惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・-)[1]とは、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物である。CV:宮村優子
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』においては、ユーロ空軍所属大尉式波・アスカ・ラングレー(しきなみ・-)[2]と改められた。
キャラクター概要
【TV版/旧劇場版】飛び級で14歳にして大学を卒業しており、英語、ドイツ語、日本語に堪能である。
セカンドチルドレン[3]。国際連合直属非公開組織 特務機関NERV擁する汎用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン量産型弐号機パイロット。
金髪ロングヘアを、エヴァンゲリオン操縦者専用頭部インターフェイスで左右の髪留めにして、常にツーサイドアップの髪型にしている。
ドラマCDのリナレイ曰く、人気投票ではダブルスコアで綾波レイに負けているらしい。
他キャラとの関係
| 基礎データ[4] | |
|---|---|
| エヴァンゲリオン弐号機専属操縦者 | |
| セカンドチルドレン | |
| 年齢 | 14歳 |
| 性別 | 女 |
| 所属 | 第3新東京市立第壱中学校2年A組 |
| 国籍 | アメリカ |
| 人種 | 1/4日本、3/4ドイツのクォーター |
| 学歴 | 14歳にて大学卒業 |
| 性格 | 非常にプライドは高く、負けず嫌い |
| 初登場 | 8話「アスカ、来日」 |
| 母 | 惣流・キョウコ・ツェッペリン |
来日後、葛城家で葛城ミサト、碇シンジと同居している。碇シンジ、鈴原トウジ、綾波レイとは同じクラスであり、クラス委員長の洞木ヒカリとは仲がよい。
【TV版/旧劇場版】日常シーンでは「シンジ」「バカシンジ」と呼んでおり、中盤では良く下らない事でケンカをしている。そのことでトウジから「夫婦漫才」など冷やかされるシーンもある。だがシンジにシンクロ率を追い抜かれた辺りから徐々に精神不安定になっていく。レイのことは嫌っており、「ファースト」「優等生」と呼んでいる
【新劇場版】シンジを「ナナヒカリ」、レイを「エコヒイキ」と呼んで一方的にライバル心を燃やす。シンジ・レイと共闘したある使徒戦で自信を失いそうになるが、その後シンジに共感することで周囲への態度が柔らかくなっていく。レイとは旧作では決裂したあるシーンで逆に理解し合う新展開となった。ミサトにも旧作以上に心を開いている描写がある。
ツンデレ兼ヤンデレ?
一部ではツンデレ兼ヤンデレとかいわれているらしい(当時はその言葉自体存在しなかった)。
ウィキペディアに「ツンデレか否か」
という項目があるので興味のある方はそちらを参照のこと。
※新劇場版の式波・アスカ・ラングレーではヤンデレ要素は見受けられないため注意。
この記事の掲示板でも盛んにこの件について意見が交わされているので、興味のある方は参照されたし。ツンツンしていることと病んでいることに関してはコンセンサスはある模様。
アスカ名台詞集
- 「あんた、バカぁ?」
- 「あんた、カバァ?」
- 「チャーンス」
- 「グーテンモルゲン」
- 「こちとらには一万二千枚の特殊装甲とATフィールドがあるんだから!」
- 「気持ち悪い…」
- 「私に命令しない!」
- 「とおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!」
- 「そっか、私笑えるんだ。」
TV版から旧劇場版の物語後半
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物語終盤ではシンクロ率低下や敗戦が続いたことにより、廃人と化す。旧劇場版では復活してひと暴れするものの、最終的に敗北。物語はアスカの「気持ち悪い…」を持って幕を閉じる。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版、および旧作との相違点について
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より式波・アスカ・ラングレーとして登場。
ユーロ空軍所属大尉として前作同様EVA2号機と一緒に登場。セカンドチルドレンではなく「第二の少女」と呼ばれた。
宮村優子のインタビューにより、旧作との違いについて下記2点が示唆されている。
新劇場版:破の物語後半の式波・アスカ・ラングレー
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ネタバレ注意
第8の使徒戦の際、一人では使徒を殲滅できなかったことを認め、以降シンジの呼び方を「バカシンジ」とし、自分を「アスカ」と呼ぶことを許可した。
この後はシンジの料理などに影響を受け、料理の練習を始めるなどデレ始める。またレイの企画したお食事会のために行動するなど、新劇場版におけるアスカとレイの関係はTV版より良好。
3号機の日本への移送とともに2号機が凍結になると3号機のテストパイロットに志願する。しかし、3号機はTV版通り使徒によって侵食されており、アスカが乗り込んだまま暴走を開始。ネルフによって第9の使徒と認定。初号機が迎撃に向かうものの、シンジはアスカを載せたままの3号機に攻撃することができなかった。そのためゲンドウは初号機のダミーシステムを起動し、アスカの搭乗していたエントリープラグは噛み砕かれてしまう。
なお、新劇場版:Qの予告に、1シーンだけ登場した。このときのアスカには眼帯が付けられているが、負傷または変化によるものかどうか等の原因は不明。
新劇場版:Qでの式波・アスカ・ラングレー
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ネタバレ注意
『破』での予告通り、眼帯姿で登場。NERVの敵対組織WILLE所属のエヴァパイロットとなっており、サードインパクトを引き起こそうとするNERV所属のエヴァとの戦いを繰り広げている。
『Q』の舞台は前作『破』の14年後となるが、アスカの姿は前作と変わらぬ少女のままであり、本人はこれを「エヴァの呪縛」と呼んでいる。
シンジに対しては非常に複雑な感情を抱いており、シンジが目覚めて14年ぶりの再会をした際には強化ガラス越しにいきなり殴りつけるという行動をとっている。
本作のロボットアクションのほとんどを相方となった「コネ眼鏡」こと8号機パイロット真希波・マリ・イラストリアスと一緒に担っており、冒頭の宇宙空間での戦闘をはじめ、改2号機の様々なギミックなどを使いこなす歴戦の戦士の空気もまとっている。
シン・エヴァンゲリオンでの式波・アスカ・ラングレー
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ネタバレ注意
「エヴァの呪縛」によりアスカは肉体の構造が変化し、食事も眠りも必要ない体になっていたことが明かされる。
また、ニア・サードインパクトを生き延びた人たちが集う第3村では相田ケンスケと同居していたことも発覚し、さらに、シンジに対しては「あの頃はシンジのことが好きだった(=今はそうではない)」というセリフもあり、20年以上潜伏し続けていたLAS派は息の根を断たれることとなった。
そのほかにも、今作では式波の出自も判明。「母親へのトラウマがない」という旧作での問題解決の理由が「綾波と同じくクローンだったから」というものであり、また別の大問題が発生することとなった。本作では第13号機に式波のオリジナルとなるまた別のアスカが搭乗しており、式波は一時彼女と第13号機に取り込まれることになる。
さらに、『Q』の時点でも眼帯の下からの発光が確認できたが、これは3号機が使徒に浸食された際にやはりアスカも浸食を受けていたからだと判明。こちらの設定は、アスカの最後の切り札として、3号機を乗っ取り自らの中にも残る第9使徒の力を解放し、新2号機に相乗させるという手段で使われている。
終盤、シンジによる世界改変の中では、幼少期からの訓練と孤独に苛まれるアスカ、ケンスケに受け入れられるアスカ、『EoE』の赤い海に似た場所で目覚める成長した姿のアスカ、などが描かれた。最終的にはエントリープラグの脱出装置で射出され、EDでケンスケの家に戻ったと思われる描写がある。
惣流と式波は同じ存在か、異なる存在か
『シン・エヴァンゲリオン』での以上の描写により、旧劇場版の惣流・アスカ・ラングレーと新劇場版の式波・アスカ・ラングレーがその出自からして大きな違いがあることが明かされた。
この解釈については人によって受け取り方が異なっており、「それでもアスカはアスカ。同一人物」という解釈もある一方、「惣流と式波は別人」という解釈もある。
別人の根拠として上がるのが前述した成長した姿のアスカである。『シン』でのシンジの世界改変はテレビ版や旧劇場版を含んでいるような描写もあるため、赤い海で目覚め、「バカシンジ」と呼んでくるこの成長したアスカは旧劇場版の惣流なのではないか、という理屈である。ここで惣流を救済した後で、式波をケンスケのもとに送り届けて別に救済したという見方はすぐに思いつく。傍証として、この成長した姿のアスカはフィギュア化される際、あえて名字が伏せられて「アスカ・ラングレー」だけが商品名となっている。参考リンク
。
一方で、この成長した姿のアスカに対してシンジは「さよならアスカ。ケンスケによろしく」という言葉をかけている。しかし、旧劇場版においてアスカとケンスケの間にそれほど強い絆はなく、成長したアスカが惣流だというのならこの発言は矛盾していることになる。成長した姿はエヴァの呪縛が解けたことを暗に示しているだけ、という見方も可能であり、この場合は新劇場版には惣流は一切登場していないことになる。
LAS派の思い
シンジとアスカの関係性は「かつては互いに好きだった」というものが公式から出されたため、人によっては20年以上漬け込んだ思いを持つLAS派たちにとっては複雑な作品となってしまった。ニコニコ大百科だけを見ても「LAS」の記事の掲示板は2009年8月に記事が立てられてから『シン』公開の21年3月までの12年よりも、『シン』公開後の1か月の方が書き込みが多いという状態である。
エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行での惣流と式波
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ネタバレ注意
2026年2月に開催されたエヴァ30周年記念フェスにて、アスカが主役の新作短編アニメが公開された。翌3月にはyoutubeでも公開された。
その内容は、惣流と式波の二人のアスカが温泉の宴会場で漫才する、という体で旧劇場版で悲惨なまま終わってしまった惣流のための理想の世界を探すエピソードとなっていた。
様々な世界線をめぐる惣流・アスカ・ラングレーだったが、そのうちの一つでシンジと穏やかで幸せな生活を送ることができる世界線に巡り合う。その世界線では二人はともに成長して大人になり、やがて結婚して、子供も設ける描写がなされていた。
が、アスカはこの世界線を選ぶことを拒否。なぜなら、他人に与えられた幸せよりも、自分の力で勝ち取るほうが自分らしいやり方だと気が付いたからである。そしてアスカはエヴァパイロットとしてみんなを守り続けることを誓う。その先に幸せがあることを信じて。
本作は15分に満たない短編であるが、新劇場版で救済されたか微妙だった惣流・アスカ・ラングレーの補完として非常に重要な作品であるといえるだろう。
惣流と式波別人説、再び
「特別興行」と銘打っているだけあって、このエピソードの内容のどこまでが本編に準じているかはわからない。しかしそれでも、惣流と式波が別人として同じ画面に映っているのは興味深い。
LAS派、無事成仏
『シン』で息絶えたLAS派にとっても本作は救いの糸であった。アスカとシンジにもどこかの世界線で幸せな一生を送る可能性があることを示してくれた本作によって、多くのLAS派が成仏したと思われる。
関連動画
↓後半グロ注意!!!↓
関連項目
- 新世紀エヴァンゲリオン
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版
- 碇シンジ
- 綾波レイ
- 真希波・マリ・イラストリアス
- 加持リョウジ
- 葛城ミサト
- 青葉シゲル
- 赤木リツコ
- 碇ゲンドウ
- 伊吹マヤ
- キール・ローレンツ
- 左様の人
- 鈴原トウジ
- 相田ケンスケ
- 時田シロウ
- 渚カヲル
- 冬月コウゾウ
- 洞木ヒカリ
- 気持ち悪い
- ツンデレ
- ツーサイドアップ
- LAS
- 槽流アスカランドリー
- 宮村優子
- 稲垣早希
- 新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画 with アスカ補完計画
脚注
- *「惣流」は大日本海軍空母『蒼龍』に、「ラングレー」は米空母CV-1『ラングレイ』に由来する。海上自衛隊には空母『蒼龍』から名前を引き継いだ潜水艦そうりゅう型SS-501『そうりゅう』がある。「アスカ」は和田慎二の漫画作品「超少女明日香」の主人公『砂姫明日香』から。母親「キョウコ」の名も同作品に登場する他のキャラクターが由来だと言われている。
- *大日本帝国海軍敷波型・吹雪型12番艦(綾波型2番艦)駆逐艦『敷波』に由来する。海上自衛隊『あやなみ』型護衛艦には同型艦DD103『あやなみ』DD106『しきなみ』DD112『まきなみ』がある。
- *セカンドチャイルドに非ず。
- *以下のデータは基本的にアニメ版に基づいています。
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