接近メロディとは、接近放送の冒頭に流れる短いメロディ、もしくは列車がホームに接近・入線する際にホームで流れるメロディのことである。後者は入線メロディと呼ばれることもある。
概要
接近メロディと呼ばれるものは、大きく分けて2種類ある。
接近放送のチャイム代わりとして
ひとつが、JR東日本やJR西日本関西地区などで使われる5秒前後(ジングル調やチャイム調)の短いもので、列車の到着を予告する接近放送の冒頭に流れる。接近チャイムと呼ばれることもある。従来、接近放送の前には2音から4音程度のチャイムが流れていたが、これをメロディに置き換えたものであるため、その性格は後述の入線メロディとは大きく異なる。JR西日本の関西地区をはじめとして、後述の入線メロディと合わせて使用される駅も存在する。
- JR東日本: 「♪~ まもなく、2番線に、快速、東京行きがまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックまで、お下がりください。」(付帯放送は省略)
- JR西日本・大阪環状線: 「♪~ まもなく、4番乗り場に、14時46分発、普通、天王寺方面行きが、8両でまいります。黄色い線までお下がりください。~(略)~電車がまいります。ご注意ください」(続けて入線メロディが繰り返し流れる)
JR東日本 | |||
ATOSチャイム | ![]() |
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JR西日本 | |||
大阪環状線ほか | ![]() |
阪和線 | ![]() |
神戸線・京都駅予告放送 | ![]() |
汎用 | ![]() |
列車の接近・入線警告音の代わりとして
もうひとつが入線メロディとも呼ばれるもので、列車がホームに到着する際の風圧などによって乗客が線路に転落したり、電車に接触してしまうような事故を防ぐために、踏切の警報音やブザー、チャイ ムなどを警告音として流していた物を列車の到着予告を兼ねて10秒から30秒程度のメロディに置き換えたものである。
接近放送(アナウンス)はこのメロディの前、もしくはこのメロディとは全く独立して放送される。なお、地方では従来どおりベル(接近ベル)や踏切警報音の使用や、放送なしという場合も多い。
JR西日本をはじめとした西日本方面や、京急などの私鉄で多く使われるが、JR東日本エリアでもどこかで使われていたような入線メロディ付きのフォーマットになっている駅がある。
JR西日本 | |||
神戸線(さざなみ) | ![]() |
山陰本線 | ![]() |
大阪環状線ほか(入線) | ![]() |
大阪環状線ほか(通過) | ![]() |
阪和線(入線) | ![]() |
阪和線(通過) | ![]() |
汎用 | ![]() |
京都駅(入線) | ![]() |
京急 | |||
レントラー舞曲 | ![]() |
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それ以外 | |||
大阪市営地下鉄接近メロディ | ![]() |
大阪市営地下鉄接近メロディ2 | ![]() |
TOA オリジナルチャイム4 | ![]() |
接近メロディの関連動画
関連項目
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