指芸とは、芸術の域に達しているのではと思えるレベルの、指の形や動きの美しさを示す言葉であり、またそれを讃えるタグである。
本稿では、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」における指芸について記述する。
概要
遊戯王はカードゲーム中心のアニメであり、デュエルの流れは大体同じなので、カメラワークやキャラクターのポージング、カードドロー一つにまで気を配らなくては退屈さを感じてしまう。当然ながらデュエルモンスターズにはライディングデュエルなんぞ無く、プレイヤーは立ってるだけであまり動かない。制作スタッフは毎回レイアウトにさぞ苦労したことだろう。
当時の作画監督の一人であり、独特かつ美しい指の描写に定評のあるアニメーター・加々美高浩氏は、カードゲームという性質上手がよく映る当アニメでその技巧を駆使して作品を盛り上げた筆頭であり、視聴者の多くを手フェチないしは指フェチもしくは腕フェチに陥れた。これをきっかけに加々美氏の名前も知られることになり、遊戯王で指と言えば彼の名前が真っ先に挙がる。
因みに加々美高浩氏自身の指も非常に綺麗ということは一部のファンでも有名である。
他にも、加々美氏と似た絵柄で彼同様指が綺麗な高橋和徳氏、制作当時は前述の二人と同じ制作会社所属で安定感抜群のつなきあき氏など、手の秀逸な作画は色々ある。興味のある人は是非アニメを、時間に余裕のない人は下の関連動画を是非ご覧いただきたい。
そして、作画監督だけでなく、原画や動画など数多くのスタッフの頑張りがあったからこそ、この数々のシーンが見られるということも、忘れることなかれである。
各主要キャラの指
※注意!
以下は、加々美氏が書いた主要キャラの指の特徴を記述しています。
とりあえず、
名前もしくは原作での呼称(ニコ動での愛称)
という形で呼称を書き分けています。
なにぶん製作者一人だけでは手が回らない箇所もあるので、他キャラや他作監、その他追加編集及び修正につきましては、皆様のご協力を是非お願い致します。
以上の事をご了承下さった上で、閲覧(と編集)をお願い致します。
- 武藤遊戯(AIBO)
小柄なので手も小さめ。指先と爪の形が丸っこく、幼めな感じである。
デュエル中のアクションやカードの置き方も控え目かつ丁寧。本人の性格をこういう形で表現するあたりは流石アニメーターである。
デュエルの回数が少ないのが悔やまれる。
- 闇遊戯(王様)
主人公を食ったもう一人の主人公。原作でもデュエル担当が主に彼なので仕方ない部分はあるが。
AIBOと比べると細長く、爪も長い。肌の色も微妙に違う。王様の方が一頭身ほど大きいのだが、それでも比較的小柄であるのは変わりないため手も地味に小さめ。周りの背がこぞって高いのもあるが。そもそもAIBOと同じ身体じゃなかったっけ?というツッコミは無しの方向で。
バトルシティ序盤辺りは指先も爪の形もまだ角ばりがあって普通に少年の指だったのだが、ストーリーが進むにつれどんどんスリムになっていき、加々美氏最後の作監回(ドーマ編第177回・高橋氏と共同)あたりでは見事に社長化を遂げていた。
学ランの下はタンクトップであるため、脱いでマント代りにしている時(主に昼間。昼に着ている事もあるが)は、原作には無いふつくしい二の腕が見られるので、二度おいしい。
流石にもう一人の主人公というべきか、エフェクトは派手。
- 城之内克也(凡骨)
肌色は若干だが、社長より微妙に黒め。
大きさ自体は主要キャラの中では普通だが、指がやや太めで指の関節がやや強調されて描かれているのが男性らしい。しかし加々美氏の手入れ(書き込み)による爪の長さや色ツヤから、ふつくしさが割り増しされている。ケンカの傷跡なども無い。元不良という設定が嘘のようである。おそらく忘れられている。
デュエル歴が浅い事と本人の性格からか、カードの扱いや動作は他のキャラには無い勢いや豪快さが見うけられる。
Tシャツ姿だと二の腕も見え、加賀美回の名物・アントニオ猪木の顔芸をする際にはほぼ必ず筋肉に力を込める描写があるので、腕フェチの人にも一見の価値あり。
- 海馬瀬人(社長)
皆の本命。少年指から女指へと変化していった王様とは違い、何気に初期から女指だった。肌色は王様と凡骨の間くらい。かなり細め。
長身のため手が大きい分、動作がよりダイナミックかつ迫力を増して見える。エフェクトの派手さは王様といい勝負。
カードの貴公子とか呼ばれているだけあり、カードの扱いはスタイリッシュ。たぶんこの呼び名も忘れられているのだろうが。
余談だが、顔のパーツが凡骨と似てるのは内緒。
- 闇バクラ
主要キャラ一の色白な手を持つ。王様と凡骨の間くらいの大きさ。何気に肉厚で、関節や骨が目立たない。カードの扱いは地味に丁寧。
宿主である獏良了の趣味の一環がTRPGとその人形作りだからか他のキャラと比べて爪は短め。 - オカルトデッキの使い手だけあって、昼より夜のデュエルシーンが多いので、その色白さが際立つ。
- 孔雀舞
数少ない女性デュエリストにして、指先より爪の方が長い、非常に珍しいキャラ。アームウォーマーを付けている女性はたぶんこの人だけ。
男性陣の手と比べると華奢かつ色白で、節と節の間が締まっている。主線の強弱の差が大きいのも華奢さを強調している。
元ディーラーということもあり、ふつくしく優雅なカードさばきが拝める。
- 闇マリク(顔芸)
皆の裏本命。初出が遅めだったので初めから女指だった。
作中のデュエリストではほとんどいない褐色の指であり、その特有の艶とけしからん指さばきと顔芸でファンを魅了する。舞とは違った妖艶さがある。
王様と同じく上半身はタンクトップなので、二の腕と腕ゴルで三度おいしい。
140話の、画面を覆うように右手が広がるシーンを見て「あの手に頭を掴まれたい」と思った人は数知れず。
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