「悪魔精錬士にしては弱すぎる」
「悪魔精錬士とはこの程度か」
『悪魔城伝説』の壮絶な戦いから3年。ラルフ・ベルモンドたちの活躍により魔王ドラキュラは倒されたが、ワラキアは未だドラキュラの残した呪いに苦しんでいた。
ここに、3年前の戦いでドラキュラの勢力に属しながら、裏切って姿を消した男がいた。
彼の名はヘクター。かつての仲間アイザックの陰謀により恋人を殺された彼は、復讐を誓い故郷ワラキアに帰還する。
『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』は『キャッスルヴァニア』に続くPS2『悪魔城ドラキュラ』2作目であり、PS2ドラキュラ最終作。
メモリーカードにキャッスルヴァニアのセーブデータがあると特典あり。
海外ではXbox(初代)でも発売されたが日本版はPS2のみ。他機種への移植は2021年時点で行われていない。
豊富なRPG要素
『キャッスルヴァニア』と同様、探索型に近いマップ構成を持つが、よりアクションRPG寄りの調整がされている。
武器のコンボとガードを軸にしたアクションの基礎は前作に近いが、ヘクターには経験値と装備があり、レベル上げによる強化、素材集めによる装備の増強ができる。武器も剣、斧、槍、ナックル、エレキギターなど豊富な種類が用意されている。『ロードオブシャドウ』まで含めた3D作品では最もRPG要素が強い。
ただし前作と違い攻略順の自由度は失われている。マップは複雑だが順路はほぼ固定。
ゲームシステムの特徴はイノセントデビル(I.D.)。過去作にいた使い魔の発展したもので、戦闘のサポート、協力を行うほか、一部マップの移動に必要となる。新しいイノセントデビルの取得により、新しいエリアへの道が開く探索型のスタイルを兼ねている。
ヘクターの武器によって形態が変わるため、育成パターンも豊富。
もうひとつがスティール、すなわち盗みである。これはヘクター本人が序盤で習得する技術で、敵によって異なるが、「特定の攻撃前のポーズを取っている瞬間」などにスティールが使えるようになる。
この技で大半の敵から戦闘中にアイテムを盗むことができる。ボスキャラもである。
倒して落とすアイテムとは別に設定されており、スティールでしか手に入らない素材や食品は非常に多い。
広大なマップに加え、一部の脇道に特定の形態のイノセントデビルが必要だったり、やたら入手の難しい武器の素材、全く要らないのに入手困難な食品など、純粋なアクション部分以外にやり込む要素がかなりある。
そして純粋なアクションとしても難易度は高い。ボリュームはかなりのもの。
3D作品としての次作はジャンルの異なる『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』であり(一部モンスターがジャッジメントに流用されている)、また『ロードオブシャドウ』は『キャッスルヴァニア』や『黙示録』の影響が強く、本作からはあまり受け継がれていない。
本作は3Dシリーズとしてひとつの区切りとなっている。
登場人物
本作にはリナルド・ガンドルフィーのように親切な登場人物はいない。
全員が別々の思惑で好き勝手行動しており、ヘクターは常に振り回される。
- ヘクター - CV:吉水孝宏
- 主人公。ドラキュラ配下でも悪魔精錬術を使える数少ない人間だったが、3年前に力を捨てており、今の彼に残されているのはあらゆる武器を使う技術と、二段ジャンプできる身体能力だけである。
後ろ暗い過去、復讐という悲しいテーマを持つが、ゲームを進めるうちに善良で真面目でマイペースな人柄が明かされていく。 - アイザック - CV:遠藤守哉
- もう一人の悪魔精錬士。熱い信頼を向けていたヘクターの裏切りを許せず、ヘクターに全盛期の能力を取り戻させたうえで倒したいことを公言し、強化アイテムを配置しながら逃走していく半裸男。
- ジュリア・ラフォレーゼ - CV:藤野とも子
- ヘクターを助けてくれる魔女。ショップ店員。
それなりに優しいが、めんどくさい動機を抱えている。 - ラルフ・ベルモンド - CV:増谷康紀
- 3年前ドラキュラを倒した男。ヘクターの言うことを全く聞かない。
ミドルネームのCが外れてる。 - ゼアド - CV:堀之紀
- どう見ても悪人のハゲ。
- サンジェルマン - CV:坂口哲夫
- 邪魔してくる紳士。何言ってるのかわからない。
椅子
動画
前転で前進する変態的挙動と、装備付け替えによる壁越えの儀式はもう少し知られてもいいと思う。
扱い
知名度の低い作品であることは否定できない。
ただ、それにしては外部での引用が多い作品でもある。知名度の割にリメイクのされていない『悪魔城伝説』の設定に乗っかっているせいもあるのだが、闇の呪印も何かの機会に知名度が跳ね上がる可能性はある。
beatmania IIDX 13 DistorteD収録曲「Bloody Tears(IIDX EDITION)」という曲で本作のムービーが使われているが、本作にBloodyTearsは収録されていない。
この楽曲はアレンジ担当の取締役ことDJ YOSHITAKA氏の楽曲ジャンル「HARD RENAISSANCE」(ハードルネッサンス)が初めて使われた楽曲である。同ジャンルの楽曲は他にもEvans(BEMANI)やJOMANDA、Elemental Creationといった様に、BEMANIファンですらないプレイヤーからも良く知られている楽曲の多くで使われている。すなわち、ほぼ「呪印は知らないけど、ジャンルは知っている」という様な状態になっているのも同然。
パチスロ「悪魔城ドラキュラ」は本作をモチーフにしているが、ラルフ(闇の呪印デザイン)が主人公でヘクターは出てこない。
このデザインのまま『悪魔城伝説』モチーフの「悪魔城ドラキュラIII」まで作られている。パチスロ版の楽曲はそれぞれpop'n musicシリーズに収録されているのだが、その際の担当キャラとして今作デザインのラルフが参戦している。
海外でコナミが展開しているConcerto Crescentというカジノ用のパチスロ筐体にも4種類のキャッスルヴァニアがあり、そのうち「Castlevania: Valiant Guardian」と「Castlevania: Ring of the Heavens」はヘクターが主人公らしい。新規に描かれたと思われるイラストも使用されている。
アニメ「悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-」にデザイン等が違うがヘクターとアイザック、サンジェルマンも登場する。
スマブラのスピリッツにもヘクターとラルフ(闇の呪印デザイン)が参戦している。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん
- 悪魔城伝説
- 悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
- 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
- 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻
- 悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス
- 悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン
- 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
- 悪魔城ドラキュラ黙示録
- キャッスルヴァニア
- キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲
- キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲
- シモン・ベルモンド
- ジュスト・ベルモンド
- ドラキュラ三大名曲
- ドラキュラⅡ 呪いの封印
- ドラキュラ伝説
- マリア・ラーネッド
- ユリウス・ベルモンド
- リヒター・ベルモンド
- Vampire Killer
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