愛川ゆず季[1]とは、愛媛県新居浜市出身のグラビアアイドルであり、
女子プロレス団体・スターダム所属のグラレスラーである。
グラドルとしての愛川ゆず季
- 生年月日:1983年5月16日生まれ
- サイズ:T157cm/B100cm/W60cm/H89cm/S24cm
- 血液型 :B型
- 出身地:愛媛県
- 趣味・特技 :クラシックバレエ/テコンドー/水泳
- 所属事務所:プラチナムプロダクション
「ゆず季」は本名であり、実家で営まれている和菓子店の商品名に由来している。
ブログ名にも冠している通り、愛称は「ゆずぽん」。
ぽん酢のCMに出るのが夢。
桃太郎電鉄の大ファンでもあり、桃鉄16がWiiへ移植された際にCM出演を果たしている。
2005年には日テレジェニックに選出される。
同期の浜田翔子と特に仲がよく、非公式コンビ「ゆずこしょう」を名乗って、互いのブログにもたびたび顔を出している。
2009年10月、TBSの番組の企画で、
「greeに開設したブログのアクセス数が、年内に2千万を超えなければ強制引退」
という命題を課せられてしまう。
しかし、わずか半月ほどで目標の2千万アクセスに到達し、当分の危機を脱出。
目標が達成された後も、既設のアメブロと本館、別館のように使い分けられている。
プロレスラーとしての愛川ゆず季
2010年10月13日にはなんとプロレスデビュー。得意技のゆずポンキックを軸に高橋奈苗とデビュー戦を行った。
その後の2011年1月23日には女子プロレス団体・スターダムの旗揚げ戦に参加。
所属選手として奮闘、7月の後楽園ホール大会では同じ所属の世Ⅳ虎を破り、ワンダー・オブ・スターダム(通称:白ベルト)王者に。デビュー1年未満で王者に君臨(2012年10月現在までに5度防衛に成功)。
2011年11月27日には、美闘陽子とのタッグ「BY砲」で、初代「ゴッデス・オブ・スターダム」タッグ王者にも君臨(防衛回数は2回)、2012年8月から9月にかけて開催されたスターダム初のシングル最強リーグ戦「STARDOM 5★STAR GP」では、開幕戦では敗れはしたものの、公式戦で順当に勝ち上がり初優勝を成し遂げた。
入場テーマには『爆乳戦隊パイレンジャー』を用いている。
現在はスターダムの本興行以外にも主催興行の"ゆずポン祭”を定期的に開催している。
これまでに栗原あゆみ、堀田由美子、ダンプ松本と著名選手との対戦が名を連ねているため、
観客動員も超満員を記録する人気興行となった。
得意技はゆずポンキック。レッド、ブルー、イエローなどと色分けされている。
このゆずポンキックに関してはDDT大社長である高木三四郎も得意技としており、
高木の猛アピールの末、2011年度の仮面貴族FIESTAで『爆乳222cm砲』なるタッグ結成までこぎつけた。
(ゆずポン曰く、この興行で行われた試合のみの最初で最後のタッグとのこと。)
この他にシャイニング・ウィザードやラ・マヒストラル、さらにタイトル防衛戦などの大一番では決め技としてタイガースープレックスホールドを駆使する。
抜群の知名度を武器に対世間へのプロレスを展開、2011年度プロレス大賞、女子プロレス大賞を受賞。
2012年のブル中野引退興行でもメインを務め、女子プロ界の中心人物として活動。
さらには「STARDOM 5★STAR GP」で初優勝、2012年度プロレス大賞の女子プロレス大賞を2年連続で受賞し、今後の活躍にも期待が集まった。
突然の引退発表──ゆずポン、引退ロードへ
しかし、2012年12月28日。体力の限界を感じ、2013年4月29日のスターダム初の両国国技館大会「両国シンデレラ」での引退を発表した。
発表後の戦いは文字通りの「引退ロード」となり、両国での最終決戦のみならず、引退ロードの一戦一戦にも俄然注目が集まった。
53分15秒の死闘──ゆずポン、最初で最後の路上プロレスin花やしき
引退ロードの一戦として、3月27日に浅草・花やしきで、盟友・高木三四郎と組んでの「ゆずポン・最初で最後の路上プロレスin花やしき(DDT主催興行)」に出撃。男色ディーノ&世IV虎、飯伏幸太&石川ジャイ子、中澤マイケル&脇澤美穂を相手に「史上初!路上4WAYミックスドマッチ(時間無制限一本勝負)」で激突した。
中澤マイケルに鉄柵を足場に拝み渡りを仕掛け、路上王・飯伏には絶叫マシンに乗せられたり、女子プロレスラーには一切容赦しない男色先生には池に蹴り落とされたりしたものの、それでも壮絶なファイトを展開。高木大社長が脇澤とマイケルのアルティメットダブルベノムアームの餌食にされそうになるやいなや、星条旗カラーのセクシー水着を身にまとい戦線復帰。マイケル・脇澤組の同士討ちを誘って、大社長とのダブルゆずポンキックで撃破。最後は大社長を踏み台にしてマイケルにパイパイアタックからのエビ固めで死闘に終止符を打った。
試合時間53分15秒──この数字が今回の激闘を物語っている。超満員札止め379人の観客は、この日新たなプロレスの歴史の目撃者となったのだ。
試合後ゆずポンは「こんなに楽しいプロレスがあって良かった」と観客の前で嬉し涙を流し、迎える4.29両国での世IV虎との最終決戦での完全燃焼を改めて誓ったのである。
その後3.31新木場大会では、最後のワンダー王座防衛戦に挑み、挑戦者・安川惡斗をタイガースープレックスで下し、前人未到の8度目の防衛を達成した……。
え?4.14新木場では17人がけに加えて、あのミル・マスカラスとタッグ結成だって!?
前人未到の17人がけに仮面貴族との邂逅──4.14スターダム新木場大会
4月14日のスターダム新木場1stRING大会は昼夜2回興行となり、ゆずポンにとってはこれが最後の新木場大会となった。
昼の部ではゆずポンがなんと前人未到の17人がけ(各1分1本勝負)に挑戦(このうち、高橋奈苗と夕陽は2回出場)し、4勝1敗12分けで見事完走を果たした。
夜の部では選手全員が覆面レスラーに変身する「STARDOM MASK FIESTA」として開催された。
見どころは何と言っても「ゆずポンマスク・ラストマッチ」、あの「千の顔を持つ男」「仮面貴族」ミル・マスカラスと組んでの6人タッグマッチである。
ゆずポンマスクがマントをまとって登場すると、トリとしてマスカラスがおなじみの入場テーマ曲「スカイハイ」に乗って登場!
ゆずポンマスクはパイパイアタックにYKレッド、シャイニングゆザード、フィッシャーマンズスープレックスと、まさに「技のフルコース」で相手を畳み掛け、最後はマスカラスがブラック・タイガーにダイビングボディアタックを決め、見事勝利を飾った。ゆずポンマスクの全力ファイトにマスカラスの現役バリバリの華麗なるファイトが組み合わさった、まさに夢のゴールデンカード。ちなみにマスカラス選手これでも御年70歳、しかもバリバリの現役なんだぜ…。
そしていよいよ迎える引退の日、2013年4月29日。
マット界を席巻したシンデレラの最後の舞台は、「プロレス・格闘技の殿堂」両国国技館。
シンデレラ・ゆずポン最後の伝説が、今始まる…。
グラレスラーゆずポンよ永遠なれ──4.29スターダム両国国技館・両国シンデレラ
ゆずポンが両国シンデレラ開催記者会見で発表した引退試合の対戦相手は世IV虎。スターダム旗揚げの時から、共に団体を引っ張り、成長させてきた紛れも無い戦友であり、また良きライバルでもあった。
試合前の煽りPVでは、世IV虎は「愛川がいるのはデカかったと思います」と高く評価し、安川惡斗も「あの凛とした表情が好きでした」と語り、デビュー戦の相手・高橋奈苗も「(ゆずポンが)いなくなるのが嫌だ」と語る。
そして、共に戦ったスターダムの仲間達から送られる「ありがとう」の一言…。
世IV虎とゆずポンがそれぞれ入場後、リングに入った瞬間、ゆずポンは闘う女戦士へとその顔を変える。元全女の今井良晴リングアナの往年の名調子で紹介される両雄。まさに黄金時代の全女を彷彿とさせる開戦前である。
ゆずポンキックやパイパイアタック、STF、タイガースープレックスを駆使して、2年半のプロレスラー人生すべてを世IV虎にぶつけるゆずポンに対し、世IV虎もこれに応えるかの如くセントーン4連発にストレッチボムで応戦。対してゆずポンもゆずポンスタナーを仕掛け、さらにはトップロープからのプランチャ・スイシーダにシャイニングゆザードを放つ!負けじと世IV虎も「上からヨシコ(トップロープからのフライングボディプレス)」を放ち、戦いはカウント2で両雄相譲らず一進一退、白熱の攻防となった。
勝負を決めたのは世IV虎のダイビングセントーンからの3カウント。まさにどちらが勝ってもおかしくない、両国シンデレラのメインを飾るにふさわしい名勝負となった。スターダムに新たな「名勝負数え歌」が生まれた瞬間だった。
続く引退セレモニーでは、なんと新日本プロレスの「100年に1人の逸材」棚橋弘至からのビデオメッセージもあり、ロッシー小川社長からは「グラレスラー最強の証」である初代ワンダー・オブ・スターダム王座のベルトが贈呈された。そして世IV虎をはじめとするスターダムの選手達に「これからのスターダムをよろしく」とスターダム、そして女子プロレス界の未来を託し、ゆずポンはシンデレラとなって5500人の観客の見守るリングを後にした。
「私は女子プロレスが、スターダムが大好きです!!!これからも女子プロレスを応援していきます!!!最後に一言言わせてください!グラレスラーは強いのだ!!!!!」
今井リングアナ「両国国技館のラストシーン、ゆずポンは伝説となる!世紀のグラレスラー、122パウンド、あいかわぁぁぁぁぁぁゆずぅぅぅぅきぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
ゆずポン、2年半本当にお疲れ様でした!!!そして夢と感動をありがとう!!!
グラレスラー愛川ゆず季よ、永遠なれ!!!
主なタイトル歴
関連項目
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脚注
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