概要
県庁所在地は松山市。よく高松市と間違えられる。
そもそも、愛媛県自体が愛知県とよく間違えられる上に、場所を香川県と間違える人も多い。
「愛媛は左上、香川は右上やけんな。忘れんといてよ。」
面積26位、人口27位。
ちなみに、四国で唯一人口が100万人を超えている県である。
でも地図帳を開いてよく見てみよう。45°ほど右に傾けると、「蝶追う獅子」の形に見えてくるんだって。
社会の先生やってたじっちゃが言ってた。
地理
四国の北西部に位置する。
行政・天気予報などにおける地域区分は他県と違い、『東予、中予、南予』という独特の呼称で三分している。だが、予州という言い方はあまり浸透していないような。
気候
東中予は瀬戸内式、南予は太平洋式の気候区分に属する。全体的に温暖ではあるが、地方によって降水量に差があり、また大河の少ないことも影響し県庁所在地である松山などは過去に度々渇水に見舞われている。
南国であるが、冬季の山間部(特に中予~南予北部)では積雪が見られ、スキーが可能な地域もある。これは日本海側から関門海峡を湿潤な季節風が抜けてくるためである。
沿岸部でも積雪は見られなくは無いが、山間部に比べると圧倒的に少ない。
経済
県民の平均所得が低く、全国でも40位前後と最低ランクである。
四国四県の中では下から2位、ちなみに最下位は高知。
東予は製造業が多く中予は第三次産業中心で、これらの地方は安定しているが、南予が第一次産業中心になっており、それが県全体を見たときの所得低下を招いているものと思われる。
産業
農業
主な生産物
漁業
宇和海での真珠、ハマチ(ブリ)、タイの養殖が盛ん。タイは養殖において日本一。
真珠は長年日本一であったが、ウィルスや赤潮の影響で大量に斃死してしまい、その座を明け渡してしまった。
製造業
東予地方から中予地方の沿岸部に大工場が立地し、化学工業、非鉄金属、産業機械、電機関係など工業生産は盛んである。
中でも今治市は世界最大のタオル産地とも呼ばれる。近年は安価な中国製におされ苦境に立たされているが、高価で高品質な製品の生産・『今治タオル』としてのブランドの確立を目指している。
参照→タオル
愛媛に本社を置く主要企業
- 紙オムツ・生理用品で国内トップシェアのユニ・チャーム
- 製紙業国内第3位の大王製紙
- 焼肉のたれで国内随一の日本食研
- かつお節とめんつゆが主力のヤマキ
- ヤマキのライバルでこっちは冷凍食品も手がけるマルトモ
- ボイラーで有名な三浦工業
- 「は・か・た・の・塩!」でお馴染み伯方塩業
- 説明不要。ポンジュースのえひめ飲料
- たまには井関農機のことも思い出してやってください。
※適当にピックアップしただけなので、もっと愛媛の事を知りたい方はWikipediaで調べてみてください。
自治体
※ 2008年7月末現在
自治体の総数は20市町。平成の大合併前は70市町村であった。
事実上合併していないのは伊予郡松前町だけで、全国的に見ても非常に高い合併率である。
また、平成の大合併により県内から村が無くなることとなった。
東予:四国中央市・新居浜市・西条市・今治市・越智郡上島町
中予:松山市・伊予市・東温市・伊予郡松前町・伊予郡砥部町・上浮穴郡久万高原町
南予:大洲市・八幡浜市・西予市・宇和島市・喜多郡内子町・西宇和郡伊方町・北宇和郡鬼北町・北宇和郡松野町・南宇和郡愛南町
東予地方
四国中央市(しこくちゅうおうし)
製紙工場が立ち並ぶ、全国屈指の紙の町であり、大王製紙とユニ・チャームの本社と主力工場がある。水引細工など伝統工芸品の紙製品もある。
その名の表す通り四国のだいたい中央に位置する。愛媛県東端に位置し、四国の他の3県と隣接している。
四国の道路交通の要であり、エックスハイウェイと呼ばれる高速道路の中心点にあたる。
新居浜市(にいはまし)
別子銅山を起源として工業を中心に発展してきた、瀬戸内海に面する住友発祥の街。
古くから瀬戸内で有数の工業都市であり、住友グループの企業城下町である。また、閉山された別子銅山の遺構は合併により吸収した旧別子山村内から、沖に浮かぶ四阪島(行政区分上は今治市)まで市域全体に及び、今後の活用が期待される。
絢爛豪華ながら、喧嘩祭りとしても名高い太鼓祭りでも知られる。
西条市(さいじょうし)
西日本最高峰の石鎚山のお膝元に位置する水の街。
「うちぬき」と呼ばれる豊富な地下水に恵まれ、近年まで上水道普及率0%という記録を持っていた。(自家用井戸により水源を賄っていたため)。
東予新産業都市の指定により昭和終期以降工業が発展。同じく工業が発展してきた旧東予市と合併したことにより、工業出荷額が古くから栄えてきた隣の新居浜市を抜き、四国最大となった。その額は高知県全体を上回る。
勇壮ながら格式を重んじる西条まつりでも知られ、新居浜の太鼓祭りとよく比較されることも。
今治市(いまばりし)
県内第二位の人口を誇る、タオルと造船と焼き鳥の町。また、大三島などの島嶼部も市域となっており、広島県との玄関口。
昔から、瀬戸内海の海上交通の中心として商業が発展してきた街であるが、工業も盛んである。今日では自動車交通の中心にもなっているが、その反動か中心部の空洞化と人口流出が問題視されている。
タオルは日本一の生産量を誇り、世界有数の産地でもある。造船業も日本の造船の4分の1を生産する一大拠点である。
焼き鳥屋が多く、人口当たりの店舗数で全国2位(調査によっては3位)。今治の焼き鳥は竹串に刺さず鉄板で焼くところが大きな特徴。また「せんざんぎ」というから揚げも有名である。有名なゆるキャラ、バリーさんもこの焼鳥に因む。
しまなみ海道で結ばれた島嶼群には、国内三島神社、山祇神社の総本社、源氏などから篤い尊崇を受け、国宝の鎧などを所蔵する大山祇(おおやまづみ)神社がある。また、柑橘類栽培も盛んで、中晩柑のほかに生口島は青いレモンで知られる産地。
越智郡上島町(おちぐんかみじまちょう)
瀬戸内に浮かぶ島の町。架橋によって本州、四国とつなっがっておらず、離島の色を濃く残している。経済的には愛媛県よりも県境を挟んで隣接する広島県因島市(現尾道市)とつながりが強い。旧弓削町には全国でも数少ない海事教育機関である国立弓削商船高等専門学校がある。
中予地方
松山市(まつやまし)
愛媛県の県庁所在地。城下町を中心に発展した、四国最大の人口を誇る都市。
四国で唯一形成された都市圏『松山都市圏』の中心都市である。
四国で唯一、2つの百貨店(高島屋、三越)を持ち、中核市としては珍しく地下街もある。
交通の利便性は良く、公共交通機関は伊予鉄道が路面電車・郊外線・バスを市域に走らせその便を確保し、また、松山空港も市街から車で約20分ほどの場所に位置しアクセスがよい。海の玄関である松山観光港には伊予鉄道が中心部からリムジンバスを走らせ、呉市、広島市へフェリーが就航しており、広島港を1時間で結ぶものもある(広島へフェリー通学、通勤する人もいる)。
商業的にも発展している。また道後温泉をはじめとした観光地・各種娯楽施設も充実しており、物価水準も安いため非常に良い街であると言える。
その一方で、市外との鉄道交通網が貧弱で、JR松山駅前の開発が問題視されている。県内全域でも見られるが、特に松山市では東京志向が強く、近畿・中国地方よりも東京をお手本にしようとする風潮がある。『ラフォーレ原宿松山(現在は老朽化で閉店)、東京第一ホテル松山』など、妙な違和感を伴った意図的な持ち込みを行っている。地方空港としては利用者が多いことで知られる松山空港の存在も大きく、県外との交流を航空に依存しているのも影響している(これは高知市も同じ傾向にある)。
埼玉県東松山市と台北市松山区(台湾)との交流を進めている。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台となった場所でもある。本文ではかなり辛辣に描かれているのに、「坊ちゃん」の名をいろいろなものに冠する。「坊っちゃんスタジアム」とか「坊っちゃん列車」とか「坊ちゃん団子」とか。また、近代を代表する俳人正岡子規、高浜虚子などを輩出した町でもあり、俳句が盛ん。某TV番組で有名な毒舌おばちゃん夏井いつき女史も元は松山市で教鞭をとっており、道後温泉界隈に句会場を設けている。
興居島(ごごしま)、中島は柑橘の島。島みかんといえば、この興居島のみかんを指す。また、沿岸の三津浜地区は道後温泉を差し置いて伊予節名物の筆頭に呼ばれるほどだったという、三津の朝市と讃えられた漁師町。
伊予市(いよし)
愛媛県の中央部、松山市の南部に位置する(隣接はしていない)街である。昔は伊豫市とも表記されていたが、いつしか旧字は使われなくなった。
ヤマキ・マルトモに代表される水産加工食品を製造販売する業者が多く存在する。なお、ヤマキ、マルトモとも本社は市内にあり、対峙している。
なお、青春18きっぷのポスターに何回も登場した下灘駅はこの伊予市の双海町にある。
東温市(とうおんし)
松山市のベッドタウンとして発展している。重信川両岸に発展した温泉郡重信、川内両町の合併によりできた。
「東温」という名は、「温泉郡の東」という意味。
2005年には、全国住みよさランキングで県内一位を獲得している。
伊予郡松前町(いよぐんまさきちょう)
松山市の南部に隣接する町。同じく松山市のベッドタウン。
なお、中予地方の自治体としては珍しく水源に恵まれており(重信川の伏流水)、隣接する自治体が断水に追い込まれるなかでも、給水制限が行われないことがある。
伊予郡砥部町(いよぐんとべちょう)
同じく松山市の南部に位置する、砥部焼の町。松山市のベッドタウンでもある。
産業としては肥前波佐見焼の流れを汲む砥部焼が有名で、近年ブームを引き起こしたさぬきうどんの器としてよく使われているという。
上浮穴郡久万高原町(かみうけなぐんくまこうげんちょう)
愛媛県中予地方の山間部に位置し、「四国の軽井沢」と自称するほど冷涼な気候である。
その冷涼な気候を生かした野菜の栽培や観光などに取り組んでいる。
また非常に交通が不便で、同町を通過する国道(国道380号線・国道440号線・国道494号線)は酷道と言ってよく、特に後者二つは冬季閉鎖の区間があるため、冬場は近づかない方が良い。
南予地方
八幡浜市(やわたはまし)
愛媛県南西部に位置する港湾都市。みかんを中心とした農業、水産業が盛ん。
宇和島と並んで練り物の製造をしている所が多く、出荷額は県内一である。また、八幡浜港の水揚げ高も四国一といわれ、同漁港に隣接する魚市場は四国最大級の規模を誇る。近年は定期的に朝市を開き松山からもお客さんが来るくらいであった。また、同市真穴や川上、日の丸みかんで名高い向灘は高級ミカンの産地として知られている。
大洲市(おおずし)
伊予の小京都と呼ばれる愛媛県南予地方の街。清流肱川を中心とした風情ある町並みが見られる。
大洲盆地では霧が多く、とくに冬は盆地にたまった霧が肱川に沿って急スピードで下る「肱川あらし」が見られ、冬の風物詩となっている。また肱川が天候などの影響で頻繁に氾濫しており、たびたび水害に見舞われる。肱川は鵜飼いでも有名。
西予市(せいよし)
四国南予地方を東西に横長く位置する市。西には宇和海、東には高知県境の四国カルストがある。
そのため、気候は地域によって大きく異なり、冬に雪の多い山間部、温暖な沿岸部など、愛媛県の気候の縮図とも言えなくはない。
愛媛県の歴史と民俗を展示・紹介する愛媛県歴史文化博物館が市内にあり、また旧城川町では全国かまぼこ板の絵展覧会という一風変わったイベントも開催されている。
沿岸の旧三瓶町と旧明浜町はともに柑橘類の産地。
旧野村町は四国カルストの一つ、大野ヶ原と呼ばれる荒れ地を牧場に開墾、酪農が盛んとなり、ミルクとシルクの街と呼ばれる。
宇和島市(うわじまし)
愛媛県南予地方の中核都市。ミカンで有名な吉田町も合併した。宇和島伊達藩10万石の城下町であり、幕末には伊達宗城を出すなどして日本史好きの人にはおなじみかもしれない。宇和島城は現存十二天守の一つで、国の重要文化財。また、伊達家ゆかりの天赦園は国の名勝庭園。闘牛が盛んであり市営の闘牛場を持つ。同市遊子水が浦にはミカン園に転作されていない最後の段々畑が残されており、有志によって保存が進む。
一方で第一次産業が基幹であるため、ミカンの価格低迷、魚価の低落やハマチ・真珠の大量斃死に加え、平地がなく消費地にも遠いため工場を誘致できないということも重なり、経済は深刻な低迷を続けており、更に人口も流出する一方と苦境に立たされている。
喜多郡内子町(きたぐんうちこちょう)
愛媛県の中ほどに位置する山間の町。ノーベル賞作家大江健三郎の出身地でもある。
旧内子町には木蝋で財を成した旧家が並ぶ、古くからの町並みが残り、内子座などの文化財も多い。また、和ろうそくの生産といった伝統工芸品の生産もみられる。旧五十崎(いかざき)町の大凧合戦も有名。
東部には小田深山が広がり、豊かな自然を残している。
西宇和郡伊方町(にしうわぐんいかたちょう)
四国の西に突き出す佐田岬半島に位置する町。伊方原子力発電所を抱える四国随一の電源地帯である。なお、伊方原電は伊予灘に面しており、津波の影響はほぼ受けない場所にある。
また、風力発電に適したところであり、現在半島の尾根にそって風力発電用の風車が林立しており、その光景は壮観。三崎港に水揚げされる「岬アジ・岬サバ」は佐賀関で水揚げされる「関アジ・関サバ」と同じものであるが、安値で取引される分、庶民の食卓にも上るほど手頃な価格となっている。
北宇和郡鬼北町(きたうわぐんきほくちょう)
宇和島市にある鬼が城山の北という意味の鬼北地方に位置する町。
四万十川の支流広見川が貫き、豊かな自然が残ると共に、超早場米(四月上旬田植・八月上旬刈取)の産地となっている。また、ユズ、椎茸の栽培も盛ん。
北宇和郡松野町(きたうわぐんまつのちょう)
同じく鬼北地方にある町。合併に関しては紆余曲折を得た後、現在は隣接する鬼北町への編入合併に向け協議が続いている。
鬼北町と同じく四万十川の支流域であり、町の面積の84%が森林という程、非常に豊かな豊かな自然が残る。そういった開発の手が入っていない自然を生かした観光に特に力を入れ、一定の成果を挙げている。
特に、滝100選の雪輪の滝がある国立公園の滑床(なめとこ)渓谷は宇和島市が大半だが、松野町の方がアクセスが良いので、同町が観光整備に注力している。
南宇和郡愛南町(みなみうわぐんあいなんちょう)
愛媛県最南端に位置する町。俗に宇和海リアスと呼ばれる風光明媚な地。外泊の石垣集落や鹿島の海中公園、日本で唯一現存する紫電改など観光資源は多い。また全国的に数少ない緋扇貝の産地でもある。
高知県境の旧一本松町には日本一名前の長い小中一貫の小学校と中学校がある。
『高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校』と、
『高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校』…な、長いw
文化・伝統
名所・旧跡・観光スポットなど
日本100名城のうち5つが愛媛県にある。(県単位で見ると、これは長野県・兵庫県と並び全国トップである。)
その5つのうち、松山市にある松山城・宇和島市にある宇和島城は国指定の国宝・重要文化財として見ることのできる現存12天守である。
松山城は日本最後の完全な城郭建築(桃山文化様式)であり、「現存12天守」で唯一、築城主として徳川家の家紋である「葵の御紋」が付されている。
宇和島城は「現存12天守」で日本最南・最西端にあり、「現存12天守」で唯一、城内に(廃城時には持ち去られていることが多い)障子建具が残っている。
残りの愛媛県にある日本100名城は今治城(今治市にある日本三大水城)、大洲城(大洲市)、湯築城(松山市)。
※日本100名城とは
※現存12天守とは
その他
大山祇神社 | 今治市 | 全国の山祇神社、三島神社の総本社。国宝8件、国の重要文化財75件を有する。 |
開明学校 | 西予市 | 西日本最古の小学校。国の重要文化財。 |
道後温泉 | 松山市 | 日本三古湯の1つ。その歴史は3000年以上。 |
愛媛県総合科学博物館 | 新居浜市 | 世界最大のプラネタリウムがある。 |
坊ちゃんスタジアム | 松山市 | 正式名称『松山中央公園野球場』。松山中央公園サブ野球場(マドンナスタジアム)を併設。 |
愛媛県立とべ動物園 | 砥部町 | 西日本有数の動物園。国内で初めてホッキョクグマの人工哺育に成功した。 |
言葉
愛媛の方言として有名な「なもし(ぞなもし)」は実際には松山(中予)の方言であり、県内でもごく一部しか使われない。
加えて、現在では年配者でも殆ど使う人は居ない。
また、県内でも地方によってアクセントや言葉に違いがある。 一般的に東に行くほど関西弁の影響を受け、南にいくほど土佐弁の影響を受けているといわれる。
なお、南予方言は語彙において雲州方言に相似する部分があるとされる。(語尾の「~けん」、「がいな」など)
愛媛の郷土料理・特産品
じゃこ天 | 魚のすり身を扁平状に整形し油で揚げたもの。全国に同系統の郷土料理は多い。近年まで知名度は低かったが、ここ数年は全国でも知られるようになってきている。 単に「てんぷら」と呼ぶこともある。 |
|
坊ちゃん団子 | 愛媛土産と言えばこれと言う人も多い。県内の多くの製菓業者で作られている。伝統的なお菓子というわけではないが、知名度は格段に高い。 | |
タルト | 西洋焼き菓子のタルトではなく、カステラで餡を巻いてたロールケーキ状の菓子である。愛媛県で“タルト”というとこっちを指すことが殆ど。県内で有名なメーカーとして、一六本舗・六時屋・ハタダなどがある。 |
みかん
愛媛と言ったらみかん。と言う人は多い。実際に長年の間、生産量日本一を保持していた。
近年はみかん(温州みかん)の生産量は和歌山に抜かれているが、『いよかん』は全国シェアの8割を占めている。
また、ダンボール箱と言えば『愛媛みかん』というイメージはやはり根強いものがある。
みかん・いよかんは、県内全域で生産しているのではなく、南予地方の沿岸部が産地の大部分を占め、東予や山間部では殆ど生産されていない。
このため県内でも地方によって若干の認識差異があり、『愛媛=みかん』という人の割合は地方によって異なるが、みかんは買うものではなく貰うものだと感じている人は全体的に多い傾向にある。 買う場合も単位が「個」ではなく「箱」であることが多い。
愛媛と言えばみかん、みかんと言えばみかんの歌(SEX MACHINEGUNS)といった連想をする人も居るが、実際のところ愛媛県民でもSEX MACHINEGUNSを知らない人は多く、当然ながら嫌いな人も居る。
愛媛県人だからといって、誰彼構わずこの話題を振るのは悪印象を与えかねないので注意する必要がある。
ポンジュースに関しては、さまざまな誤認・誤情報が飛び交っており、最も有名なのが『蛇口をひねるとポンジュースが出る』といったものであるが、実際にはそういったことは殆ど無く、観光地などの一部でのみ一種のイベントとしてやっているだけである。(と信じたい。)
ポンジュースは果汁100%ではあるが、正確には濃縮還元(一度水分を飛ばし濃縮たものを、再度水で戻すという製造方法)である。
また、県内産みかん以外にも海外産のバレンシアオレンジが原料として一部使われている。
その他
全国的に見ても高校野球が強く、強豪校が多い。
春夏通算勝率は全国2位、夏だけであれば全国1位である。
また、長年に渡って公立高校が私立に勝っていたが、私立の済美高校が共学化し野球部を創立してからは、一概に公立が強いとは言えなくなっている。
有名校としては、松山商業、西条、新居浜商、今治西、近年成績の良い済美が挙げられる。
もっとも、愛媛県出身のプロ野球選手はそれほど多いわけではない。
野球拳発祥の地とされ、毎年のように全国大会を行っている。ただし、負けても服は脱がない。
服を脱ぐのは飲み芸として全国に広まる際にそういったルールが加わったためで、あの萩本欽一が広めたとも言われている。
(これは本人が松山を訪れてこの件について謝罪しているため真実であると思われる。)
現代俳句発祥の地であり、県内では(押し付けのような部分もあるが)盛んである。
高校生の全国俳句ナンバー1を決める『俳句甲子園』も開催されている。
「伊予の早曲がり」という言葉があるくらい都心の交通ルールが悪い。
もっとも、これは愛媛県の道路整備状況の劣悪さに起因(右折専用レーンの不備等)することも多く、松山以南にはいわゆる「酷道・険道」が多くみられる。
私鉄である伊予鉄道にはIC乗車券「ICい~カード」というものがあり(JR四国ではIC乗車券は未導入)、2005/8/23の利用開始と同時にモバイル対応を行った。
このモバイル機能はJR東日本のモバイルSuicaよりも導入が早く、全国の鉄道・バス事業者ではもっとも早い。
(モバイルSuicaは2006/1/18にDoCoMoとau、SoftBankが2006/12/2)
ただし、DoCoMoしか対応していないため『早いだけ』とも言える。
愛媛県を舞台とした作品
※主なもののみ
文芸
映画
ドラマ
※「世界の中心で、愛をさけぶ」はドラマ版では愛媛県を舞台としていないため含めない。
アニメ
※愛媛県が舞台と言われているにも関わらず、何故か愛媛県では放送されていない。
愛媛県出身の有名人
政治・経済・歴史
文学・芸術
芸能・音楽
- ANCHANG(SEX MACHINEGUNS Vo/Gu)
- 秋川雅史(歌手)
- superfly(歌手)
- 藤岡弘、(芸能人)
- 眞鍋かをり(芸能人)
- 加藤茶(芸能人)
- 友近(芸能人)
- 村上ショージ(芸能人)
- 白石稔(声優)
- 水樹奈々(声優)
スポーツ
- 玉春日良二(力士)
- 棟田康幸(柔道)
- 福西崇史(サッカー)
- 佐伯美香(ビーチバレー)
- 石井和義(空手)
- 岩村明憲(野球)
- 平井正史(野球)
- 土佐礼子(陸上)
- 山下治廣(体操)
- 橋本将(野球)
- 鵜久森淳志(野球)
- 藤井秀悟(野球)
- 越智大祐(野球)
- 長友佑都(サッカー)
ニコニコ動画と愛媛県
涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)の谷口の声優として名を知られている白石稔や、声優だけでなく歌手としても精力的に活動を行い、2009年の紅白歌合戦にも出場した水樹奈々の出身地である。
また、ニコニコ動画で一大ジャンルを確立した伯方の塩の製造元は愛媛県にある伯方塩業である。(詳しくは伯方の塩の記事を参照。)
そういった面で関連が深い一方、愛媛そのものを題材にした動画はまだ少ない。
愛媛県の放送局
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- バリィさん
- しまなみ海道(サイクリング聖地)
- えひめ飲料
- 伯方の塩(伯方塩業)
- みかん(いよかん)
- タルト(⇒一六タルト)
- 道後温泉
- バンブーアイランド
- 愛媛県公式ホームページ
- chakuwiki 愛媛
- Twitter 愛媛(#ehime)
愛媛県 | ||
市町村 | 東予地方 | 四国中央市 | 新居浜市 | 西条市 | 今治市 | 上島町 |
中予地方 | 松山市 | 伊予市 | 東温市 | 松前町 | 砥部町 | 久万高原町 | |
南予地方 | 八幡浜市 | 大洲市 | 西予市 | 宇和島市 | 内子町 | 伊方町 | 鬼北町 | 松野町 | 愛南町 | |
近隣他県 | 四国地方 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
その他 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | 大分県 | |
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