戦車単語

センシャ
6.6千文字の記事
  • 68
  • 0pt
掲示板へ

戦車(せんしゃ)とは、戦闘用・戦争用ののことである。に以下の単の和訳として使われる。

  1. 英単Tank」ドイツ語Panzer」などにあたる和訳。軍用車輌のうちのAFV装甲戦闘車両)の一種。現代陸軍形戦車。特に現代では通常MTB MBT(Main Battle Tank)、戦車を意味する。
  2. 英単chariot」の和訳。戦闘。「チャリオット」の項を参照の事。

ここでは1.に付いて説明する。戦車かな? 戦車に良く似てるけど…もしかして戦車じゃないのかな? と迷ったら→装甲戦闘車両(AFV)、創作作品に登場する架兵器装甲戦闘車両(AFV)は→架空の装甲戦闘車両

概要

陸自90式戦車

戦車は第一次世界大戦半ばに、塹壕機関銃と火の発達のためにすっかり着してしまった西部戦線をふたたび「流動化」させるべく、英国陸軍が発明し戦場に持ち込んだ革新陸上兵器である。戦車は実戦デビューと同時に敵味方双方に鮮な印を与え、その将来性をただちに確信された。その時から今日まで、先進国の間では途切れることなく戦車の性強化競争が続いている。[1]

に旋回[2]を搭載し、自分自身の弾による零距離射撃[3]にも耐えられる[4]丈夫な装甲に覆われたクローラー装軌式)車輌[5]の一種と定義される事が多い。戦闘機が敵の戦闘機を圧倒することをめられる様に、戦車は(究極的には)敵戦車を含めた敵地上車両を直接火力戦闘で圧倒するための兵器である。

走(履帯の機動)攻(火力)守(装甲の防御)を高いレベルで兼ね備えた、直接戦闘では最強の地上兵器である。

なお、見たのでっかい図体に反して、弾は沢山積んでいても、乗員以外の人や荷物を載せる余裕はない(イスラエル軍のメルカバを除く)。ヒッチハイクや引越のお手伝いはお願いしても理。

戦車やAFV相手の直接戦闘が第一の本業だが、ドーザーを付けての土木作業、歩兵支援、要塞・トーチカ等の地上軍事施設制圧、対テロ・対ゲリラコマンド戦闘等多種多様の軍事用途に対応する。

地上戦闘に活躍する戦車だが、もちろん万というわけでもなく、対戦車兵器による待ちせ攻撃や、砲兵による間接射撃などには脆弱である。

航空優勢(敵の航空機が活動できない状態)を確保しない状態で運用される戦車はきわめて脆弱であるため(ハンス・ウルリッヒ・ルーデルを参照)、味方の空軍や対対空ミサイルによる援護下で行動するのが原則である。それと同時に戦車は味方歩兵を敵戦車やその他の脅威から護り、代わりに歩兵に敵歩兵の攻撃から護って貰いながら行動する。敵の砲兵は味方の砲兵航空支援により排除する(こうした、各兵科の利点を生かし、共同しながら戦うことを諸兵科連合コンバインド・アームズと呼ぶ。現代戦の重要なコンセプトの一つ)。

現代では対戦車ミサイル戦闘ヘリコプター航空機が運用する精密誘導兵器など、戦車よりも「強い」兵器が多数存在するように見えるが、今のところ戦車の存在価値は失われていない。ヘリコプター航空機は常に戦場にとどまって活動する訳には行かないし、燃料や整備のコストもかさむ(携行対空ミサイルの脅威も増大している)。歩兵兵器対戦車ミサイル弾は機動や防御に劣るため防御戦闘はともかく反攻作戦には使いづらい。

結局、依然として地上戦では歩兵で地域を制圧する必要が有るのは事実であり、歩兵を護り、敵の地を突破するには走攻守に優れた戦車が必要となる。冷戦崩壊とともに大規模な戦車同士の遭遇戦の機会は遠のいたが、近年の対テロ戦争戦闘のなかで戦車の価値は再発見されつつあり、一時期は戦車不要論に傾き装輪装甲車LAV-MGS)で代替しようとしていた某などもアフガンでの任務に戦車を急遽投入したりしている。

区分[6]

一般的には重量により「軽・中・重戦車」に分類される。イギリスにおける最初の分類は「歩兵戦車」と「巡航戦車」だったが、その後「偵察戦車」「駆逐戦車」「突撃戦車」「対戦車」「架戦車」「陸両用戦車」「挺戦車」など多くのバリエーションが作られた。これら支援用の戦車と区分して汎用な的を持った戦車は「戦車」の名称で呼ばれるようになる。

すごく大雑把な戦車の歴史

戦車の一覧

第一次世界大戦

 イギリス  ドイツ帝国  イタリア  フランス

第二次世界大戦

 ナチス・ドイツ  アメリカ  イギリス  フランス
 ソ連  大日本帝国  イタリア  ハンガリー
ポーランド ポーランド アルゼンチン アルゼンチン
  • TKS
  • 7TP                     

 

 

第二次世界大戦後

 ドイツ共和  アメリカ  イギリス  フランス
 ソ連 ロシア  日本国  スウェーデン  イスラエル
中華人民共和国国旗 中国 インド国旗 インド 大韓民国国旗 韓国 アルゼンチン国旗 アルゼンチン
トルコ国旗 トルコ

関連動画

左:日本中国の制式戦車較。中国の戦車のが揺れているのはスタビライザーを装備せず、走行間射撃を前提としてない旧世代戦車のため。日本90式戦車は走行間射撃が前提の第三世代戦車。
右:英国営放送BBCの名物番組"TopGear"。庫破りに挑戦!

左:いまのカーグラTVじゃ考えられないぜ!
右:敵を知ることこそ最大の攻撃である・・・ダダ盛れ?

左:この戦車なら第三次世界大戦勝てるんじゃないか?w
右:戦車っていったらPanzarlied

左:盗んだ戦車で走りだす~♪
 右:ハマーと戦車、どっちが凄い?

左:「戦車は遅い、重い、時代遅れ」だと思っている人へ
右:Ⅲ号戦車Jプラモデル

 戦前日本戦車の性戦史・開発秘話・軍内の運用などを万遍られている。
ただの性説明のようなものではなく、各話がストーリー仕立てになっていて、
もはや、大河ドラマのような感覚を感じる。(注意*ゆっくりボイス

関連コミュニティ

関連商品


関連項目

関連人物

戦車が活躍した戦闘

戦車の異名・愛称

戦車を主題とした作品

その他

脚注

  1. *AI戦争論 進化する戦場自衛隊全滅する」兵頭二十八 2018 飛鳥新社 pp.268-269
  2. *旋回を持たないスウェーデン陸軍MBT、Sタンク/Stridsvagn 103だけ例外。現在は退役し、レオパルド2にMBTの座を譲っている。
  3. *距離が0からの至近距離からの射撃ではなく、単に射撃を意味する。戦車からの直接攻撃=射撃だからだ。放物線を描く曲射弾道に対する防護は戦車戦では優先度が低い。戦車は戦車同士の直接照準射撃による戦いに勝つことを念頭において装甲を施しており、結果として上部装甲は優先度は低く(正面にべて相対的に薄く)なる事を意味する。戦車がヘリの攻撃や自走砲、対地ミサイル等遠距離・上からの攻撃を防御しきれないことはある意味で当然であり、戦車の設計運用においては折込み済みである。しかし、戦車が戦車同士の直接火力には負けられない。敵の戦車との戦車戦に打ち勝つ事が、「」戦車たるレゾンデートルraison d'e^tre)、存在理由、存在意義であるからだ。
  4. *飽くまで戦車を構成する設計理念で戦車の中にはこの条件を満たしてないものもある。必須条件ではない。ミサイルの発展が装甲の発展を上回った時期には、装甲を捨てて機動によって生存性向上を図る思想も存在した。
  5. *タイヤは弾性体であるため、装輪(タイヤ)方式の車両では強発射の衝撃を吸収・制御し、行進間射撃や連続射撃を行うことが構造上困難である。また履帯クローラ)とべ、タイヤは小火器でさえ脅威になる程耐弾性が低く、路外の走破性でも劣る。
  6. *「機甲戦の理論歴史原和三 書房出版 2009 pp.34-35
  7. *世界の戦車―技術と戦闘歴史」ケネス・マクセイ:編著/ 三:訳 原書房 1984 p.8
  8. *「機甲戦の理論歴史pp.33-34

【スポンサーリンク】

  • 68
  • 0pt
スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E6%88%A6%E8%BB%8A
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

戦車

1916 ななしのよっしん
2022/06/18(土) 14:08:42 ID: oMb8Np2/2V
ドイツ130mm滑腔は55口径120mm滑腔と全く同じ大きさ&重量でありながら、威50%上昇している

フランス140mm滑腔は55口径120mm滑腔よりも若干大きく、重量が20%も軽くなっていて、威が70%上昇している


次世代戦車の性が凄まじいものになっていますね
1917 ななしのよっしん
2022/06/18(土) 14:47:49 ID: OYkMQ5Lqk9
次世代の戦車がどうなるか気になるな。現状だと

10式戦車:3Genから順当に性アップ+極限まで小・軽量化
T-14
KF51:3Genから更に性アップ+UAVと連携+ちょっとだけ軽量化

ってところか
1918 ななしのよっしん
2022/06/19(日) 16:26:39 ID: iqUClu2JpF
そのうち戦車の口径は155mmになり、二連装なったりするのだろうか
1919 ななしのよっしん
2022/06/19(日) 20:58:04 ID: oMb8Np2/2V
130mm~140mm滑腔大口径化の限界だと思う。それ以降はレールガンに置き換わっていくんじゃないかな?
1920 ななしのよっしん
2022/06/20(月) 16:23:19 ID: 9HZaiE50Bq
10式はどちらかというと、第三世代MBT日本の事情に合わせてゴリゴリ最適化しましたという感じの車輌だと思うので、次世代の戦車かって言われるとちょっと違う気がする
1921 ななしのよっしん
2022/06/22(水) 05:49:34 ID: jUClhT27xZ
の開発を見ても次世代戦車テーマネットワークだろう

3.5世代連中はFCSとデータリンクが連動しておらず、敵位置は手入せねばならん
10式FCSが捕捉した敵がオート時に共有される

情報格差は絶大だと思うけどね
1922 ななしのよっしん
2022/06/22(水) 07:08:08 ID: 3Sy9SkQqSK
敵が何処にいるかも分からないまま一方的に補足されては撃破されてくびっくりを見ていると
10式ネットワークが評判通り作動してくれるなら実に心強いと思うね
1923 ななしのよっしん
2022/06/24(金) 00:54:54 ID: hsHkAdiOec
防衛戦でも失地奪還に必要不可欠兵器なのはわかるし抑止になるのも理解できるが
アメリカ軍自衛隊沖縄には戦車を置いてないけど離り付けて守る使い方だと活きない兵器なのかね
太平洋戦争の頃だと嶼戦でも両軍普通に使ってたと思うが今は事情が違うんだろうか
沖縄の場合は大きな軍港があるからいざとなれば運び込む事になるんだろうけど
1924 ななしのよっしん
2022/06/24(金) 09:30:43 ID: 5q3eZzGCcd
は地積が狭いので、ただ置くだけならともかく重整備や演習を行うスペースが確保しにくい
→都度都度演習場や整備工場に移動しなきゃいけないのでいろんな手間が増える
地積が少ないので常駐できる数も少なくなる。その状態で敵を有効に迎え撃てる可性はそこまで高くない

というわけで時の部隊運用として常駐させるのはいろいろ不便な面のほうが多いし、
それな陸両用機動作戦を高めて被占領後の期奪還を狙う方向に行こうぜとなったわけで
1925 1923
2022/06/24(金) 10:57:19 ID: UirSDBGW9S
>>1924
なるほど、確かにしっかり整備と訓練して必要になれば持っていくのは理にかなってそうだ
引っかかってた疑問が一つすっきりしたわ