日下公人(くさか きみんど、昭和5年:1930年12月9日 - )は、東京財団前会長。兵庫県生まれ。
人物
大学卒業後は、日本長期信用銀行取締役を経て、多摩大学の大学院教授。
その後、社団法人ソフト化経済センター理事長や東京財団会長を歴任した。
現在、三谷産業株式会社監査役、多摩大学名誉教授(2007年1月現在)。
保守言論界の長老格として一目置かれる存在で、多様な話題の切り口・優しく諭す様な口調が特徴。
日本を含めた各国の政財界に幅広い人脈を持っており、数々の著書や発言からもその人脈の広さが伺える。
中学生時代に大東亜戦争を経験、米軍の航空攻撃にもさらされた。
特攻隊については特別な(当時としてはありふれていた)崇敬の念を持っており、「戦後世代には分かり辛いかもしれないが、私は彼等が羨ましかった」という気持ちを著書(「日本はどれほどいい国か」)の中でも真剣に告白している。
アニメ・ゲーム・漫画等の新しい文化に対して肯定的な立場をとっており、その種の知識・常識の吸収にも極めて意欲的。
講演等により世界各国を周る中で、日本製のアニメ・ゲーム・漫画が(各国の)若者に凄まじい影響を与えている現実を肌で感じ、日本サブカルチャーの「ソフトパワー」としての側面にも注目している。
一部の人々の間で有名な「おにいちゃんCD(妄想ボイスCDシリーズ)」の視聴者だった事が判明し、一部の人々に衝撃を与えた(恐らく、世界最高齢の視聴者である)・・・・・・(日本文化チャンネル桜:「闘論!倒論!討論!」平成20年6月27日放送回を参照)
欧米人との討論で「日本のサブカルチャーは性と暴力だらけだ」という批判が出た際、「日本ではありとあらゆる作品を作っています。過激な描写の物からほのぼのとした描写の物まで“全部”を作っています。その“全部”の中から貴方達外国人が勝手に過激な物ばかり選んでいるのでしょう?」『偏っているのは日本ではなく、外国の方です』という意味の発言で切り返し、相手を黙らせた(日本文化チャンネル桜:「渡部昇一の大道無門」平成16年11月24日放送回を参照)
上記の渡部昇一との対談番組で、「かわいいは正義」という言葉を論理的に説明している(という意見の視聴者も居る)
日本の今後を担っていく若い世代の世論の動向や発言にも詳しいらしく、日本文化チャンネル桜の討論番組(平成19年10月6放送の「闘論!倒論!討論!」)の中でマスコミを批判する際、「だから(マスコミは)国民から“マスゴミ”と呼ばれているんですね」と発言した。
インテリやインテリ気取り特有の所謂「都会化した性格」に批判的で、逆に維新志士の様な「田舎的な秀才」に期待をかけている。
ニコニコ動画にも当記事の参照動画が投稿されているので、気になる方は「日下公人」でキーワード・タグ検索をしてみると良いだろう。
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