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新十津川駅は、かつて北海道樺戸郡新十津川町にあった、JR札沼線(学園都市線)の駅である。
概要
新十津川駅 | |
---|---|
しんとつかわ - Shin-Totsukawa | |
基本情報 | |
所在地 | 北海道樺戸郡新十津川町字中央 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道 |
所属路線 | 札沼線(学園都市線) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 | 11.4人/日 (2014-2018年度の平均) |
開業年月日 | 1931年10月10日 |
備考 | |
駅テンプレート |
しんとつかわ | |||||||
新十津川 | |||||||
Shin-Totsukawa | |||||||
しもとっぷ Shimo-Toppu |
いしかりはしもと Ishikari-Hashimoto |
札沼北線の終着駅「中徳富駅(なかとっぷ-えき)」として1931年に開業した。1934年に札沼北線が浦臼駅まで延伸されると当駅は途中駅となる。さらに1935年には石狩当別駅まで延伸され全線開業したことから、路線名から"北"がとれて札沼線の駅となった。
1953年、「新十津川駅」に改称[1]。1972年に当駅から石狩沼田駅までの区間が廃止されてからは、ふたたび終着駅となった。
もともとは「しんとつがわ」と呼んでいたが、1997年に「しんとつかわ」と読みを改めた。これは旭川駅(あさひがわ→あさひかわ)などと同じ。
末期には当駅にくる列車はわずか1本しかなく、日本一早い最終列車として知られていた。その頃の新十津川駅には乗客数を毎日カウントして記録するカレンダーがあり、それによれば2018年10月~12月(外部リンク)では最低6人から最高82人の利用があったことがうかがえる。
時刻表
(時刻は判明しているものを記載した。)
2018年3月17日改正 (廃止直前のダイヤ) |
10:00 | ||||
---|---|---|---|---|---|
2016年3月26日改正 (1往復に減便) |
9:40 | ||||
2012年10月27日改正 (石狩当別駅で系統分断) |
9:41 | 12:59 | 19:22 | ||
2008年1月25日時点 | 9:41 (札幌行き) |
12:57 | 19:22 | ||
2003年1月25日時点 | 9:40 (札幌行き) |
12:56 | 19:21 | ||
1998年8月時点 | 9:38 (札幌行き) |
12:43 | 19:21 | ||
1991年3月時点 | 9:41 | 12:39 | 19:07 (札幌行き) |
||
1986年6月時点 (3往復に減便) |
9:27 | 12:24 | 18:55 (札幌行き) |
||
1976年時点 (石狩沼田方面廃止後 5.5往復運行) |
7:50 (札幌行き) |
12:11 (札幌行き) |
14:36 (札幌行き) |
16:59 (札幌行き) |
19:10 (札幌行き) |
1940年10月10日改正 | 7:52 (札幌行き) |
11:04 (札幌行き) |
14:20 (札幌行き) |
18:15 (札幌行き) |
|
1934年12月1日改正 (国会図書館で発見できた最古の中徳富駅時刻表 当時は浦臼まで) |
8:41 (浦臼行き) |
13:49 (浦臼行き) |
16:59 (浦臼行き) |
20:37 (浦臼行き) |
歴史と隣接駅の変遷
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
当駅始発 | 中徳富駅 | 石狩橋本駅 |
隣の駅 (浦臼方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
下徳富駅 | 中徳富駅 | 石狩橋本駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
下徳富駅 | 中徳富駅 | 石狩橋本駅 |
- 1943年10月1日 - 戦時下の不要不急線指定を受け、当駅を含む区間が休止される。
- 1953年11月3日 - 浦臼駅-雨竜駅間で不要不急線指定による休止が解除され、同時に当駅の駅名が中徳富駅→新十津川駅に改称される。
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜方面) |
---|---|---|
下徳富駅 | 新十津川駅 | 石狩橋本駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 (雨竜・石狩沼田方面) |
---|---|---|
中徳富駅 | 新十津川駅 | 石狩橋本駅 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
中徳富駅 | 新十津川駅 | 当駅始発 |
- 1986年3月3日 - ダイヤ改正で当駅の列車が5往復から3往復に減らされる。また、当駅が無人駅となるが、函館本線滝川駅から駅員が派遣され一部の業務は継続して行っていた。
- 1986年11月1日 - 完全な無人駅化。
- 1991年3月16日 - 学園都市線の愛称が設定される。
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
中徳富駅 | 新十津川駅 | 当駅始発 |
隣の駅 (浦臼・石狩当別・札幌方面) |
当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
下徳富駅 | 新十津川駅 | 当駅始発 |
- 2016年3月26日 - 北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正により、3往復から1往復に減らされる。これにより、日本でもっとも最終列車が早い駅になる。唯一の列車発車時刻は9時40分だった。
- 2018年3月17日 - ダイヤ改正で列車の時刻が10時ちょうどに変更される。
- 2020年5月7日 - 札沼線の北海道医療大学駅-当駅間が廃止され、当駅も廃駅となる。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言を受けて運休が早まり、当駅に最後の列車が来たのは同年4月17日だった。
廃止後
当駅の廃止後、施設や敷地などは新十津川町に譲渡された。その後駅舎は解体され、2023年現在は更地になっているが、駅跡地に記念公園を整備する計画が持ち上がっている。
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関連項目
脚注
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- なし
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