概要
正確にはセルシウス度であり℃の記号を用いて表現する。日本における温度の一般的な表現方法であり、世界的に使われている。他の温度の表現方法として華氏やケルビンがある。
元々の定義としては水の氷点(凝固点)を0℃、沸点を100℃としていた。現在は水の三重点を0.01℃、三重点と絶対零度との温度差を273.16で割ったものを1℃としている。つまり、摂氏を求める場合はケルビンから273.15を引くだけで良いし、温度差の表現ならどちらを使っても同じ値になる。
単位の記号にCが使われているのは考案者である「Celsius(セルシウス)」の頭文字から。また、日本で摂氏と表現するのは中国音での翻訳「摂爾修斯(セルシウス)」から来ている。
元々の定義が氷点と沸点の間を100分割することだったため名称がcentigrade(センチグレード)だった時期があり、現在でもイギリスやアイルランドなどでは通じる場合がある(現在では基本的にセルシウスを用いている)。
ちなみに、もう一つの温度表現に華氏℉がある。こちらは氷点を32℉、沸点を212℉としている。利点は人間のほとんどの生活環境の中であれば0~100の範囲で表現できることである。
華氏を摂氏にしたいときは (華氏-32)×5÷9 で求めることができる。
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