ニコニコ大百科 : 医学記事 ※感染した可能性がある方は、直接医療機関を受診しないでください。 まず、各保健所等に設置された発熱相談センターにご相談ください。 |
感染症とは、病原体が体内に侵入することにより発生する病気の総称である。
概要
病原体というのは寄生能力があり病原性を持つ、つまり勝手に他人の体に居座っておきながら攻撃もするというひどい奴のことである。病原体には以下の種類がある。
これらは体内に侵入すると体内の環境や仕組みを利用して数を増やし、細胞を破壊する等して健康を害してくる。日夜侵入してきているが通常は大事になる前に免疫系により退治されており、症状が出た時には通常の態勢では処理が間に合わず病原体との全面戦争となっている。
なお、体内に侵入しても攻撃をするものでなければ病原体とは言えず、感染症に分類されない。例えば花粉症は花粉が体内に入ることで起きるが、花粉は別に何もしない。免疫系が勝手に敵と判断して盛り上がっているだけである。
感染経路
感染経路には以下が存在する。
一つの感染症には一つ以上の感染経路が存在する。感染経路の多さは病原体が空気中に漂えるか、漂った状態でどれだけの間感染力を維持できるかによっている。水平感染の4つは上から下に行くにつれて病原体の体外での感染力維持時間が長くなっている。下に行くほど対策が難しい感染症になっていく。
パニック物の作品でゾンビになるウイルスが蔓延することが多々あるがゾンビに咬まれて感染するものは媒介物感染であり、空気中に漂ったウイルスに感染するものは空気感染である。
感染状態
感染状態と遷移は以下のようになる。
感染
↓・・・・・・・・・・・・・潜伏期間
感染力を持つようになる
↓・・・・・・・・・・・・・不顕性感染の状態
症状が出る
↓・・・・・・・・・・・・・顕性感染の状態
症状が治まる
↓・・・・・・・・・・・・・潜伏感染の状態(ここから症状が出る状態に戻ることあり)
治癒する
全ての感染症が上の経路を辿るわけではなく、また感染者全員が同じ経路を辿るわけでもない。症状が出ずに治癒すれば不顕性感染で終わりであるし、感染力を持つと同時に症状が出れば不顕性感染にはならない。症状が治まる=治癒する場合は潜伏感染の状態をとらない。
対策
全ての感染症共通でいえることは無いが、基本的には清潔にしてうがい手洗いをしっかりすることが対策となる。
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関連項目
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- 性感染症
- 細菌
- ウイルス
- 寄生虫
- 抗菌薬
- 抗ウイルス薬
- ワクチン
- 消毒
- パンデミック
- 濃厚接触
- 社会的距離
- 石井四郎 : 医師・軍人(軍医)。専門は感染症学。
- 岩田健太郎 : 医師・研究者。専門は感染症内科。
- 西浦博 : 医師・研究者。専門は理論疫学/感染症疫学。
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