愛乃めぐみとは、『ハピネスチャージプリキュア!』に登場する架空の人物である。CV:中島愛
概要
ぴかりが丘に住む、元気と笑顔が取り柄の中学2年生。天真爛漫かつ愛嬌がたっぷりで人から愛されており、小学生の時には「一年生になったら」の歌を地で行ってしまうように友達を100人作ってしまったという伝説の持ち主である。誕生日は10月12日[1]。
お人好しで困っている人や落ち込んでいる人を見るとついお節介を焼いて助けたくなると言う、前作の生徒会長のような性分の持ち主であるが、不器用かつドジなところも有り、人助けしようとしたら返って迷惑をかけてしまう事もあったりする。とはいえ、歴代の主人公同様に前向きな性格をしており、心の強さも相まって一生懸命さで物事を乗り越えようとする。また、思った事を「心の歌」にして口ずさむ癖があったりする。
難点とすれば、ファッションに興味があるとは言え、そのセンスがいまいちだと言う事。初回の時点でも買い物に出かけたときは上がジャージ、上北ふたご版に至っては上下共にジャージ姿というファッション性とはかけ離れた格好であった。そんな彼女もある日出会った少女に「やってみなけりゃわからない」と一喝され、彼女に弟子入りを志願することになる。
前作からの反動なのか、柴田P曰く「学力も運動もひたすら頑張って平均点」とのことで、テストでは5教科全て赤点を叩き出して学年最下位になったことも。突出した能力はコミュニケーション能力ぐらいのものだろうか。また時折手話を交えて会話する事もある。
通学時には自分で作った歌を歌うほどにプリキュアに憧れている一人の少女だった。しかし、買い物に出かけたときに頭に石のような物が当たったことで、彼女の運命が変わる事となった……。
家族は母の愛乃かおり(CV:堂ノ脇恭子)、父の愛乃勝(CV:小川輝晃)。
キュアラブリー
愛乃めぐみがプリチェンミラーを使って変身するプリキュア。イメージカラーはピンクを基調としている。オールスターズ方式で34人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと35人目)のプリキュアになるが、すでにキュアプリンセスとキュアフォーチュンが存在、さらにラブリーの誕生の少し前にキュアハニーが誕生している事から、作中時系列でのメイン4人の順番としては4番目に誕生したプリキュア、つまりシリーズでは異例とも言える一番最後にプリキュアとなった主人公である。
仲間を作るために地球の神・ブルーから与えられた愛の結晶。それを白雪ひめ(キュアプリンセス)が投げた事でめぐみに当たる。その後サイアークとの戦闘でキュアプリンセスが劣勢になる中、サイアークの前に立ちふさがり、キュアプリンセスを助けたいという気持ちが結晶に呼応し、プリキュアとして変身できるようになった。
ちなみに「ラブリー」の名前は「カードに書いてあったから好きな言葉が「愛」と「ラブ」と「ラブリー」だから」とのこと。
キュアピーチ・キュアハート「ガタッ」
容姿で特徴的なのは某アイドルグループを髣髴とさせる黒いベストを羽織り、腰部分には飛行可能な羽根の付いたデザイン。今作では全世界のプリキュア全員がこの黒ベストを着用しており、妖精の力を借りずとも飛行能力が携わっている。プリチェンミラー、ラブプリブレスも合わせれば全シリーズ通してかなりの多機能を持つ。
ちなみにスカート下はドロワーズ。これも何気にプリキュア初であり、全世界共通。
プリキュアになって当初から高い攻撃ポテンシャルを誇っているが、まだ序盤なのにもかかわらず、チョイアークを両拳それぞれに1人ずつ持ってサイアークを殴りに行ったり、目からビームを放ったりと、その攻撃に驚かされる人多数。こんな物だから「キュ荒ブリー」という呼び名までついてしまう事に。どうしてこうなった。というか誰がうまい事言えと。
なお、本作ではフォームチェンジが取り入れられているが、開始時点では「チェリーフラメンコ」と「ロリポップヒップホップ」の2つが公開されていた。その他の形態としては36話から登場した「イノセントフォーム」、最終決戦で披露した「フォーエバーラブリー」、劇場版の「スーパーハピネスラブリー」がある。
通常技
- ラブリー・パンチ
- 拳から光を放って爆発を起こし、敵を吹き飛ばす。
- ラブリー・ハートリストラクション
- 両拳からハート型の光弾を無数に発射し、敵の動きを封じる。
- ラブリー・エクスプロージョンボンバー
- 左拳に炎を纏わせて、上空から敵めがけて発射する。
- プリキュア・キック
- 上空から急降下して蹴りを浴びせる。
- ラブリー・ビーム
- 指で輪を作って目の周りを囲み、目からビームを発射する。発射している本人も眩しいらしい。連射タイプや片目撃ちなどバリエーションが豊富。
- ラブリー・シールド
- 前方に手をかざしハート型のシールドを形成する。
- ラブリー・パンチングパンチ
- 巨大な拳を作り出して撃ち出し、敵を殴り飛ばす。イノセントフォームで使用した際には拳のサイズが通常よりも遥かに大きくなっていた。
- ラブリー・ライジングソード
- 光の剣を作り出す。敵の攻撃を防ぐために使うことも可能。応用してバットにする事もできる。イノセントフォーム時には居合のようなモーションになる。
- ラブリー・ブラスター
- 強烈な熱線を放射し、敵を攻撃する。本来の力が発揮できない状況でもサイアークを(表面のみではあるが)融解できるほどの高火力。ぴかりが丘で放ったらどうなることやら・・・と思われていたが40話で普通に使っていた。41話で使用した際には幻影帝国内でもサイアークの鎧を完全に融解できるほどにパワーアップしていた。
- ラブリー・シャイニングインパクト
- 拳からビームを放つ。第20話ではフォーチュン・スターバーストと組み合わせて使っている。某モビルファイターのように発光させた掌を敵に叩きつけるタイプもある。
- ラブリー・ハートスタンプ
- 巨大なハート型のエネルギーをぶつけ、その勢いで敵を宇宙空間から地表に叩きつける。
フォームチェンジ時の使用技
チェリーフラメンコ
- プリキュア・パッションダイナマイト
- 第3話で初使用。キュアラブリーが「チェリーフラメンコ」フォームの時に使用する技で、「オ・レ!」の掛け声とともに自分を中心にして周囲に爆炎を放つ大技。ダイナマイトの名前のごとく破壊力抜群で、第3話ではこの技でチョイアークの大群を一掃した。余談だが、第3話のOPに登場した歴代プリキュアはキュアパッションだった。
- ラブリー・ロサトルメンタ
- 第14話で初使用。チェリーフラメンコフォーム時に巨大なバラの花びらで巨大な竜巻を発生させ、その竜巻で敵を囲んで攪乱させる。
- ラブリー・ファイヤーフェスティバル
- 第14話で初使用。チェリーフラメンコフォーム時に大量の炎を起こして相手を取り囲み、「オ・レ!」の掛け声で爆発させて敵を焼き尽くす。
ロリポップヒップホップ
イノセントフォーム
- ラブリー・パワフルキッス
- 第36話で初使用。キュアラブリーが「イノセントフォーム」の時に使用する技で、コスメチップでハートの模様を描いてシャイニングメイクドレッサーに映し出し、口紅を塗った直後に両手で投げキッスをしてビームを放ち、ハート状のエネルギーでサイアークを取り囲む。誰ですかエースショットとかばきゅーんとか言ってる人は。
必殺技
合体技
- プリキュア・ツインミラクルパワーシュート
- 第7話で初登場したキュアプリンセスとの合体技。「あなたにハッピーお届けデリバリー!」の掛け声でに作り出した中心にハートの入った輪状のエネルギーを蹴り出し、「ハピネスチャージ!」の叫びとともに敵を浄化する。
スーパーハピネスラブリー
映画『人形の国のバレリーナ』で登場した、ミラクルドレスライトの力を受けて、シャイニングメイクドレッサーの力を解放したことで変身したフォーム。バレエのチュチュの象った形状となっており、大きな翼が背中に生えている。必殺技として「プリキュア・ミラクルラブモーション」がある。
フォーエバーラブリー
レッドとの最終決戦で、世界中の祈り、愛の力を得たことで変身した最上位形態。通常のラブリーのコスチュームと似通ってはいる物の、全般的に淡白いピンクが基調色となっており、ベストも黒ではなく白くなっている。また羽根ではなく金色のリボンが背中に付いているほか、髪を下ろして大きなリボンが付いている。
必殺技
余談
キャラクター名が「めぐみ」であるが、演じる声優も「中島愛(めぐみ)」と中の人と外の人の名前が被るのはプリキュアシリーズでは初の事例である。ちなみに中と外の名前被りは全くの偶然で、実は元々中島はキュアハニーを志望してオーディションを受けたのだが、ハニーを演じた後に「ラブリーもやって欲しい」となり、その場で台本を渡されて読み始めたらキャラ名を見て驚いたとのこと。それと共に運命を感じ「この役絶対やりたい!」と思ったそうな(2018年2月24日放送の『アニソン・アカデミー』で本人談)。
ついでに言えば相方の中の人も潘めぐみで「めぐみ」同士となり、声優の名前が被るのは『Yes!プリキュア5』シリーズの永野愛と前田愛以来の出来事となる。……偶然だよね? しかもこの2人は同い年(1989年生)どころか誕生日も2日違い(中島が6月5日、潘が6月3日)というすごい偶然が生じている。
関連静画
愛乃めぐみ
キュアラブリー
チェリーフラメンコ
ロリポップヒップホップ
イノセントフォーム
スーパーハピネスラブリー
フォーエバーラブリー
関連立体
関連項目
- プリキュアの一覧
- ハピネスチャージプリキュア!
- ハピネスチャージプリキュア!のプリキュア一覧
- 白雪ひめ / キュアプリンセス
- 大森ゆうこ / キュアハニー
- 氷川いおな / キュアフォーチュン
- 相楽誠司
- リボン(ハピネスチャージプリキュア!)
- ぐらさん(ハピネスチャージプリキュア!)
- ブルー(ハピネスチャージプリキュア!)
- 愛乃かおり
- 相田マナ / キュアハート(前作の主人公プリキュア、同じく愛をモチーフとしている)
- 春野はるか / キュアフローラ(次回作の主人公プリキュアで、バトンタッチのメッセージ映像内で共演した)
- 愛崎えみる / キュアマシェリ(めぐみ同様プリキュアに憧れ、覚醒を果たした。愛属性繋がりでもある)
- 桃園ラブ / ルールー・アムール(愛属性繋がり)
- ブラック家族
- キュ荒ブリー
脚注
- *誕生日のエピソードが描かれた第36話では誕生日がいつなのか明確にされていなかったが、視聴者の間では同話の放送日である10月12日を誕生日と見なし、めぐみ(ラブリー)を祝福する事例があり、一部のプリキュアショーでもこの日(前後含め)にラブリーを祝福する事があった。これらを踏まえ2024年12月12日に開催された10周年記念のファンミーティングでの朗読劇において、この10月12日が正式に誕生日として採用され、あわせて他3人も語呂合わせながら誕生日が設定された。
親記事
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