新横浜駅とは、神奈川県横浜市港北区にある駅である。以下の5路線が運行されている。
「シンヨコ」と略して呼ばれることが多い。
概要
東海道新幹線
新横浜駅 | |
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しんよこはま - Shin-Yokohama | |
基本情報 | |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区篠原町2937 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道 |
所属路線 | 東海道新幹線 |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 | 14,915人/日 (2020年度) |
開業年月日 | 1964年10月1日 |
備考 | |
駅テンプレート |
新 横 浜 しんよこはま Shin-Yokohama |
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おだわらOdawara | しながわShinagawa |
横浜市内唯一の新幹線駅(神奈川県にはここと小田原駅の2駅しかない)。特定都区市内の「横浜市内駅」に属している。
1964年10月1日に東海道新幹線の開通と合わせて当駅が開業。開業当時、周辺は一面田園地帯だったため、「ここが横浜?」という状態だった。そのため各駅停車の「こだま」しか止まらない駅であったが、一方で「ひかり」の停車を想定し、当初から2面4線の島式ホームを採用していた。
1976年の改正で「ひかり」1往復が停車するようになり、次第に停車列車が増加。1992年設定の「のぞみ」は当初から下り1本が停車していた(名古屋飛ばしで著名となった「のぞみ301号」)。
2008年以降、東海道新幹線では品川駅とともに全列車が停車するようになった。東海道新幹線では横浜市のみならず、首都圏西南部(相模エリア)の玄関駅として機能するようになっている。
そんな大発展を遂げた新横浜駅だが、実際に発展している北口(JR東海管轄)と、裏側の篠原口(JR東日本管轄)の格差がしばしば話題となる。篠原口側には新幹線ホームからも見えるようにキャベツ畑まで残っている。
横浜線
新横浜駅 | |
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しんよこはま - Shin-Yokohama | |
基本情報 | |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区篠原町2937 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道 |
所属路線 | 横浜線 |
駅番号 | JH16 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 | 41,089人/日 (2020年度) |
開業年月日 | 1964年10月1日 |
備考 | |
駅テンプレート |
新 横 浜 | ||||||||
しんよこはま | ||||||||
小 机 | 菊 名 | |||||||
Kozukue | Shin-Yokohama | Kikuna |
1964年10月1日に東海道新幹線の開通と合わせて当駅が開業。もともと横浜線にはここに駅はなく、新幹線との交点になったために駅が新設された。
快速列車含む全列車が停車する。かつて設定されていた「はまかいじ」も当駅に停車していて、松本駅-東京駅を移動する際は直接あずさで行くよりも東海道新幹線+はまかいじで乗継割引を効かせた方が安いという事象が発生していた(東京駅だと乗継割引対象外だが、新横浜駅では対象になる)。
快速の設定時、新横浜駅は通過が予定されていたが、新幹線の利便性を考慮し停車に変更された経緯がある(因みに三河安城駅や開業当初の新大阪駅など、在来線の快速が通過する新幹線駅は実在する)。
横浜市営地下鉄ブルーライン
新横浜駅 | |
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しんよこはま - Shin-yokohama | |
基本情報 | |
所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-100 |
所属事業者 | 横浜市交通局 |
所属路線 | ブルーライン |
駅番号 | B 25 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 | 44,852人/日 (2020年度) |
開業年月日 | 1985年3月14日 |
備考 | |
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駅テンプレート |
1985年に横浜駅から当駅まで延伸し開業。「ビックカメラ新横浜店前」の副名称がある。
引き上げ線が新羽方にあり、早朝深夜には新横浜始発や新横浜行きの設定がある。
隣の駅は「北新横浜駅」という名前だが、1999年まで「新横浜北駅」という名前だった。新横浜駅と間違えて降りる乗客が続出したため、現在の名前に改称した。それでも誤乗(誤降)は今なお存在する模様。
発車メロディには当駅付近の日産スタジアムに本拠地を構える横浜F・マリノスの応援歌「We are F・Marinos」が使用されている。
ちなみにホームから上に行くエレベーターだが、あざみ野方は至って普通だが、湘南台方は、相鉄・東急直通線開業に向けた整備前は駅事務室に直結されていた。そのため後者のエレベーターを使用する場合は「事務室で改札」というレアな経験ができた。
相鉄新横浜線・東急新横浜線
新横浜駅 | |
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しんよこはま - Shin-yokohama | |
基本情報 | |
所在地 | 横浜市港北区新横浜3-7-2 |
所属事業者 | 東急電鉄 相模鉄道 |
所属路線 | 東急新横浜線 相鉄新横浜線 |
駅番号 | SH01 SO52 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 | -人/日 (20-年度) |
開業年月日 | 2023年3月18日 |
備考 | |
駅テンプレート |
神奈川東部方面線(相鉄・東急直通線)の区間であり、両社の結節駅となる。本路線の開業によって従来存在していなかった私鉄線の乗り入れが果たされ、新幹線へのアクセスが劇的に便利になった。当初は2019年に開業予定だったが、工事の遅れで最終的には2023年3月18日の開業となった。
相鉄と東急の共同管理駅となっており、相鉄側にも東急側にも駅長がいる(すなわち当駅には合計5人の駅長がいる)。南改札が相鉄、北改札が東急の管理になっている。
もちろん改札内は繋がっており、駅放送や発車標は東急仕様、改札機は(北改札含め)相鉄仕様、駅名標をはじめとする案内サインは両社のどちらでもない折衷デザインになっている。
配線は中線型の2面3線。東急方には両渡り線があり、どの番線でも到着・出発が可能。相鉄側には片渡り線しかなく、どの番線からも出発可能だが、1番線に到着することはできない。
このことから1番線の建築限界は相鉄車(およびJR車)が入線しない前提で設計されており、拡幅車体が入れるのは2~4番線のみとなっている。
ホームドアも同様に2~4番線のみ、相鉄11000系・相鉄12000系・E233系の変則ドア位置に対応した大開口のホームドアを備えている。
当駅において乗務員交代と種別変更を行う。種別変更の前後は以下の通り。
- 東急東横線→相鉄
- 東急線内急行で運行し、当駅で特急または各停に変わる。
- 東急目黒線→相鉄
- 東急線内急行または各停で運行し、当駅で特急または各停に変わる。
- 相鉄→東急東横線
- 相鉄線内特急・通特または各停で運行し、当駅で急行に変わる。
- 相鉄→東急目黒線
- 相鉄線内特急・通特または各停で運行し、当駅で急行または各停に変わる。
東急線側からは当駅折り返しの電車が多数ある(相鉄線側からも少しだけある)。
ダイヤ乱れ時には地上運用の車両や相鉄・JR直通線の車両が当駅に入る可能性があり、駅構造上も考慮されている(前述)。
当駅にまつわる話
- 東海道新幹線の営業キロは東海道本線の横浜駅と同一であり、品川駅〜小田原駅間を含む乗車券の場合は新横浜駅で途中下車した後、横浜駅で再乗車可能(逆も可能)。ただし、新横浜駅~横浜駅間の運賃は含まれていないため、両駅間の移動に交通機関を使う場合は別途運賃を支払う必要がある。
- 東海道新幹線の計画が発表されたころ、当駅が開業する前に西武鉄道の社長である堤康次郎が田畑しかないこの付近一帯の土地を「競走馬のトレーニングセンターを作る」と言って一坪4000円から8000円で買い占めた。しかしトレセンなど作らず、新幹線の計画が具体化してから国鉄に対して一坪29500円で転売してボロ儲けした……というエピソードがある。
駅周辺
駅ビル
北口にキュービックプラザ新横浜(地上19階・地下4階)がある。
ホテルアソシア新横浜、タカシマヤ フードメゾン(高島屋系列の食品フロア)、ビックカメラ、三省堂書店などが入居する。
周辺
前述の横浜アリーナのほか、新横浜ラーメン博物館などがある。
また上述した新幹線駅設置の経緯から、プリンスホテルなど、西武鉄道系列の建物が多い。
のりば・隣の駅
番線 | 路線 | 方面 | 種別 | 次の駅 | 社局 |
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1 | ■東海道新幹線 | 品川駅・東京駅行 | 全列車 | 品川駅 | JR東海 |
2 | |||||
3 | 名古屋駅・新大阪駅・広島駅・博多駅方面 | こだま ひかり のぞみ |
小田原駅 ※1 名古屋駅 |
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4 | |||||
5 | ■横浜線 | 東神奈川駅・横浜駅・桜木町駅・大船駅方面 | 全列車 | 菊名駅 | JR東日本 |
6 | 長津田駅・町田駅・橋本駅・八王子駅方面 | 各駅停車 快速 |
小机駅 鴨居駅 |
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1 | ■ブルーライン | 横浜駅・関内駅・戸塚駅・湘南台駅方面 | 普通 快速 |
岸根公園駅 横浜駅 |
横浜市交通局 |
2 | センター南駅・センター北駅・あざみ野駅方面 | 普通 快速 |
北新横浜駅 新羽駅 |
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1 | ■相鉄新横浜線 | 羽沢横浜国大駅・西谷駅・二俣川駅・海老名駅・湘南台駅方面 ※2 ※3 | 全列車 | 羽沢横浜国大駅 | 相模鉄道 |
2 | 当駅止まり(ただし平日1本のみ湘南台行きが利用する) | ||||
3 | ■東急新横浜線 | 日吉駅・武蔵小杉駅・渋谷駅・新宿三丁目駅・池袋駅・川越市駅・森林公園駅・目黒駅・赤羽岩淵駅・浦和美園駅・西高島平駅方面 ※2 ※3 | 全列車 | 新綱島駅 | 東急電鉄 |
4 |
※1 列車により異なる。
533・631・633・637・641・645・649・653号:小田原駅
507・519・655号:熱海駅
505・509・513・517・521・659号:三島駅
501・503・511・515・661・663・667・669号:静岡駅
635・639・643・647・651・657号:豊橋駅
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関連項目
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