探偵は
BARにいる
とは、2011年9月10日公開の日本映画。大泉洋・松田龍平主演。PG12指定。
2013年公開の続編については → 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
あらすじ
札幌・ススキノのバー・ケラーオオハタを根城とする探偵の<俺>の元へ、一本の電話がかかってくる。「コンドウキョウコ」と名乗る女からの奇妙な依頼。ヤバい匂いを感じつつも依頼を引き受けてしまった俺は、その依頼の帰り道、どう見てもその筋の連中に捕まり、雪原に生き埋めにされてしまった。
どうにか助かったものの、腹の虫が収まらない俺は、相棒の高田とともに調査を開始する。浮かび上がってきたのは、「近藤京子」という女性が死亡した放火事件と、その犯人の変死事件。それを追う傍ら、俺はあるきっかけで高級クラブの美人ママ・沙織と知り合う。2年前に夫を殺されたという沙織に惚れ込む俺だったが、調査を続けるうちに、バラバラに思われたいくつかのピースが繋がっていき、沙織の裏の顔が明らかになっていく。そして起こる新たな殺人事件――。
概要
昭和のレトロな探偵ドラマテイストを色濃く残した、ハードボイルド探偵映画。
探偵モノとしては『ベタ』を地で行く内容で、その日暮らしの探偵、謎の美女と依頼人、序盤で警告に現れる悪役など、かつての「探偵物語」などの様式美から外れることのない作品となっている。
原作は東直己の小説「ススキノ探偵シリーズ」。
シリーズ第1巻が『探偵はバーにいる』というタイトルだが、映画の原作はシリーズ第2巻の『バーにかかってきた電話』の方なので注意。監督、脚本、音楽など、主要スタッフはドラマ『相棒』のスタッフが手がけている。
「水曜どうでしょう」の大泉洋が冬の札幌を駆け巡る"かっこいい三枚目"の主人公<俺>を好演。
原作の出版は実に18年前だが、その間製作側は、札幌の町を舞台に活躍する<俺>を演じられる俳優の出現をひたすら待っていたという。ちなみに大泉起用の決め手もやはり、プロデューサーが「どうでしょう」のDVDを見て惚れ込んだからだった。
公開直後から好評で、特に北海道で非常に高い人気を集めた。日本アカデミー賞優秀作品賞受賞、キネマ旬報ベスト・テン第10位、興行収入は11.7億円。このヒットを受けて公開中に続編製作が決定し、原作第5巻『探偵はひとりぼっち』を原作にした『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』が2013年5月11日に公開された。またそれに合わせ、5月12日に「日曜洋画劇場」で地上波初放送された。
2014年3月からはニコニコ動画でも公式配信が開始されている。
どうでもいいが、舞台が札幌ということでか、背景に初音ミクのポスターが(足元の部分だけだが)映っているシーンがある。
主な出演者
関連動画
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関連項目
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