに限って太字。
男性
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女性 |
性別不明 |
怪盗集団 |
(上記以外にもおりましたら、随時お気軽に追加して下さい)
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関連項目
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