- プロ野球選手一覧 > 成瀬善久
成瀬善久(なるせ よしひさ、1985年10月13日-)とは、栃木県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は栃木ゴールデンブレーブスに所属。
概要
栃木ゴールデンブレーブス #17 投手兼任投手コーチ |
|
---|---|
成瀬善久 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 栃木県小山市 |
生年月日 | 1985年10月13日 |
身長 体重 |
180cm 86kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2003年ドラフト6位 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
五輪 | 2008年 |
プロ野球選手テンプレート |
横浜高校時代は3年次に選抜高校野球大会に出場し準優勝に貢献。神奈川県予選決勝では田澤純一率いる横浜商大高校に敗れ甲子園出場を逃した。
2003年ドラフト6位で千葉ロッテマリーンズに入団した。背番号は60。
ロッテ時代
2006年(3年目)から先発ローテーション入りし、13試合の登板で5勝を挙げた。
2007年は16勝1敗で最優秀防御率、最優秀投手を受賞した。この年の1敗はセ・パ交流戦の横浜ベイスターズ戦のみでレギュラーシーズンではパ・リーグ球団との試合では無敗だった(しかし東北楽天ゴールデンイーグルスに対しては0勝0敗)。
2009年は故障の影響もあり打ち込まれたが、後半戦では無敗で7連勝し、チームトップの11勝を挙げた。
2010年は5月までに17本塁打を浴びるなど一発病に苦しんだが、7完投、203.2回を投げ13勝しチームをクライマックスシリーズ(CS)に導いた。ポストシーズンでは中4日の登板間隔にも負けず3勝負けなしと活躍し、CS最優秀選手に輝くなど日本一の立役者となった。なお被本塁打は29でトップだった。
2011年は統一球導入により被弾数は減ったが、それでも被本塁打は15でトップだった。成績は10勝12敗で防御率3.27、最多敗(12敗)、最多被安打(188本)、最多被本塁打(15本)、最多失点(75点)、最多自責点(69点)と不名誉な5冠となった。
2012年はブログにて引退騒動が起こるが、不正アクセスによるデマであった。シーズンでは12勝11敗と勝ち越したが一発病は変わらず、シーズンワーストの被本塁打21を記録し、これで3年連続被本塁打王となった。
2013年は怪我のため14登板しかできず、規定投球回数も2桁勝利も達成できなかった。そのため被本塁打王も岸孝之と野上亮磨に譲ることになったが、成瀬は14登板で13被本塁打だった。シーズン中の成績は14登板6勝4敗、防御率3.00だった。
クライマックスシリーズでは1戦目に登板したが、銀次にホームランを被弾。完投しながら打線の援護もなく田中将大の前に完封負け。結果的にチームもその後敗退したが、完投したのは成瀬だけだった。
2014年は開幕投手を務めた。最終的には離脱もあり規定投球回数に僅かに足りず、23登板9勝11敗、防御率は自己ワーストの4.67でシーズンを終えた。なお、被本塁打数はシーズン2位の18(1位は同僚だった藤岡貴裕)であり、1試合に4発被弾したこともあるという相変わらずの飛翔っぷりだった。
ヤクルト時代
2014年オフにFA宣言し、東京ヤクルトスワローズと契約した。背番号は17。
2015年はリーグワースト2位の16被本塁打を喫し、3勝8敗に終わった。セ・リーグに来ても飛翔っぷりは変わらなかった。7月1日には通算被本塁打150となっている。
2016年は22試合うち10試合は先発で登板したが、結果を残せなかったため、中継ぎに転向。
2017年は12試合に留まった。
オリックス時代
2019年の春季キャンプでオリックス・バファローズの入団テストを受けて合格した。背番号は46。6試合の登板で1敗、防御率7.32と結果を残せず、戦力外通告を受けた。
BCL・栃木時代
2019年12月3日に公示と同時に栃木ゴールデンブレーブスに投手兼任コーチとして入団することが発表された。背番号は60。
2010ポストシーズン成績
日付 | 相手 | チーム勝敗 | 勝敗 | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10/9 | 西武 | ○ | - | 7 0/3 | 8 | 2 | 被本塁打1 |
10/14 | ソフトバンク | ○ | ○ | 9 | 9 | 1 | 中4日 |
10/19 | ソフトバンク | ○ | ○ | 9 | 6 | 0 | 中4日 |
10/30 | 中日 | ○ | ○ | 5 | 6 | 2 | 被本塁打2 |
11/6 | 中日 | △ | - | 6 | 7 | 2 | |
通算 | 5試合 | 4勝1分 | 3勝 | 36 | 36 | 7 | 防御率1.75 |
プレースタイル
ゆったりとしたスリークォーターの投球フォームから147km/hの直球、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。
被本塁打が多いのが特徴で、本塁打を浴びると「飛翔」と書き込まれる。2010年の29被本塁打がキャリアワーストとなっている。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 被本塁打 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 | ロッテ | 13 | 13 | 2 | 1 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 78.1 | 6 | 21 | 83 | 33 | 30 | 3.45 |
2007年 | 24 | 24 | 6 | 4 | 16 | 1 | 0 | 0 | .941 | 173.1 | 10 | 27 | 138 | 36 | 33 | 1.81 | |
2008年 | 22 | 22 | 3 | 0 | 8 | 6 | 0 | 0 | .571 | 150.2 | 12 | 35 | 119 | 57 | 54 | 3.23 | |
2009年 | 23 | 22 | 5 | 1 | 11 | 5 | 0 | 0 | .688 | 153.2 | 14 | 28 | 156 | 61 | 56 | 3.28 | |
2010年 | 28 | 28 | 7 | 1 | 13 | 11 | 0 | 0 | .542 | 203.2 | 29 | 34 | 192 | 78 | 75 | 3.31 | |
2011年 | 26 | 26 | 6 | 3 | 10 | 12 | 0 | 0 | .455 | 189.2 | 15 | 18 | 151 | 75 | 69 | 3.27 | |
2012年 | 28 | 28 | 5 | 2 | 12 | 11 | 0 | 0 | .522 | 200.2 | 21 | 34 | 122 | 71 | 63 | 2.83 | |
2013年 | 14 | 14 | 1 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | .600 | 87.0 | 13 | 25 | 51 | 36 | 29 | 3.00 | |
2014年 | 23 | 23 | 2 | 0 | 9 | 11 | 0 | 0 | .450 | 142.2 | 18 | 41 | 88 | 78 | 74 | 4.67 | |
2015年 | ヤクルト | 14 | 14 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 0 | .273 | 79.1 | 16 | 21 | 46 | 46 | 42 | 4.76 |
2016年 | 22 | 22 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 72.1 | 13 | 27 | 42 | 46 | 45 | 5.60 | |
2017年 | 12 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 16.2 | 4 | 5 | 10 | 1 | 10 | 5.40 | |
2019年 | オリックス | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 19.2 | 3 | 8 | 13 | 16 | 16 | 7.32 |
NPB:13年 | 255 | 229 | 37 | 12 | 96 | 78 | 0 | 0 | .552 | 1567.2 | 174 | 324 | 1211 | 644 | 598 | 3.43 |
ベースボール・チャレンジ・リーグでの年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 完投 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | 栃木 | 12 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 39.0 | 6 | 40 | 5 | 5 | 1.15 |
2021年 | 14 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | 31.1 | 5 | 28 | 15 | 6 | 1.72 | |
BCL:2年 | 26 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | 70.1 | 11 | 68 | 20 | 11 | 1.41 |
タイトル・表彰・その他
タイトル | ||
---|---|---|
最優秀防御率 | 1回 | 2007年 |
最高勝率 | 1回 | 2007年 |
表彰 | ||
月間MVP | 2回 | 2007年7月・9月 |
最優秀投手 | 1回 | 2007年 |
最優秀バッテリー賞 | 1回 | 2007年(里崎智也) |
クライマックスシリーズファイナルステージMVP | 1回 | 2010年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 3回 | 2007年、2008年、2012年 |
開幕投手 | 5回 | 2010年-2014年 |
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
- 2
- 0pt