断髪とは、
- 髪を切ること。
- 髪を首筋のあたりで切りそろえた女性の髪形。ボブカット。
- 髷を結わず短く切った髪型であること。『荘子』にも登場する言葉。辺境の特殊な容姿・風俗としての扱いであり、「断髪文身」として刺青と並べている。これは当時筆者(荘周)の属した文化圏では髪を伸ばし髷を結い冠を被るのが正式であったため。
- 髷を切り落とすこと。日本史・朝鮮史上の「断髪令」や、大相撲の「断髪式」での「断髪」はこの意である。
本項では上記の1.について説明する。
男女問わずに使われる言葉であるが、女の子の断髪というと何か不思議というか、胸にトキめくものがある。
……というより、世の中には性交シーンよりも女の子が髪を切るシーンに興奮するという断髪フェチという存在がいることも事実である。
概要
簡単にいってしまうと、髪が長ければ長いほど女性らしい。
など、と書くと色々と文句がででくるかも知れないが、丸坊主にした美少女は少年と見分けがつかないのも事実だろう。そういった意味では「髪は女の命」という言葉も真実ではある。何故なら、「髪が長ければ長いほど女らしい」という価値観の世界で生きているからである。つまり、先天的なものではなく、後天的な要因から来るものであり、アフリカなどでは逆に女性のほうが髪が短いという現象が起きていたりする。
女性にとって髪を切るということは単に切るだけではなく、女を捨てるといった特別な意味合いを持つことが多い(あるいはそう思いこんでしまうことが多い)。失恋したから髪を切ったというネタは少女漫画ではベタなネタではあるが、失恋したから髪を切った野郎の話はあまり聞かない。
同じ人物でも、髪の長短、あるいは有る無しで受ける印象が変わってくる。「髪を伸ばせば伸ばすほど女の子らしい」の価値感でいえばベリーショートの子は女の子というよりは、少年に見えてしまうし、スキンヘッドの子に至っては女の子と見抜くのさえ困難になる。早い話、髪を切ってしまえば別人に変身してしまうのだ。切った髪の量が多ければ多いほどギャップが激しくなる。腰を越えるぐらいに髪を伸ばした女の子が、ベリーショートになってしまうと見た目的には性転換をしてしまったほどのインパクトがあり、しかも、変化が急激におきるので認識がついていかない。変化前と変化後のイメージの落差によって快感が生じる……のかもしれない。
彼女が髪を切った訳
女の子が髪を切るには様々な理由がある。ここでは、その理由を解説していく
- 刑罰、あるいは嫌がらせ。
男女を問わず髪を剃り落とされるのは恥辱であり、中国には髠刑という刑罰が存在していた。プロレスラーの剃髪マッチもそこから来ているのだろう。
更にリンチの一環として、髪を剃り落とすという発想が生まれたわけである。簡単でありながら深いダメージを与えられ、しかも、肉体にはそんなにダメージを与えないこともあって、特に女性相手に多様されるケースが多い。歴史的にはWW2のナチスの占領から解放されたフランスで、ドイツ兵相手に商売していた売春婦が丸坊主にされては町中を行進させられるという事件も起きている。
また、インド映画では女性に屈辱を与える手法として、強制断髪が多用されているように見える。 - けじめ、または反省。
坊主になることに屈辱的な意味合いがあることから、なんらかの失敗をやらかした時に自分で自分を裁くために、髪を切る、丸坊主になるという発想が生まれてくる。 - 職業的な理由。
長すぎる髪は邪魔である。ということで職種によっては断髪を強制させられる事もある。代表的なのは軍隊で、大抵がショートヘアを強制させられるが、部署によっては男同様に丸坊主にされる事もある。日本でも中学生は坊主・オカッパが中学生のデフォだったが、そのような校則を持つ学校も少なくなってきている。シャーロック・ホームズの「ぶな屋敷の怪」もこのパターンだといえる。 - 奉仕
インドでは、信徒の髪を剃り落とすことを旨とする寺院があり、そこでは老若男女を問わずたくさんの信者の髪が剃り落とされては、巡り巡ってエクステンションの材料にされている。
アメリカでは、髪が2度と生えなくなった子供のために、自分の髪を提供するというチャリティーが行われていて、中には勢い余って丸坊主になるケースも珍しくはない。 - 出家
僧侶になる時に丸坊主になるのが基本である。キリスト教でも、尼僧になる時にはベリーショートにさせられる事も基本らしい。ただし、紅楼夢の妙玉みたいに有髪の僧侶というのも存在するらしい。、また、道教の道士は髪を剃らないので注意が必要である。 - 商売
家計を助けるために、カツラ屋に丹精こめて伸ばした髪を売るというパターンもある。若草物語のジョーと賢者の贈り物がこのパターンである。最近は途絶えたように見えるのだが、エクステンション用として人毛には強い需要があるので現代もこのパターンは生きている。もっとも、ここで売ってしまうよりも、マニア向けビデオに出演したほうが実入りがゆさそうではあるが。 - アクシデント
切りたくて切ったのではなく、家事をしていたら髪が焦げてしまったので、といった事情で、やむなく断髪に至ったケース。赤毛のアンはこのパターンだといえるが、……藍華の断髪はすっげーもったいない。 - 断髪フェチビデオ出演
需要あれぱ、供給ありということで、女性が髪を切るまでの過程だけを納めた断髪ビデオという物が販売されている。
つい最近までは、欧米が主な供給源であったが、最近ではロングヘア人口が多い上に、膝下に達するほどの黒髪を一気に剃り落としてツルツルのスキンヘッドにしてしまうほどに内容が濃いことから、ここでも中国勢の躍進が目立ったりもする。ただし、モデルの質は玉石混交なので、「顔は飾りなんだから、偉い人にはそれがわからないのです」という方にはお勧めである。ただし、見過ぎると普通の断髪では物足りなくなってくるので注意が必要。また、モデルを耳から下の髪をを徹底的に剃り落とす、いわばワカメちゃんみたいなホブにするのが中華系の傾向である。
また、日本でも断髪ビテオが製作販売されているが、欧米や東南アジアに比べると高すぎる(中国だとだいたい1500円から3000円といったところであるが、日本だと8000円ぐらいからの値段になってしまう)
ちなみに、断髪ビデオに出演、および売髪だと長さによって高額な報酬が支払われるらしいので、女性の方は見当してみるといいかも知れない。 - イメチェン
- 特に深い理由はない。
……世の中って、そういうものなのだろう。
断髪した、あるいはされたキャラクター(ネタバレ有り)
あ行 | |
か行 | |
さ行 | |
た行 | |
な行 | |
は行 | |
ま行 | |
や行 | |
ら行 |
断髪はしていないけれど、2次創作で断髪される傾向があるキャラ
断髪がネタにされる有名人
- オードリー・ヘップバーン
ローマの休日は断髪史においては伝説 - ジャンヌ・ダルク
二次の世界ではショート・ロング両方で描かれる傾向にあるが、史実では髪を短く刈りすぎて少年にしか見えなかったらしい。短髪説を取る作品では当時の背景から断髪シーンが挿入される傾向にある。
ドリフターズでもバレーボール部員だが、その相方であるアナスタシア皇女も実は丸坊主にしていたことがある。 - 武則天
唐2代皇帝太宗の後宮にいたので、太宗が死んだ直後に菩提を弔う名目で尼にされたという話がある。ドラマでもそれに基づいた剃髪シーンが再現されている。
関連動画
断髪動画は、テレビやアニメの断髪シーンを集めたものと、実際の断髪シーンの二つに分かれるが、ニコ動を見るよりもようつべを見たほうがいいかも知れない。実際、ようつべから転載した動画も多い。
関連静画
静画もニコ動よりはPixivのほうが充実している。
ただし、リピドーが爆発している傾向にあるので、リョナ画像ほどでないにせよ、鑑賞には注意が必要である。
市場
関連項目
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