承認欲求モンスターとは、承認欲求に全てが支配された悲しきモンスターである。
当語句の「ぼっち・ざ・ろっく!」関連(怪獣の服を着た女の子の画像)については、承認欲求モンスター(ぼっち・ざ・ろっく!)のリンク先記事を参照。
ここでは承認欲求モンスターの語句自体を説明する。
概要
承認欲求とは、人間が社会に生きる上で身につけた欲求の一つである。人間は、基本的に一人で生きていくことはできない社会性の動物のため、他者との交流が生存に必須となる。承認とは、「あなたを気に掛けている」という他者からの関心のことであり、それを求めるのは自然なことである。
スポーツでよい成績を残したり、仕事でよい業績を上げた人を賞賛してほめたたえる際、褒められる人の承認欲求は大いに満たされる。あるいはもっと小さいこと、例えば通勤通学の道で毎日会う人に会釈する、飲食店で食事の後に店員に「ごちそうさまでした」と声をかける、といった日々の何気ないことでも、された側は小さな承認欲求が満たされる。承認欲求が満たされれば、次も頑張ろうというモチベーションが得られ、より良い成果やよりよい社会が形成されていくだろう。
しかし、承認欲求が行き過ぎてしまうと「もっと私を見て」「もっと私をほめて」と主張が強くなりすぎるかまってちゃんとなる。さらに悪化すると、自尊心すらかなぐり捨て周りに悪影響を与えるまでになると、邪な力に溺れた哀れなモンスターに喩えて「承認欲求モンスター」と呼ぶのである。
インターネット上の承認欲求モンスター
インターネットが発展しだすと、インターネット上でも目立つ活動をして褒められたいという承認欲求モンスターが発生するようになる。
現実世界での承認欲求の満たされなさをインターネット上に求める人たちは多い。例えば、掲示板でのコテハン、オンラインゲームのランキング、SNSでのインフルエンサーとしての活動などは承認欲求を満たしてくれる。
また、近年はSNSなどで閲覧数や「いいね!」など、承認を可視化する機能が標準でついていることが多い。自らの評価を数字で見れるようになると、なおさら承認欲求は肥大化した。
結果的に、承認欲求が病的なものとなり、世間の評価や生活能力を犠牲にしてまで、SNSで「いいね!」稼ぎをするようになっていく承認欲求モンスターが増加することとなった。
承認欲求モンスターであることを自覚しているならまだいいが、悪化すると過激な行動をとって自らを傷つけたり、あるいは迷惑行為を行って周囲にも被害をまき散らすようになってしまう。そのようにして発生したのが「バカッター」「2013年夏炎上行為ツイート連鎖事件」に代表されるインターネット上の事件である。
また、いいねを得ようとして過激な自撮りを投稿するなどして、二度と消せないデジタルタトゥーとなってしまうこともある。
関連静画
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関連項目
- 承認欲求の塊/かまってちゃん
- SNS
- いいね!
- ニコる
- 李徴/山月記
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