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打ち切りとは、それまで続いていた内容が終了することである。途中止め。
概要
一般用語としての打ち切りは「打ち切る」という動詞を名詞として使う言葉である。(例:試合は途中で打ち切りとなった)
また、漫画などの創作作品が突然終了することも打ち切りと呼ぶ。
ただし、視聴者・読者が打ち切りだと言う中には作者が大団円であると発言している場合もあり、主観的な物である事も少なくない(多くの場合、伏線と思しき描写の回収が行われていない事などがあげられる)。
テレビ・ラジオ番組(ドラマ作品等を除く)における打ち切り
テレビ・ラジオ番組等のうちクイズ・ゲーム・音楽・トーク・バラエティ番組などに分類される作品は、後述の漫画・アニメ・小説のように「本来予定されている終わり方」というものが明確に存在しないため、番組改編期などにおいてそれ以降の放送期間が延長されなくなった時点を以って「打ち切り」と言われる。
概ね放送期間が1年未満の短命な番組については事実上の「途中止め」と言えなくもないが、数年~数十年と続いてきた長寿番組の打ち切りは「途中止め」というよりも「打ち切りを以って初めてその作品(番組)の終了時期が決定する」と言うことができるであろう。
主な打ち切りの要因としては番組の視聴率や人気低迷が挙げられるが、その他にメインとなる出演者が死去したり、不祥事などを起こしたり辞意を表明したりして番組を降板するなどによっても打ち切られる場合があり、この点においては後述の打ち切り理由ともほぼ共通している。
急遽打ち切りになった場合、次の番組が正式に決まるまで「つなぎ番組」と呼ばれる穴埋めの番組を流す場合がある。これが予想外の好評を得て、人気番組や長寿番組に成長することが少なくない。
漫画・アニメ・小説における打ち切り
漫画・アニメでの打ち切りは様々な要因で、本来予定していた終わり方ができずに終了してしまったものを指す。
決められた尺の中で物語の風呂敷を畳めなかった場合も打ち切りと呼ばれることが多い。
打ち切りの要因
要因とそれらの解説・打ち切り作品の例を挙げる。また、一旦打ち切りになった後、復活したものも例として挙げている。
人気の低下・不人気
最も多い打ち切りのパターン。アンケート結果・視聴率・売り上げなどの結果から判断して、人気の低いものは打ち切られていく。漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」では特にアンケートを重視する方針を採っており、10週間(単行本一巻分)での打ち切りも多い。またアニメや漫画以外、例えばドラマやバラエティ番組などが打ち切られる理由で最も多いのもコレである。
このパターンで打ち切られた作品の中には、ファンの希望などにより連載の再開や続編などの制作などが行なわれたものもある。スポンサーの意思で復活することもあるが、極稀である。
全てを列挙するのは不可能なため、ここでは復活した漫画・アニメを挙げる。
- 宇宙戦艦ヤマト(TV版は打ち切りとなったが、劇場版や続編などが制作された。このパターンの先駆けと言える)
- 宇宙戦士バルディオス(TV版が関連動画のような悲惨なエンドになった後、もっと悲惨なエンドの劇場版が制作された)
- 機動戦士ガンダム(TV版は打ち切りとなったが、劇場版が制作された。ガンダムシリーズは現在でも続いている)
- 伝説巨神イデオン(TV版打ち切りの後、劇場版として総集編的内容の「接触編」と完結編的内容の「発動編」が制作された)
- 魔法のプリンセスミンキーモモ(一旦打ち切りが決定するも、スポンサーが玩具を売りたかったので延長された)
- ライジングインパクト(一度打ち切りになるも復活。後に再び打ち切られてジャンプ本誌での連載は終了。その後完結編が赤マルジャンプで読み切りとして掲載される。合計2度打ち切られた漫画である)
作者・スタッフの問題
漫画の場合、作者の多忙・体調不良(失踪・死去含む)やネタ切れ、編集部とのトラブルなどにより制作続行が不可能になり、打ち切られることも多い。また、作者やスタッフが不祥事を起こしてしまった場合も打ち切りとなることが多い。
- ウルトラマンコスモス(主演俳優が逮捕されたため。ただし不起訴となったために放映は再開された)
- ジンキ・エクステンド(作者と掲載雑誌の編集長に意見の食い違いが発生したため打ち切り、別の出版社に移籍し連載を再開)
- 世紀末リーダー伝たけし!(作者が逮捕されたため打ち切り。後に別の雑誌で完結編が連載され、完結)
- アクタージュ act-age(上記と同じく原作者の逮捕により打ち切り。舞台化が決定するなど多くのメディアミックスが期待されていたが、全て幻と消える形となった)
- ローゼンメイデン(連載が不自然に終了した後、別の出版社に移籍し現在連載中。作者と編集部とのトラブルが噂されている)
- クレヨンしんちゃん(連載中に作者が事故死。ストック消化後、アニメ版はオリジナル脚本で継続、漫画版はアシスタントにより「新クレヨンしんちゃん」として連載再開)
- 時間の支配者・SINNERS -罪魂使-(いずれも海外からローカライズされた漫画。連載途中に唐突に打ち切られた。詳しくは前者の記事参照)
スポンサー・制作会社(出版社)の問題
スポンサーや制作会社が資金不足になったり、倒産してしまう場合。最近は数社で提供を行なっているために、このような事態はほぼ無い。しかし漫画では雑誌の廃刊などによる打ち切りが今でも起きている。
ここではスポンサーの降板によって極端な終わり方をしてしまったアニメ・漫画の例を挙げる。
- 蒼き流星SPTレイズナー(最終回が短縮された話数の総集編的な内容だった。後にストーリーを補完するOVAが発売される)
- 合身戦隊メカンダーロボ(打ち切り決定後もフィルムの使い回しなどで予算を抑え、なんとか完結させた)
- サイボーグクロちゃん(当初の予定より放送が延長されるも、アニメーション制作会社の倒産で打ち切り。再放送で残り期間を消化)
- 超攻速ガルビオン(急な打ち切り決定だったために修正が間に合わず、最終話のラスト30秒でその後のあらすじが語られる)
- 手塚治虫のドン・ドラキュラ(テレビアニメにおける打ち切りでの史上最短話数を記録。東京では4話しか放送されなかった)
- 機獣新世紀ZOIDS(コロコロコミックで連載され人気も高かったのだがコロコロでのターゲットを若年層に絞るため高年齢層に人気の高かった本作をやめ、別の少年向けのZOIDS漫画を掲載するため打ち切られたという珍しいパターン。作者の上山道郎はウェブコミックや同人誌の形で本作の続編となる機獣新世紀ZOIDS EXを不定期で発表している。同人誌は再販がかかっていないため現在入手困難)
実際の事件・災害のため
その作品で扱っている内容が実際の事件・事故・災害などと類似していると、ほとんどの場合は放送・掲載を自粛する。そのまま打ち切りとなってしまうこともある。主に地震や殺人事件、人身事故などによる物が多い。作品が原因で事件などが起きてしまい、打ち切られることはきわめて珍しい。
- School Days(少女による殺人事件が直前にあったためAT-X以外の局で最終話の放送を自粛・打ち切りとなる。Nice boat.)
- ひぐらしのなく頃に(同じ事件の影響で東海テレビとテレビ埼玉で打ち切り。その他の局でも延期や表現の修正がなされた)
- ポケットモンスター(アニメ)(「ポケモンショック」によるもの。約4ヶ月後に時間帯を変えて放送再開)
- エコエコアザラク(放送途中で発生した酒鬼薔薇事件の影響で18話で打ち切りに。ただしテレビ東京以外では最終話まで放送した)
- 魔法少女まどか☆マギカ(東北地方太平洋沖地震が放送の翌日に起こってしまい、ワルプルギスの夜登場後の風景が被災地を想起させるものだったため、最終話に当たる11話と12話の放送が約40日間延期された。)
放送局の都合
テレビ局の都合で枠が消滅したり放送できなくなった場合にも打ち切られてしまう。
地方局ではキー局で番組の時間帯移動や急な放送期間の延長等があると打ち切られてしまうこともあるらしい(地方民からの情報求む)。
漫画における打ち切りエンドのパターン
- 俺たちの戦いはこれからだ
- 俺達の旅はまだ始まったばかりだ!
- 第一部完
- 未完
(車田正美の『男坂』において話が大きくなりすぎて作者が畳めなくなったため、未完という表現になった。後にシャーマンキングが同様の最終回の方式を採っている。)
- いきなり数年後になって成長した主要キャラクターが登場して完
- 年表でその後のあらすじを説明
- ダイジェストでその後のあらすじを説明
- ソードマスターヤマト
- そもそも完結させる気がない(単行本で加筆したのに終わらない、書き下ろしなのに終わってないなど)
- 作者が石川賢
関連動画
関連項目
- 週刊少年ジャンプ
- キユ
- 虚無る
- 最終回
- 終わる終わる詐欺
- もうちっとだけ続くんじゃ
- 俺たちの戦いはこれからだ
- 二巻乙
- お前ら…大好きな漫画が打ち切られたときのショックが分かるか…?このバスは今から秀英ビルに突っ込む!!
俺たちの編集はこれからだ!
ご愛読ありがとうございました。
ニコ百先生の次回作にご期待ください。
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- ページ番号: 617729
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