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戸柱恭孝(とばしら やすたか、1990年4月11日-)とは、鹿児島県出身のプロ野球選手(捕手)である。現在は横浜DeNAベイスターズに所属。
概要
横浜DeNAベイスターズ #10 | |
---|---|
戸柱恭孝 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 鹿児島県 |
生年月日 | 1990年4月10日 |
身長 体重 |
178cm 88kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 2015年ドラフト4位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
駒澤大学では1年秋から二部リーグに出場し、2年秋に一部に昇格。3年秋に正捕手に定着。打撃成績はいまいちだったが、リーグ3位の防御率2.33を記録するなど、リード面に定評があった。
駒澤大学卒業後はNTT西日本に就職し、2年目に九州大会で首位打者を獲得。大阪ガスの補強選手として都市対抗野球に出場し、優秀選手賞を受賞した。その後NTT西日本で正捕手の座を獲得し、ベスト8入りに貢献。2015年も都市対抗野球、日本選手権ベスト8に貢献した。11月に一般女性と結婚した。
2015年ドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから4位指名を受けて入団した。背番号は10。
DeNA時代
2016年は春季キャンプで守備力を買われ、レギュラーシーズンはいきなり正捕手として124試合に出場。打撃でも打率.226、2本塁打、23打点と捕手としてはまずまずの成績を残し、ベイスターズ史上初のクライマックスシリーズ出場に貢献した。
ちなみに開幕戦(対広島東洋カープ)でホームランを放っており、これが2016年シーズンのチーム第1号ホームランとなった。
なお、オールスター前のホームラン競争では筒香の打撃投手を務め、見事0本塁打に抑え込んだ。
2017年は6番に定着。112試合と前年より12試合減っているが、9本塁打、52打点と打撃が開花。盗塁阻止率も.200から.353に上昇した。
2018年は不振に陥り、嶺井博希の台頭と伊藤光の入団の影響で25試合の出場に留まった。
2019年は3番手捕手となっていたが、伊藤光の離脱後に出場機会を得た。
2020年は96試合に出場し、打率.212、5本塁打、23打点を記録した。
2021年は一軍と二軍を何度も行き来した影響で、56試合の出場に留まった。
2022年は72試合の出場で打率.264、4本塁打、16打点だった。
2023年は山本祐大の台頭で70試合に留まったが、1年間一軍に帯同した。
プレースタイル・人物
- 何よりも堅実な守備が特徴。特に2016年に守備力を買われルーキーながら大半の試合でマスクを任されるなど、扇の要として活躍し、長年のベイスターズ正捕手論争に終止符を打った(はず)。
前監督の中畑清氏も、クライマックスシリーズ進出決定に際し「捕手に戸柱を固定できた事が良かった」「俺の時(2015年は捕手の失策の多さが問題であり固定出来なかった)も出来れば誰かを正捕手に固定したかったね」と述べている。 - 弱点は捕ってから投げるまでがやや遅く、盗塁阻止率が低くなりがちなところか。
- 打撃ではパンチ力を見せ、チャンスにも弱くはないが、バントはあまり上手くないようで、肝心な場面で併殺を叩くところも目立つ。
「最後の大洋戦士」
- 男臭さを漂わせる顔、泥臭くボールに食らいついていくプレイ、若手ながら社会人野球の経験で培われたベテランのような落ち着いた雰囲気を持ち、また、大洋ホエールズのオールドユニホームを着用して試合に出た際、その姿を白黒に加工した写真に違和感がなかったため、ファンからは「最後の大洋戦士」と呼ばれている。
- 「最後の○○戦士」とは「消滅した球団の最後の現役選手」という意味であり、たとえば「最後の阪急戦士」=阪急ブレーブスに所属していた最後の現役選手は、日本ハムなどに所属した中嶋聡(2015年引退)であった。もちろん戸柱は大洋に所属していたことはなく、大洋が消滅した1992年にはわずか2歳の平成産まれの若者である。
- このあだ名はチームの同僚、須田幸太のtwitterにも書かれるなど広く知られるものであったが、2017年11月23日に行われた「ハマスタレジェンドマッチ」のポスターの戸柱のキャッチフレーズは「昭和が似合う大洋戦士」であり、また試合で配られたパンフレットにはそのものズバリ「ファンから『最後の大洋戦士』と呼ばれている」と書いており、半ば球団公認のあだ名となった。
- ちなみに本当の「最後の大洋戦士」は、大洋の最終年に初登板を果たした三浦大輔(2016年引退)である。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
DeNA | セントラル・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#9 | 14612 |
成績
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | DeNA | 124 | 393 | 367 | 25 | 83 | 8 | 0 | 2 | 23 | 0 | 4 | 1 | 20 | 1 | 63 | 10 | .226 | .267 |
2017年 | 112 | 363 | 336 | 25 | 72 | 13 | 0 | 9 | 52 | 0 | 6 | 2 | 19 | 0 | 59 | 9 | .214 | .255 | |
2018年 | 25 | 59 | 56 | 5 | 10 | 2 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 9 | 3 | .179 | .207 | |
2019年 | 45 | 111 | 100 | 6 | 20 | 4 | 2 | 1 | 6 | 0 | 2 | 1 | 7 | 1 | 22 | 2 | .200 | .257 | |
2020年 | 96 | 276 | 259 | 21 | 55 | 8 | 1 | 5 | 23 | 0 | 5 | 1 | 11 | 0 | 53 | 8 | .212 | .244 | |
2021年 | 56 | 135 | 127 | 10 | 28 | 5 | 1 | 3 | 14 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1 | 18 | 3 | .220 | .250 | |
2022年 | 72 | 151 | 144 | 12 | 38 | 5 | 0 | 4 | 16 | 0 | 1 | 2 | 3 | 1 | 26 | 2 | .264 | .280 | |
2023年 | 70 | 181 | 165 | 11 | 40 | 8 | 1 | 5 | 19 | 0 | 2 | 1 | 13 | 0 | 30 | 6 | .242 | .296 | |
NPB:7年 | 600 | 1669 | 1554 | 115 | 346 | 53 | 5 | 30 | 159 | 0 | 23 | 8 | 79 | 4 | 280 | 43 | .223 | .261 |
年度別守備成績
年度 | 球団 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 捕逸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | DeNA | 捕手 | 124 | 826 | 74 | 10 | 6 | .989 | 8 |
2017年 | 110 | 721 | 63 | 2 | 13 | .997 | 5 | ||
2018年 | 24 | 140 | 11 | 1 | 3 | .993 | 0 | ||
2019年 | 42 | 239 | 27 | 1 | 4 | .996 | 2 | ||
2020年 | 95 | 590 | 53 | 4 | 7 | .994 | 7 | ||
2021年 | 54 | 301 | 23 | 0 | 3 | 1.000 | 4 | ||
2022年 | 57 | 248 | 21 | 1 | 1 | .996 | 1 | ||
2023年 | 捕手 | 57 | 369 | 48 | 1 | 5 | .998 | 3 | |
通算 | 捕手 | 563 | 3434 | 320 | 20 | 42 | .995 | 30 |
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