戦場のメリークリスマスとは、 1983年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の事。またその映画の主題歌。
概要
戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr.Lawrence)とは、デビット・ボウイ、ビートたけし、坂本龍一、トム・コンティが主演し、大島渚が監督した映画である。
また、「戦場のメリークリスマス」と言えばその映画のテーマ曲「Merry Christmas Mr.Lawrence」の事も指す。坂本龍一作曲であり彼の代表曲の一つ。ニコニコでも「演奏してみた」「作業用BGM」などの動画でよく見られる。
映画の最後にビートたけし演じるハラの顔がアップになり、「Merry Christmas! Merry Christmas, Mr.Lawrence!」と言うシーンは非常に有名。
豆知識
- 当初、勝新太郎と沢田研二が出演する予定だったが諸般の事情で立ち消えとなり、当時俳優としての経験がほとんど無かったビートたけしと坂本龍一が起用されることとなった。
- 坂本龍一は映画「戦場のメリークリスマス」において主演、テーマ曲も作曲するという偉業を成した。これは大島渚が坂本龍一に出演交渉をした際に坂本側が出演の交換条件として音楽も担当させてほしいと志願したことによるもの。坂本は「戦メリ」が初の映画音楽担当作品となったが、この成功を機に国内外の映画の音楽も手がけるようになり、後の「ラスト・エンペラー」でのアカデミー賞受賞へとつながっていく。
- ビートたけしが「オールナイトニッポン」で「(ロケの行われた)ラロトンガ島から生放送」と称して嘘の中継を行い、ファンの間では現在でも語り草になっている。
- カンヌ映画祭に出品され、国内マスコミでは「受賞有力」と目されていた。授賞式前日にビートたけしがスポーツ新聞社から「明日の朝刊に間に合わないから、今、受賞したという前提で喜びの写真を撮らせて欲しい」と言われて写真を撮影されたが、受賞を逃したために翌日の紙面には「たけし ぬか喜び」と書かれてしまった。
- ビートたけしの相方であるビートきよしも出演していたが、最終的に出演シーンを全カットされた。また、当時YMOの楽曲の英訳を手がけていたピーター・バラカンもエキストラで出演している。
- ダウンタウンのごっつええ感じの「アホアホマン」で、アホアホブラザー扮する坂本龍一本人がピアニカで戦場のメリークリスマス(最後に音を外したバージョン)を演奏した。
- YMOの楽曲「邂逅」で戦場のメリークリスマスでも使用されたワイングラスのサンプルが使われている。
- 差し入れのうなぎの蒲焼きをビートたけしとジョニー大倉、たけしのマネージャーだけで全て食べてしまい、そこに現れた坂本が「うなぎを食べさせてくれない限り明日から撮影に行かない!」と憤怒。その後なんとかして坂本にうな丼を作って差し出すと、涙を目に浮かべながら食べたという。(坂本龍一うなぎ事件)
関連動画
関連項目
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