接触確認アプリとは、スマートフォンを利用した接触が確認できるソフトウェアである。
概要
2020年から全世界において、新型コロナウイルス(Covid-19)が猛威をふるっている。
初期では、判明しなかったものの、後にこのウィルスは「飛沫」により感染を広げるという特性、すなわち「接近が近いと感染しやすい。」が判明。
この特性を元に、スマートフォンのOSを提供しているメーカーである「Google」と「Apple」は技術協力を行い「スマートフォン」で接触を確認する技術を開発・公開し合わせてOSのアップデートを行った。
この「接触を確認する技術」を利用し、開発されたソフトが「接種確認アプリ」である。
この技術を用いて公開・提供されるアプリは各OS上で1つのみという制約があるため、日本の場合は「cocoa(ココア)」という通称名で厚生労働省が出している。
2022年9月13日に、厚生労働省とデジタル庁が運用する新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する方針を明らかにした。
動作について
動作について端的に説明すると、ニンテンドーDSの「すれ違い通信」である。
もう少し詳しく説明すると、スマートフォンに標準装備されている、Bluetooth機能を利用する。
元々、WifiないしBluetooth機能は、無線技術のため電波が出ている。Bluetooth機能では、無遮蔽で最大15m程度の通信ができるが電波の出力を下げると応じて距離が短くなる。
これを利用し、低出力にすることで本人を基準に、基本1m以内 (最大2~5m)の中に何台のスマートフォンがいるかどうかを検知、ペアリングの技術の一部を利用し双方の機器から通信データをやりとりする この結果、機器と通信したログ(動作履歴)を読み取り「接触した」という判定にする。
この機能のコアな部分は、OS(iOS,Android)が行うため、完全バックグランドで動作。よって常時起動する必要もなければタスクで待機する必要も無いので「勝手に動いて交換される」という負担もないものである
基本動作としては…
- インストールされた各端末に対し、14日間で固定される固有のIDが設定される。
- 1の固有のID情報は、先述したBluetooth機能を利用し「1m以内(の電波内)で、15分以上動かなかった場合」に端末同士で交換される。相手のOSの種別は問われない。
- 仮に、このアプリの利用者が、covid-19の陽性反応があり感染したとして、陽性登録を、保健所、もしくは本人の操作をを通じて登録したとする。
- この登録された情報を元に、IDを交換したIDの候補スマートフォンの一覧が、サーバーを通じて再度検索される。
- その該当IDを持つのスマートフォンに対して、「通知」と「案内」が出される。これはあくまで「そのスマートフォン」に対するものである
IDの14日間は、流行した当初のウィルス特性である「潜伏期間」の14日を考慮したものと推測される。
なお、「スマートフォンに対する」というのは、「スマートフォン」自体は「個人情報を有していない」ためであり、子供含めた共用して使っている場合は、その「共用」している「誰か」となる。
最終的には、「濃厚接触者になった」つまり「これから症状が出る(可能性がある)ことを通知するソフト」であるが、誤解を含めていうと「ウイルスを検知できるソフト」になっており、どこぞのFPSゲームのようなアイテムソフトの扱いにもなっている。
導入当初の反応・賛同・批判
未知のウィルスに対する不安、治療薬の未対応、自宅待機などを含めストレスは過大となっており、基本は批判となっている。
まず、上がったのが、「個人情報が抜かれる」である。
しかし、Google/Appleともに出した見解では「暗号化されている上に、IDや交換される内容に『電話番号・メールアドレス・GPSのような個人を特定する情報は無い』」であった。 もう少しぶっちゃけると、このアプリ以外で使われるソフトの方が場合によっては「もっと酷い個人情報を抜いている」ため「騒いだところで・・・」というのが冷めた見方である。
次に、「Bluetoothでバッテリーが消耗する」である。基本的なことを言ってしまうと、iPhoneやAndroidは、電波で影響を受ける場所になければ「常時ON」である上に、そんな場所であっても、機械に疎いヤンキー(死語)やお年寄りは「何言ってるのかわからない」と徹底無視である。
そのほか、今日日ファイル交換・電話先交換、無線イヤホン、無線ヘッドホン、Apple Watchなどで同じ電波は使われているほか、接触アプリ以上に電力を消費している。 よって、変わったとしてもバッテリーで数十分程度である。
ちなみに、「Bluetoothでバッテリーが消耗する」をツイートするような、ツイッター廃とかであれば、 バッテリーの利用はツイッターが50%、ブラウジングで25%、接触アプリはおおよそ2%~5%でメールアプリと同様となるが野暮である。
技術面では、「あの敵同士のGoogleとAppleが、技術で手を組んでいるなんて熱い展開だ!」といった映画などの影響を受けた人の意見もあったが、「『GAFA』で、どっちも個人情報やら抜いてる悪の枢軸じゃねーか」という意見もあった。
これらを総合して、インストールする・しないは、各個人の性善にそったことになり、 不要な人は、OSの更新を保留できるほか、その確認アプリを「インストールしない」という選択肢をとった。
結果、アプリであるが故に利用者がいないと効果を発揮しないものの、途中から「人類vs人類」の争いによりソフト自体がどうでもよくなった。
アプリ公開に対する反応・賛同・批判
基本批判となっているほか、運用が見え始めたことでそちら側での問題も出始めた。
そもそも「機能していない」という、AndroidやiOSでの不具合が多発する。
この辺は、日本国内含め、短期でかつマルチプラットフォームに理解者する開発者が少ないことによるものである。
次に「運用が伴わなかった」。こちらは、当初より「保健所」が「PCR」検査および検体検査などで業務過多になったことで「HER-SYS」の登録が行われなかったこと、 ほか医者(町医者などの小さい所も含む)のデジタル度合いよりさらに導入が遅れ、結局は、「FAXの方が早い」という根本的なところに至ってしまったなどがある。
そのほか「人口過密な満員電車で意味がない」「過疎地域に接触もくそもあるか、こちとら感染しただけで指さされる地域やぞ!」と、相変わらずの、「人類vs人類」の争いでアプリはすでに関係ないこともしばしば見られた。
アプリの終了の対する反応・賛同・批判
2022年、ウィルスの変異およびワクチンの普及や対応方法の変更などに伴い、
時の、河野太郎 (デジタル大臣)は2022年9月13日に、厚生労働省とデジタル庁が運用する新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する方針を明らかにした。
これは、新型コロナ感染者情報を管理するシステム「HER-SYS」の運用見直しに伴うものだが、同システムを基盤としているCOCOA影響を受けるため併せて機能が停止になる
未知のウィルスに対する不安などは減っているものの、テレビマスコミ含め「日本政府と自民党のやることはすべて悪」ということで、同様に批判となっている。
基本は、「税金の無駄遣い」である。なお開発に投じた金額は「3億9000万円」、国民一人あたり3円、ちまたで有名な「ウマ娘」は「60億2000万円」、 同様の金額としては、東京都の「小笠原諸島振興開発計画に基づく外来種対策」が「3億7562万9000円」
なお、新型コロナ感染者情報を管理するシステム「HER-SYS」含め当初受けた「パーソルプロセス&テクノロジー」などを含めると、初期はもう少し高く、下請けほか開発は雀の涙と思われる。ちなみに、この辺言い出すと「勝ち馬投票券(大穴)を当てられるのか?」や「全国の宝くじで一等前後賞を一回で当てられるのか?」などバケツの水を掛け合う争いが始まる。
ほか、
「COCOAは失敗したかもしれないが、無駄だったとは思わない。アプリを開発して、維持していくことの難しさがある。無駄だったと切り捨ててしまうと、本当に無駄になる。」
「COCOA ログ解析ツールが出たのが遅かった、これと組み合わせると駅へ行ったり出会った人数を思い出せてとても有用だった。」
「Bluetoothを使った接触追跡アプリは世界で100以上も登場したにもかかわらず成功例はゼロだと考えると、もともとの構想そのものが実現困難だったのでは。」
「マルチOSプラットフォームを前提に、これだけの規模で利用されるシステムを少人数のオープンソースによる開発体制で開発したのは前例のない取り組みだった。その分、できたことできなかったことをきちんと検証し、今後に活かしていくことが何より重要」
と反省と技術の有用性について流れるほか、また、通知されたことで気づく人もということで、少なくとも全く無駄だったかというと、大量の金額を投じても日の目を見ないアプリもあるためまだ無駄ではなかったと考えられる。
2022/11/24にApple Storeで明確に機能を停止する案内のソフトが配信された。
関連リンク
関連項目
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