愛媛FCとは、愛媛県松山市を中心とした愛媛県全県をホームタウンとするJリーグに加盟するプロサッカークラブである。
概要
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松山サッカークラブとして1970年に創立。2001年にチーム名を愛媛FCと改称し、2006年にJリーグに入会。
愛媛県民に夢・感動・希望を与えられるチーム、そして愛されるチーム作りを目指すべく、ホームタウン名を入れたシンプルかつ馴染み深いチーム名としている。ホームスタジアムはニンジニアスタジアム(愛媛県総合運動公園陸上競技場)。略称はニシスタ。
クラブマスコットは、愛媛県出身者でサッカー漫画「ORANGE」の作者である能田達規先生がデザインしたオ~レくん、たま媛ちゃん、伊予柑太である。愛媛の特産品である「みかん」をモチーフにしている。
また、一平くんという非公式マスコットもおり、ホームゲームなどに時々出没しては荒ぶっている。
徳島ヴォルティスとは(距離は結構離れているが)四国ダービーを行う間柄。その後はカマタマーレ讃岐も参戦。また、同じ愛媛県を本拠地とし、かつてはセカンドチームだったFC今治との「伊予決戦」が2022年に実現した。
歴史
- 1970年、松山サッカークラブとしてクラブ創設。1987年に四国リーグに参加。
- 1996年、チーム名を現在の愛媛FCに変更。
- 2001年、全国社会人サッカー連盟の推薦によりJFL昇格が決定。これを機に社会人チームを本体から切り離し、任意団体として「愛媛FC」が発足。
- 2003年に新たな運営法人として「株式会社愛媛FC」が設立。本格的にJリーグを目指すようになる。
- 2005年に元ジュビロ磐田ユース監督の望月一仁が監督に就任。この年のJFLで見事優勝を果たす。一時はスタジアムの問題からJ2入りは困難とされていたが、Jリーグへの加盟が認められ、Jリーグ ディビジョン2へ昇格となる。
- J2初参戦の2006年、森脇良太、高萩洋次郎、菅沼実がレンタルで加入。選手の質・量で苦しんだ面はあったものの、J2での戦いに慣れてきた後半戦は五分の成績を挙げ、全チームから勝ち点を得ての9位と1年目としては合格点の成績を残す。
- 2007年は主力に大量の故障者が出るが、それでも10位に入る。しかし2008年は15チーム中14位と低迷。ちなみに最下位は同じ四国の徳島ヴォルティスだった。
- 2009年も故障者が続出し、8月の熊本戦ではベンチ入りメンバーがGK2人で3人のみという異常事態に陥る程だった。そんな事情もあって成績は低迷し、9月4日に望月監督を解任。クラブ初の外国人監督となるイヴィツァ・バルバリッチを後任として招聘するも、18チーム中15位に終わる。
- 2010年はバルバリッチ監督がチームに組織的な守備を植え付けたことによって失点数が前年の半分以下にまで減る成果が見られ、大崩れしない安定した戦いができるようになる。一方で決定力不足という問題を抱えたため昇格争いに加わる程の勝ち点は稼げなかった。結果は12勝12分12敗の11位。
- 2011年は横浜F・マリノスからレンタルで獲得した齋藤学が攻撃の中心として活躍。いつしか「エヒメッシ」という呼び名がつくなど看板選手となりチームの得点力向上に貢献するが、前年鉄壁だった守備に綻びが見られ、前年を下回る15位に終わる。
この年を最後にセカンドチームとなっていた「愛媛FCしまなみ」を他グループへ移管。これより後、FC今治として活動するようになる。 - 2012年は前半戦は一桁順位で折り返したものの、後半戦に入り13試合未勝利と絶不調に陥ってしまい一時はJFL降格の危機に立たされる。それでも終盤戦で8試合無敗と盛り返し、16位でシーズンを終える。シーズン終了後、バルバリッチ監督が退任。
- 2013年はユースの監督を務めていた石丸清隆が監督に就任。年間順位は前年と同じ16位。この年、J1ライセンスが交付される。2014年は河原和寿、西田剛がシーズン二桁得点を記録するなど奮起をしたが19位と低迷。石丸監督は退任となる。
- 2015年は1月に決算黒字化のため平成24年度および平成25年度の2年間不適切な会計処理をしていた発覚。不祥事の責任を取る形で亀井文雄社長が辞任。
新監督に木山隆之が就任したリーグ戦では前半戦を11位で折り返すと、夏に小島秀仁、内田健太、白井康介を補強したことで戦力アップに成功。後半戦は5連勝、9試合負けなしを記録するなど好調を維持し、クラブ最高成績となる5位でシーズンを終え、初めてJ1昇格プレーオフに進出する。
プレーオフでは1回戦で4位のセレッソ大阪と引き分け、規定によりJ1初昇格のチャンスを逃す。 - さらなる飛躍が期待された2016年だったが、エースの河原が不振に陥り、GKに負傷者が続出するなどのトラブルも起こり、10位に終わる。
- 2017年より間瀬秀一が監督に就任。1年目は15位、2年目となった2018年は開幕から低迷し、5月で解任となる。U-18監督の川井健太が後任になると、 最終的には22チーム中18位で降格を免れる。
- 2019年はこの年J2に降格していた柏レイソルに勝利するなど時折見せる上位キラーっぷりを発揮するも最終順位は19位。2020年もこの年優勝した徳島相手に劇的な逆転勝利を飾ったが、終盤の5試合をいずれも完封負けを喫するなど不甲斐ないシーズンとなる。最終順位は21位だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、同年はJリーグ全カテゴリーで降格なしとされたことによりJ3降格は免れる。
- 2021年は監督に和泉茂徳が監督に就任するが、開幕から6試合連続未勝利と低迷したことで辞任。後任にコーチの實好礼忠が就任。一時的に何度か残留圏まで浮上するが、そこから伸びることができずに19位以下へ戻ってしまうことを繰り返し、第41節の水戸ホーリーホック戦に敗れた時点でついにJ3リーグ降格が決定。最終順位は20位となる。
- J3での戦いとなった2022年は石丸清隆が8シーズンぶりに監督に復帰。しかし開幕3連敗というよもやの最悪のスタートを切ると、その後昇格圏まで肉薄するまでに追い上げるが、後半戦に入って不振に陥ったことで巻き返しが不可能となり、1年でのJ2復帰を果たせず。順位はFC今治より下の7位になる。
- 2023年は開幕戦でいわてグルージャ盛岡に1-4で大敗する最悪のスタートを切ったが、そこからの立て直しに成功し、着実に勝ち点を積み重ねて上位に浮上。第17節首位を走っていたカターレ富山に勝利し、首位を奪取。第14節から第27節まで9勝5分というハイペースで突っ走ったこともあって首位を独走するようになる。そして、第33節FC今治との"伊予決戦"に勝利し、3試合を残して3年ぶりのJ2復帰とJ3リーグ優勝が決定する。なお、森脇良太はJ1からJ3までの全てのリーグ制覇を経験した史上初の選手となった。
- 3年ぶりのJ2となった2024年は開幕戦に勝利し、前半戦を勝率五割の10位で折り返し、昇格組としては健闘。また天皇杯では3回戦でJ1の福岡を破り、10年ぶりにベスト16まで進んでいる。ところが、後半戦になるとよもやの大失速。第27節の大分戦に勝利したのを最後に全く勝利することができず、前半の貯金でJ2残留は果たせたが、17位に終わり、後味の悪いシーズンとなってしまった。この年を最後に森脇、前野貴徳、菊池俊介といったベテラン勢が現役を引退。
- 2025年は開幕から1分7敗と大きく低迷。第10節の山形戦で初勝利を挙げるが、その後も低迷は続き、5月29日に石丸監督を解任。青野慎也ヘッドコーチが暫定的に指揮を執るが、折り返しの時点でわずか1勝しか挙げられず最下位に沈む。その後も6連敗を含み10試合未勝利と低迷脱出の糸口が見えず、第34節の磐田戦に敗れて4試合を残してJ3降格が決定。最終的に19位の山口に勝ち点14差をつけられた断トツ最下位となり、失点数は最少失点の徳島のほぼ3倍となる71失点と守備崩壊が際立った。
- 2026年は前熊本監督の大木武が監督に就任。
主なタイトル
現在の所属選手
| 背番号 | Pos. | 国籍 | 選手名 | 生年月日 | 加入年 | 前所属 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 監督 | 大木武 | 1961.7.16 | 2026 | ロアッソ熊本 監督 | 【新】 | |
| 1 | GK | 徳重健太 | 1984.3.9 | 2022 | V・ファーレン長崎 | ||
| 4 | DF | 山原康太郎 | 2000.9.19 | 2025 | 藤枝MYFC | ||
| 5 | DF | 黒石貴哉 | 1997.2.24 | 2025 | AC長野パルセイロ | ||
| 6 | MF | 谷岡昌 | 2001.7.14 | 2024 | 関西大学 | 【H】 | |
| 7 | MF | 曽根田穣(C) | 1994.8.29 | 2023 | 水戸ホーリーホック | 【H】 | |
| 9 | FW | 藤本佳希 | 1994.2.3 | 2025 | モンテディオ山形 | ||
| 10 | FW | 佐藤亮 | 2001.3.29 | 2025 | ザスパ群馬 | ||
| 11 | FW | 藤原悠汰 | 1999.4.9 | 2024 | サガン鳥栖 | ||
| 13 | MF | 山下雄大 | 2000.8.23 | 2026 | 徳島ヴォルティス | 【完】 | |
| 14 | MF | 斉藤涼優 | 2003.2.15 | 2026 | Honda FC | 【完】 | |
| 16 | MF | 細谷航平 | 2001.12.11 | 2025 | サンフレッチェ広島 | 【レ】 | |
| 17 | FW | 田口裕也 | 2001.4.8 | 2025 | ツエーゲン金沢 | ||
| 22 | MF | 竹本雄飛 | 1997.8.19 | 2026 | ロアッソ熊本 | 【完】 | |
| 24 | MF | 宮本航汰 | 1996.6.19 | 2026 | 清水エスパルス | 【完】 | |
| 26 | DF | 金沢一矢 | 2002.10.31 | 2024 | いわてグルージャ盛岡 | 【復】 | |
| 27 | FW | 船橋京汰 | 2005.7.31 | 2024 | ガイナーレ鳥取 | 【復】 | |
| 31 | GK | 白坂颯馬 | 1996.12.5 | 2025 | 横浜F・マリノス | ||
| 36 | GK | 辻周吾 | 1997.4.21 | 2020 | 横浜FC | ||
| 37 | DF | 石尾峻雅 | 2000.5.18 | 2025 | 徳島ヴォルティス | ||
| 38 | MF | 日野翔太 | 2002.10.19 | 2026 | サガン鳥栖 | 【完】 | |
| 39 | MF | 武藤覚 | 2003.9.22 | 2024 | 中京大学 | 【卒】 | |
| 41 | DF | 大坪謙也 | 2003.6.5 | 2026 | 立命館大学 | 【復】 | |
| 45 | GK | 牧口一真 | 2004.9.8 | 2026 | セレッソ大阪 | 【レ】【H】 | |
| 44 | DF | 森山公弥 | 2002.4.4 | 2025 | アビスパ福岡 | 【レ】 | |
| 48 | MF | 行友翔哉 | 2005.1.5 | 2023 | FCファマリカン | 【H】 | |
| 49 | DF | 阿部稜汰 | 2001.7.7 | 2026 | FC今治 | 【完】 | |
| 50 | DF | 杉山耕二 | 1998.4.19 | 2026 | ギラヴァンツ北九州 | 【完】 | |
| 51 | MF | アテオラ・デイヴィッド | 2007.6.26 | 2026 | 福知山成美高校 | 【卒】 | |
| 55 | FW | 西条将太 | 2006.2.1 | 2026 | 仁川ユナイテッドFC | 【完】 | |
| 57 | MF | 仙波隼太郎 | 2009.4.27 | 2026 | 愛媛FC U-15 | 【2】 | |
| 58 | DF | 平野皓大 | 2009.9.25 | 2026 | FCフレスカ神戸 | 【2】 | |
| 70 | MF | 前田椋介 | 1998.3.2 | 2025 | 水戸ホーリーホック | 【完】 | |
| 88 | FW | 山口太陽 | 2006.8.18 | 2026 | FC東京 | 【レ】 | |
| 99 | FW | 樺山諒乃介 | 2002.9.17 | 2026 | ギラヴァンツ北九州 | 【完】 |
※備考欄は【完】=完全移籍での加入、【レ】=レンタル移籍での加入、【復】=レンタル先からの復帰、【新】=新任の監督、【昇】=トップチーム昇格、【卒】=新卒での加入、【特】=特別指定選手、【2】=2種登録、【H】=ホームグロウン選手
過去に所属した主な選手
歴代監督
| 国籍 | 監督名 | 在任期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 大西貴 | 2001年~2004年 | ||
| 望月一仁 | 2005年~2009年9月 | JFL優勝&J2昇格(2005年) | |
| イヴィッツァ・バルバリッチ | 2009年9月~2012年 | ||
| 石丸清隆 | 2013年~2014年 | ||
| 木山隆之 | 2015年~2016年 | ||
| 間瀬秀一 | 2017年~2018年5月 | ||
| 川井健太 | 2018年5月~2020年 | ||
| 和泉茂徳 | 2021年~2021年4月 | ||
| 實好礼忠 | 2021年4月~12月 | J3降格(2021年) | |
| 石丸清隆 | 2022年~2025年5月 | J3優勝&J2昇格(2023年) | |
| 青野慎也 | 2025年5月~12月 | ・暫定監督 ・J3降格(2025年) |
|
| 大木武 | 2026年~ |
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- Jリーグ - Jリーグチーム一覧
- J2リーグ(2006年 - 2021年、2024年 - 2025年)
- J3リーグ(2022年 - 2023年、2026年 - )
- JFL(2004年 - 2005年)
- 愛媛県 - 松山市
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