基本データ
- 面積……793.29km²
- 人口……26,162人 (推計人口、2024年1月1日)
- 人口密度……33人/km²
- 市の木……ヒノキ
- 市の花……ツツジ
- 市の鳥……ウグイス
- 隣接自治体……真庭市、高梁市、新庄村、日野町、日南町、庄原市
概要
北の中国山地と南の吉備高原に挟まれた、新見盆地を中心とする市。
2005年(平成17年)3月31日、(旧)新見市と阿哲郡大佐町・神郷町・哲多町・哲西町の1市4町が対等合併し、新たに新見市が誕生した。
高梁川の源流域に位置し、東は真庭市、南は高梁市に、北は鳥取県日野郡、西は広島県庄原市に接する岡山県の最西北端。
岡山県の中では真庭市に次ぎ面積が広い。主要道路で端から端まで移動すると1時間以上かかる。その85%以上が山地で、花見山(1188 m)、雄山と雌山(1153 mと1067 m)、剣森山(1034 m)、大佐山(988 m)、天銀山(981 m)などの、1000m前後の山が連なっている。中心地の新見盆地ですら黒髪山(648 m)や水晶山(582 m)などが見られるなど、事実上市内全域が山間部。そのため起伏が激しい。
新見・哲多・哲西・神郷・大佐の5つのエリアで構成され、「豊かさの実感 安全・快適・情報文化都市にいみ」をキャッチフレーズとする。
岡山の県北だが、他の県北の津山エリア・真庭エリア・勝英エリアが旧美作国であるのに対し、ここ新見市は旧備中国であるため、他の県北の地域よりは、どちらかといえば、真下の高梁市および県境をまたいだ広島県庄原市の旧東城町エリアとの結びつきが強い。
北部では和牛の飼育が、南部では野菜と果物の栽培が盛ん。吉備高原は石灰岩の地層が多い地域で、日本有数の石灰岩の産地としても知られる。また、雨や地下水で石灰岩が溶けたカルスト地形が多く見られる。
市内には満奇洞をはじめ、たくさんの鍾乳洞があり、貴重な観光資源として人を集めている。
千屋地区は岡山県でも有数の豪雪地帯。このため複数のスキー場がある。
電子投票を全国で初めて実施した市。光通信網を早くから整備したりと、情報通信分野は進んでいる。
岡山県で最も生産が盛んな畜産物はニワトリの卵だが、新見市は井原市と並びそれの主な産地である。
主な特産品はピオーネ・もも・りんご・千屋牛肉・そば粉・そば茶・奥備中神代和紙・哲西栗・あいがも米・トマト・カキ・シイタケ・マツタケ・いのしし肉・備中手打刃物・新見庄米など。
最高級の国産漆と言われる「備中漆」が名産品の一つで、近年それを復興させようという動きが活発になっている。
にーみんという、ピオーネから生まれた千屋牛の子供という設定のマスコットキャラクターがいる。
前述した満奇洞は、総延長約450mの鍾乳洞。奇岩や、千枚田のような形の洞内湖などが連なり、異なる断層がぶつかる断層面の観察も可能。歌人の与謝野晶子が周辺の槙という地名にちなみ「奇に満ちた洞」と呼んだのが名前の由来。
このほか、高さ約240mの崖が続く井倉峡など、広大な面積を持つ故、景勝地が多い。
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関連項目
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